書いた文章が『読まれている!』という手応えを、感じなかったことはありませんか?
「書く」ということは単純に言葉を連ねていくことなのですが、『読まれる文章』の法則を理解していないと
と読む気になれず、気持ちを萎えさせてしまうことになります。
では、読み手が『これは読めそう』と、感じるポイントは何でしょうか? 今回は、『読まれる文章の法則』について解説していきます。
WEB上で『読まれる文章』とは何だろう
WEB上で『読まれる文章』とは、相手に『これは自分でも読めそうだ』と感じさせる文章です。
どんなにしっかり説明をしても、どれだけテクニカルな言葉を綴っても、それが読み手に対し敷居を高く感じさせるものであれば読まれません。
特にWEBの文章を読む人たちは集中力がなく、ちょっとでも読みにくさを感じればページを閉じてしまうため、一生懸命書いてる側の人間としては、まじでムカつくよね〜
ただ、難しいと思える内容であっても、言葉選びや使い方が分かりやすく明瞭であれば
と、読み手の理解に影響を与えることができます。では、『読まれる文章の法則』とはどのようなものでしょうか?一つ一つ説明していきます。
1:短い
同じことを伝えるのに、わざわざ長くいう必要はありません。
と言うのに、
いやー昨日の夜、うっかりマリオカートに手を出しちゃったもんだから、夜中まで白熱しちゃってね。ドリフトガンガンやってたらテンション上がっちゃって・・・・
飲むよね。そういう時は、飲んじゃうんだよね。そしたら、『あー、嵐は2年後に休止か・・・』って次は感傷的になってしまって、YOUTUBEで嵐の動画とか検索しちゃったらもう、関連動画が私を離さないわけですよ。
気づいたら、深夜2時で、今朝は寝坊しました。だから弁当作りたくない
って、もう、結論は同じなんだから、無駄な部分端折って説明してよ! って思ってしまいますよね。あと、「早く寝ろよ!」って思いますよね。多分そういうことです。
ただ、何でもかんでも短ければ良いというものではなくて、主題と目的に見合った長さは必要です。短いというのは、省略するという意味ではなく、
- 短い文
- 短い段落
- 短い表現
- 短い単語
を心がけることです。
例えば、「感謝する」という言葉を「感謝の念にたえない」と長くいう必要はないですし、一つの文に主語と術後は一つずつにするなど、「要点を上手く伝える書き方」を知ることも大事だなーと思います。
この部分は、長くなりそうなので、次回の記事で詳しく触れたいなと思います。
2:明快、気持ちの良い文章
- 構文・構成は単純にする
- 素直な言い回し
- センテンスは短く
- 言いたいことは、遠回りせずにしっかり主張する
これは上の『短い』というパートと少し被ってしまいますが、練りに練った構成よりも、単純化されたものの方が、読み手はより伝わりやすくなります。
また最近は『語彙力』という言葉が目立つようになったせいもあり、ちょっとカッコいい言葉を使いたくなる時ありませんか? 私はあります!
コラムやエッセイなど言葉のセンスが求めれらるものは語彙があると有利になることがありますが、誰かに何かを伝える文章では、素直な言い回しの方が心にスッと入ってきますよ^^
最後に、センテンスとは句点(。)で区切る文章を指しますが、センテンスの短いものが続くと、テンポよく読ませることが出来ます。逆に短いものを続けて、時々、接続詞を交えた長い一文を加えることで、バランスの良い文章にもなります。文章って奥が深いですね〜。白目
3:ふつうの言葉
これは専門職や士業の人に多いのですが、何しか使う言葉が難しいです。専門用語や難しい言葉は、基本的に同業者にしか伝わらないと思っていた方が良いかと思います。大体の読み手は難しそうな言葉を見た瞬間、画面の前でフリーズして白目むいています。
ライターの場合、校正・校閲が入り「ここの言葉はこの言葉の意味にかかっていない」と指摘を受ける場合もあるのですが、実際サラッと読んでいる読者さんには、どうでもいいことが多いです。
紙媒体の文章ではなくWEBで自由に文章を書く場合、変に飾った言葉や言い回しを凝るより、ふつうの、素直な言葉で書くのが一番伝わりやすいのではないかなーと思います^^
4:描写的
『読ませよう、理解させよう』と思うあまり、説明がダダダーっと続く文章って読み手には結構ストレスになります。
なぜなら、読み手は「読むことと」「頭の中でイメージすること」が同時に求められるからです。私は電話しながら他のことが出来ないタイプなので、この気持ちはとてもわかります。
ではどうすれば良いのかと言うと、頭の中でイメージさせるのではなく、視覚的にイメージを持てる工夫をすることです。
- イラストで説明
- 図を使って説明
- 図表を使って説明
この一手間を面倒くさがって省く人は多いのですが、読み手を第一に考えた場合、この一手間は『読まれる文章』には欠かせないものだと言えるでしょう。
5:正確で論理的
曖昧なものや、情報が不確かな場合、「〇〇だと思いますね、知らんけど」だと、ズッコケますよね。あと関西人はこう言う無責任なものの言い方をするので気をつけてくださいね(主に私ですが)
曖昧なものや情報が不確かな場合、必ず裏付けを取ること。その裏付けされたデータは、信頼出来るのか? できれば二次情報ではなく一次情報を心がけましょう。
一次情報と二次情報の違い一次情報とは・・・本人が実際に体験して手に入れた情報
二次情報とは・・・別の目的のために収集されて、どこかで保管された情報
次に大事なのが、正確に仕入れた情報を論理的にまとめることです。
論理的な文章とは、正確に仕入れた情報を筋道立ててわかりやすく説明するということです。一気に難しくなった気がしますね。私も書いてて、もう嫌になっちゃいそうです。
例えば、思いつくがままに順序関係なく書かれた文章って、いくら文章が上手くても「コイツ、何言ってんだ」となりますよね。論理的な文章とは
- 筋道を立てて、わかりやすく説明する
- 主観的な意見だけでなく、客観的な意見も含んで書く
- 正確な情報であること
この3つが重要なポイントです。
この部分も後日詳しく記事にしたいなーと思います^^
まとめ:『読まれる文章』5つの法則とは
『読まれる文章』の法則は
- 短い
- 明快
- ふつうの言葉
- 描写的
- 正確で論理的
WEBの文章は、読み手が『これは読めそうだな。』と上から目線で思い始めると、大体読んでもらうことが出来ますよ^^
おっしまーい!