もっと、いい会社って、どんな会社だろう
「いい会社にしたい」
経営者であれば、きっと一度はそう考えたことがあると思います。
では、いい会社とは、どんな会社なのでしょう。隣の席が山崎賢人であれば、それは間違いなく良い会社というか、毎日ロマンチックが止まらない会社です。
だけど隣を見てください。ただの田中さんや、山本さんが座っているだけです。
さて、良い会社とはどのような会社でしょうか?
・売上が伸びている会社。
・利益がしっかり出ている会社。
・給与や福利厚生が充実している会社。
・社員同士の仲がよく、離職する人が少ない会社。
・お客様や地域から愛されている会社。
どれも、いい会社の大切な要素です。
けれど、何を「いい」と感じるかは、人によって違います。これって「いい人」の定義と似ていますね。自分の価値観によって左右される気もします。
そう考えると、「これが、いい会社です」と、誰にでも当てはまる一つの正解を出すのは難しいのだと思います。
このテーマで記事を書くのは難しいなぁと、ここまで書き進めておきながら、答えがわからなくなってきました。
なので、徒然なるままに…このあとは続きを書いていこうと思います。
会社を、もっと良くしたい

社員が働き続けられる職場にしたい
組織の課題を整理し、次の一歩を見つけたい
職場の課題は、研修だけで解決できるとは限りません。
社員との対話が足りないのか。
管理職が一人で抱えているのか。
人事業務が回っていないのか。
制度と現場の実態が合っていないのか。
みらいきっては、今ある職場の“詰まり”を一緒に見つけ、働き続けられる職場づくりを支えます。
まだ課題が言葉になっていなくても大丈夫です。
まずは、今の状況を整理するところからお話ししましょう。
いい会社とは、最初から完成している会社ではない
考えれば考えるほど、そもそも世の中に万人ウケする良い会社何てあるのだろうかと思えてきました。
ただ、私なりの、あやふやながらクリティカルな回答だなと思うのが、
社長自身が、
「今のままで、本当にいいのだろうか」
「もっと社員が働きやすくなる方法はないだろうか」
「もっとお客様に喜んでもらえないだろうか」
と考え続けていること。
よりよい会社にするための行動を起こしている会社が「いい会社」だと思うわけです。
働く人それぞれ価値観が違うので、全てに納得できるわけでもないと思います。「こいつ、何言ってんだ?」と思うこともあるでしょう。にっこり笑って「なるほどですね」という、肯定も否定もしない言葉で流すこともあるでしょう。私がよく使う手口です。
そんな手口を使いながらでも、「うちの会社を、もっとよくしたい」と思い続け、今日できることを一つ実行する。
その積み重ねが、会社を少しずつ変えていくのだと思います。
こんな研究結果も
パーソル総合研究所と九州大学の共同研究に、管理職1,775人、非管理職1,636人を対象にした調査があります。
この研究では、次のような結果が出ています。
わずか3か月の間に、上司の33.3%、部下の34.7%が「相手への信頼が低下する出来事」を経験していました。

つまり、信頼関係が揺らぐのは、問題のある会社だけで起きる特殊な事故ではありません。
ごく普通の職場でも、日常的に起きているということです。
抽象的な表現にはなりますが、いわゆる「いい会社」の中でも、こうした出来事は起きているのだと思います。
さらに興味深いのが、上司と部下では、「信頼できる人」を判断する基準そのものが違うという点です。
上司が部下を見るときは、
「報告や相談をするか」
「期限を守るか」
「仕事をきちんと遂行するか」
といった、“何をするか”を重視する傾向があります。
一方、部下が上司を見るときは、
「きちんと説明してくれるか」
「話を聞いてくれるか」
「困ったときに支援してくれるか」
といった、“どのように関わってくれるか”を重視します。
これを読んでいる経営者の方は、首がもげそうなほど頷いているかもしれません。
「ちゃんと仕事をしてほしい」と考える上司と、「もっと話を聞いてほしい」と感じる部下。
どちらかが間違っているというよりも、お互いに見ているところが違うのです。
だから、いい会社とは、「いつも仲がよく、トラブルが起きない会社」ではないのだと思います。
立場が変われば、見える景色も変わる。
その違いを理解したうえで、すれ違いが起きたときに対話できる環境をつくることも、いい会社に近づくために大切なことなのかもしれないなぁと思います。
完璧な会社である必要はない
結論、すべての人にとって、理想の会社になることは難しいです。
「もっと、いい会社にしたい」
そう思い続けること。
そして、その思いを言葉だけで終わらせず、具体的な行動に変えていることが「良い会社に近づいていく一歩」だと思います。
どんなに大きな会社でも離職は一定数あるものですし。
人数が増えてきたら、今までうまく回っていたものが回らなくなる事もあります。
「社員同士仲が良いんです」と嬉しそうに言う社長もいれば、「社員同士が仲良くなると不正を働くから、私語は禁止しているんです」という社長にあった事もあります。何があってん。落ち着け。大丈夫か。
大事なのは、その会社が何を大切にしているのかが明確で、それに共感する人が集まり、働き続けられることかなぁと。
社長自身の持つ価値観や掲げている言葉と、実際の職場に大きなズレがないかを見続けること。
それが、いい会社づくりには必要なのだと思います。
まず、自社の現在地を見てみる
社員さんに「この会社の好きなところ」を聞いたことがありますか?「特にないっすね」とか言われたら、どうするんでしょう。ならいっそ、聞かないほうが良いのかもしれません。
(いや、何を言っているんだ。そんなこと言い出したら、この記事が終わってしまうではないか・・・)
さて、気を取り直して。
社員が困っていることや、働きにくいと感じていることを把握していますか?
経営者が大切にしている価値観は、社員に伝わっていますか?
社内で起きている問題に対して、具体的な行動を起こせていますか?
好き勝手いう人もいると思います。「できるもんなら、お前がマネジメントして経営してみろよ。ばーか」とか思うこともあると思います。そういう時の問題は大抵、相手ではなく自分の器の小ささが原因だったりします。
会社をよくしようとして研修や1on1を始めても、目的が曖昧なままでは、形だけになってしまうこともあります。
だからこそ、まずは社員の声を聞き、会社が目指す姿と現状との間にある“詰まり”を見つけることが大切です。
そして、会社の規模や文化に合った方法で、小さな改善を積み重ねていく。
大事なのは、「何をするか」から始めるのではなく、「どんな会社にしたいか」から考えることかもしれません。
「もっと、いい会社にしたい」と思い続けること
今回の記事は解決策がなくふんわりとしてしまいましたが、そもそも完全な解決策なんてないと思います。
「もっと、いい会社にしたい」
社長がそう思い続けること。
そして、その思いを言葉だけで終わらせず、社員と向き合い、具体的な行動に変えていくこと。
それが「いい会社に近づいていく一歩」だと思います。
おしまい



