詐欺師から学ぶ、売れる文章の書き方|だからあなたの商品は売れない

私は以前、物販系のライターをしていた時期があります。
商品を売れないポンコツライターとは、私のことです。
クライアントの添削で、連続9回訂正を指示されるという快挙も成し遂げました。
売ろう売ろうという気持ちが先走り過ぎて、どんどん押しの強い文章になっていました。
しかしある日を境にペースはゆっくりですが、少しずつ売り上げが伸び始め、1年を過ぎる頃には単価も一気にあがり、最終的には同じライターを添削する立場になっていました。
それは、売るということについてしっかりと向き合ったからだと思います。
しっかりと、文章の先にあるお客様の姿を想像することが出来るようになったからだと、自分では思っています。
あなたはなぜ、自分の書く記事が売り上げにつながらないか、気づいているでしょうか?
一生懸命書いているのに、ちっとも売れない。そんなことに悩んでいるのではないでしょうか?
そこで今回は、売れなかった商品が売れるようになる「売れる文章の書き方」についてのお話です。
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売れる文章の書き方「~だろう」は、売れないだろう
「読まれるだろう」
「分かってくれるだろう」
「売れるだろう」
そう思いながら文章を作っている人はいませんか?
そんな方は、この先の文章を読まなければいけないだろう。
「読まれるだろう」
一番多いのは
「読まれるだろう」
という幻想。
あなたが3時間も5時間も半日もの時間を割いて書いた文章は、残念ながら読まれていません。
なぜか。それは、web上にある記事というのは、有料コンテンツ以外は無料で見ることが出来ます。
「ちょっとググったろか」
そんな気持ちでググってる人もいるかもしれません。
読者にとっては、検索した先にたまたま、あなたの記事があっただけであって、自分に不必要な情報だと感じたら後腐れなく去ることが出来る記事だからです。
めっちゃ興味のある記事でも、一字一字しっかり見る人は少なく、ササ―っと要点だけ絞って読み進める人が非常に多いのも事実です。
ちょっと。そこの君の事やで。
今、文字をちょっと大きくしたから、ついついスライドする手を止めた、君の事やで。
気を付けて。
私、見えてるからね。
ほら後ろを振り向いて!!
ギャーーー!!
アカン・・・これはアカン。
ごめんなさい。何の話でしたっけ?
そうそう、読まれるだろうは読まれないって話でしたね。
営業をされていた方、セールスをされていた方なら分かるでしょうか?
「売れない」「何とかしなきゃ」
そう思った時、
- 話し方を勉強してみる
- おまけを用意してみる
- 信頼されるために身なりを整えてみる
- 笑顔の練習をしてみる
そんなことをされた方もいらっしゃるのではないかと思います。
自己啓発本を読む人も多いそうですね。
それは目の前に実際にお客様がいるから、なんとかしようという気持ちの表れだと私は思います。
では、web上で商品やサービスを提供している今、その努力はされていますか?
- 読まれないのなら、読まれる工夫をしましょう。
- ユーザーが「得したな」そう思える情報をしっかり提供しましょう。
- 信頼されたければ、分かりやすく親切丁寧な記事を書きましょう。
- ネット上では笑顔を見せることは出来ませんが、あなたの人柄を伝えることは出来るはずです。
[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="398078.jpg" name=""]こんなに一生懸命書いたのに、何で読んでくれないの?![/speech_bubble]
怒る暇があるのなら、人気ブロガーと呼ばれる人・実際にブログ集客などのweb媒体を使って成功した人の記事はなぜ読まれるのか、しっかり研究してみた方が、よっぽど健全だと思いますよ。
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「分かってくれるだろう」
私はあなたの母親ではありません。
あなたの心のうちなんて、全くもって分かりません。
そして私はアホなので、難しい言葉でつらつらと書かれた言葉は意味プーです。
おでんを作ったことのある主婦なら、これを見ただけで
[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="383076.jpg" name="主婦"]なるほど。こんにゃくから順番に入れていって、最後ははんぺんやな[/speech_bubble]
って、ご家庭によって具に多少の違いはありますが分かるかと思います。
しかし、キッチンに立ったことのないうちの夫がこの文章を読んだら?
[speech_bubble type="drop" subtype="L1" icon="025432.jpg" name="夫"]煮えにくい物って何?おでんって何?僕は誰?
あ、ただの男前やったわ。[/speech_bubble]
となると思います。
「分かってくれるだろう」
それは、自分主体だからそう思うのです。
みんながみんな、あなたレベルではありません。
そう書けば良いだけではないですか?
