2025年5月、みらいきっては『ママのキャリアパスポート』を発刊しました。本冊子は、これからママ・パパになる方や子育て世代の方々が、自分やパートナーのキャリアについて考えるきっかけとなることを目指し、茨木市の後援を受けて制作しました。
制作の背景や冊子の特徴については、こちらの記事で紹介しています!あわせてお読みいただけますと幸いです^^
今回は、『ママのキャリアパスポート』の制作を担当したスタッフに、完成までの道のりを詳しく聞きました!少し長いですが、読んでいただけると嬉しいです。
それは違う、これも違う…の1ヵ月半
制作はいつから始めたんですか?
(スタッフ諸橋)
去年の11月から本格的にスタートし、コンセプトはわりと早い段階で決まりました。「過去の選択が今の自分を形作っており、今する選択が、未来の自分に繋がっていく」というものです。みらいきってのメンバーも、キャリアに悩みながらもそれぞれの選択をし、今こうして、共に楽しく働くことができている、という実感がありました。
そこから、「このコンセプトをどう伝えるか?」を考え始めました。最初に出たのが「手紙」案でした。「過去の自分から届いた手紙を読むことで、これからのキャリアを考える」というストーリーでしたが、特定のだれかに向けたメッセージのようになってしまったり、反対にメッセージを抽象的にすると伝えたいことがぼんやりしてしまい、ボツに…。
次に浮上したのが、「冒険」案。「人生の冒険に出かけ、その過程で仲間をつくり、装備を見つけ、最後に宝箱をゲット!」というRPG風の物語をイメージしていました。笑
一度は真剣に考えましたが、「しっくり来ないね」となり、こちらもボツになりました。
光が見えた、12月中旬
手紙案と冒険案、どちらもボツになってしまったんですね…
(スタッフ安永)
そうなんです。
その後、諸橋さんと一緒に、『主婦のキャリアについて、話そう、作ろう、考えよう』(NPO法人主婦キャリア発行の冊子)をペラペラとめくりながら、「この冊子すごくいいよね」という話になりました。
「なぜこの冊子は心に刺さるんだろう?」と考えたとき、ママたちのリアルな声や、子育てや仕事について「そうそう!」と共感できる内容こそ、ママたちが求めているものなのでは?という結論に至ったんです。
そこで、リアルな声を集めるために「Ibaraki子育てママ『自分らしく働く』座談会」を企画し、同時に子育て世代アンケートも実施することに。


きっと、さまざまな声を集めるなかで、「過去の選択が今の自分を形作っており、今する選択が、未来の自分に繋がっていく」という冊子のコンセプトに繋がるものがあるはずだ、と勝手に確信していました。笑
急ピッチで準備を進め、1月には無事に座談会を開催。さらに、目標としていた100件のアンケート回収も達成できました!
想いがカタチに
(スタッフ諸橋)
その後はスムーズに進みました。2月はページのラフ(構成と文章)を進め、3月にはデザインが仕上がりました!茨木市の関係各所の方々に確認をしていただき、5月発刊となりました!
制作してみて、どのページが一番印象に残っていますか?
(スタッフ安永)
私は、やっぱり座談会ページです!座談会当日は、「子育てしながら働くこと」に関して、前向きな意見がたくさんお聞きできました。
また、「同じような悩みを共有する場」があることで、初対面の皆さんがこんなにも仲良くなれるんだ!というのは、自分にとってで大きな気づきでした。人の人生は、家庭と会社で過ごす時間が多いと思いますが、そこに「仲間との時間」が加わることで、より豊かなものになるんだなと実感しました。
奇しくも、冒険案(ボツ案)で出てきた「仲間をつくる」というストーリーは、座談会のなかで実際に起きていましたね。(笑)
(スタッフ諸橋)
私は、Ibarakiママのインタビューページが読み応えのある内容に仕上がったと思います!
ご協力いただいた4名のママたちは、それぞれ異なるキャリアを歩んできましたが、キャリアの節目ごとに自分なりの選択を重ね、前に進んでいるのが印象的でした。
「考え方」次第で、キャリアはどのようにも築いていけるのだということを、私自身学ばせていただきました。キャリアに対して前向きに向き合うヒントが詰まっていると思います。
冊子は、茨木市内の子育て支援施設で!
冊子は、茨木市内の子育て支援施設を中心に配架しております。ぜひお手に取ってご覧いただけますと嬉しいです^^


みらいきってはこれからも、みなさまのキャリアを応援し、一歩踏み出すきっかけをつくっていきます!