ちょっとの手間を惜しむのなら、「商品が売れない」と嘆くこと自体間違っているのではないでしょうか?
小手先のテクニックを色々学ぶより、ユーザーが満足できるライティングをしっかりと学ぶこと。
ということです^^
売れるだろう
はい。ここまでで大体の流れは分かりますよね。
「売れるだろう」
ほんまに思ってる?
私もそう思いながら記事を作っていた時期がありました。
そんなあなたに言いましょう。そんな気持ちで売ってる商品なんて、
売れまっせーん!!
商品はアピールするものではなく、価値を伝えるもの
アピールとは
と、いうように、商品自体の性能や効果を提示することです。
反対に価値を伝えるとは
ということ。
売ろうとしている商品の価値をしっかりと見極め、それを使う事により、どのような未来が待っているのかを具体的に示すことで、お客様は商品に価値を見出します。
例えば・・・
有名なライザップ。
ライザップがなぜあそこまで有名になれたのか。
それは「結果にコミットする」。
つまり
「あなたが痩せる事を、責任もってお約束しますよ」
という強い意思表示を提示したからです。
ライザップを使う事でどのような未来が待っているのか、ユーザーが具体的に想像できたから、ライザップは成功したのではないかと思います。
小林製薬が、今もなお売り上げを伸ばしているのはなぜなのか。
それは、小林製薬のキャッチフレーズ
「あったらいいなをカタチにする」
という、「こんな商品あったらいいな」を、ユーザー目線に立って形にし、それをしっかりユーザーに提示してきたからではないでしょうか?
あなたが売りたいと思っている商品の価値はどのようなものですか?
一度じっくり考えてみて下さい^^
商品の価値は変わります
先ほど商品の価値を提供すると書きましたが、その価値も変わることはご存知でしょうか?
- 夏におでんを買う人はいませんが、冬場になると飛ぶように売れます。
- 昔ミクシィを使っていた人は、今ではFacebookに移行している人がほとんどです。
- 数年前まではガラケー所持者が多かったのに、今ではスマホの方が圧倒的に多くなりました。
その時その時で商品の価値、価値観は変わるものです。
その時に同じ売り方、同じ戦略でまかり通そうとするのではなく、ちょっとだけ視点を変えてみましょう。
ココでは売れなくても、その商品を求めている人はいるはずです。
- あなたの商品は誰に売ろうとしていますか?
- どこでなら売れますか?
- あなたの商品を求めている人はどんな人ですか?
記事を書く時にはペルソナを意識しましょう。
そういわれても、なかなか実行に移す人って少ないようです。でも、
ペルソナを考えるとは、そういうことなんですよ。
売れる文章の書き方は詐欺師から学べる
詐欺師は、どうすれば金をだまし取ることが出来るのか必死で考えます。
言い換えるのなら、どうしたら興味を持ってもらえるのか徹底的に研究しているとも言えます。
どういう時に人は買いたくなるのかを徹底的に知り尽くし、そこに上手く入り込みます。
人は何かを買う時、必ず理由と動機があります。
- 月末までに5kg痩せたい女性は、月末に大好きな彼と海へ行くから痩せたいのかも知れません。
- この記事を読んでいる人は、商品が売れなくて悩んでおり、売れる文章を書きたいと思っているのかも知れません。
だから人は、検索するのです。ググっちゃうんです。
詐欺師がどういう時に買いたくなるのか徹底的に研究したように。
どういう時に検索したくなるのか、商品を買いたくなるユーザーがどんなことに悩んでいるのか。
売れる文章を書きたいのなら、ユーザーの悩みをしっかりと把握して解決に導いてあげなければいけません。
それが、SEOを意識したコンテンツを作るっていうことなんやで。
でも、詐欺師にはなったらダメよ♡
まとめ
売れる文章の書き方。もう少し書きたいことがあったのですが、ちょっと長くなっちゃいそうだったので、また今度書きたいなーって思います^^
コンテンツマーケティング・web上で集客をする。
そんな難しい言葉が飛び交うようになり、私達は少し惑わされてしまいそうになります。
「商品を売る」「商売をする」
それは時代とともに、その方法は変わりつつあります。
しかし結局のところ、人間の根本的な良さを忘れなければ上手くいくのではないかなーと私は思っています。
「北風と太陽」の北風がなぜ、旅人のコートを脱がすことが出来なかったのか。
それを考えてみるだけでも、考え方はちょっとだけ変わるかもしれませんね。
最後までお読みいただきありがとうございました^^