2020年春、コロナウィルスにより一斉休校となり、外で働くお母さんの
という悩みや不安の声がTwitter上で溢れました。
私は主に在宅で働くフリーランスですが、今回の一斉休校では
- 子供が家にいることで、予定外の家事が増える(昼食準備や片付けなど)
- 仕事が思うように進まない
といった悩みはありましたが、それでも「子供の預け先がない」という悩みは特になく、ただただ、やかましい子供たちをどうしてやろうかと思っただけでした。
今回の記事は
- 家族の都合に合わせて働けるフリーランスに興味がある
- 家計が苦しいので外で働きたいけれど、子供の預け先がない
- 自分のスキルをお金に変えるフリーランスという働き方に興味がある
上記のような方に、『フリーランス(個人事業主)』として主婦が働くことのメリットとデメリットについて解説します。
主婦がフリーランスとして働くことの5つのメリット
私が考えるメリットは
- 自由に時間を使える
- 空いた時間に家事もできる
- 家やカフェなど、自分の好きな場所で仕事ができる
- 夫の稼ぎに頼らず、自分も収入を得ることができる
- 家族の予定に合わせて行動できる
です。
理由については以下で解説していきます。
1:自由に時間を使える
会社などの組織で仕事をしていると、9時〜14時までなど時間が決められている場合が多いかと思います。
フリーランスの場合は時間(時給)でお金が支払われるのではなく、タスク(課された仕事)によってお金が支払われます。つまり、タスクさえしっかりこなせば作業時間はかなり融通がききます。
私の場合、平日子供達が学校へ行っている時間に仕事をしていますが、それ以外にも、夕方子供が遊んでいる間にちょこちょこ仕事をしたり、家事の合間に仕事をしたりと自分のできる範囲で時間を調整して行なっています。
平日に友達とランチの予定を入れる日は、その日は一日仕事をお休みして、翌日にまわす場合もあります。
私は末っ子が2歳の頃から本格的にフリーランスとして仕事をしましたが、まとまった時間の確保は難しくても、お昼寝や夜、隙間時間に仕事をこなしていました。
2:空いた時間に家事ができる
これは上記で解説したことと若干被ってしまうのですが、在宅で仕事しているので、空いた時間に家事もできます。
ワーキングマザーの場合、帰宅してからバタバタと夕飯の準備や片付けをする方が多いかと思いますが、時間を自由に使えるフリーランスは、仕事の気分転換に掃除をしたり、夕飯の準備やお買い物なども自分時間で動くことができるので余裕を持った生活ができます(それでも私は要領が悪いのでバタバタしていますが)
3:家やカフェなど自分の好きな場所で仕事ができる
私が「フリーランスっていいな」って考える、一番の理由かもしれません。
私は家を片付けるのが割と好きなので、お気に入りのスペースで仕事ができるのは本当に嬉しいです。本を読むことも好きなので、たまに図書館にパソコンを持って行って仕事をすることもあります。
おしゃれなカフェはドキドキして長居できない性格なので、カフェで仕事をすることはほぼありませんが、カフェが好きな女性なら、カフェで仕事ができると嬉しい方は多いのではないでしょうか。
4:夫の稼ぎに頼らず、自分で収入を得ることができる
私はもともと専業主婦だったのですが、夫の収入だけで生活しているときは、自分の物を買うときに何となく後ろめたい気持ちがありました。
夫は「俺の働いた金で!わはははは!」というタイプでは全くないのですが(笑)私自身、独身の頃から仕事をすることが好きなので働きたい気持ちもある中、保育園は落ち続けていました。
末っ子が2歳の時にフリーランス(個人事業主)となりましたが、自分の稼いだお金だと使うときも気分が良いですし、もっともっと仕事を頑張ろう!って思えますよ。
5:家族の予定に合わせて行動できる
子供がいると、参観日、役員の仕事、急な発熱、インフルエンザ、早退、今回のような一斉休校など家族の予定に振り回されてしまうことが多いように感じます。
「仕事をお休みします」という連絡ってしづらいですよね。独身の頃、私も上司に「風邪でお休みします」という電話がどうしてもできなくて(繁忙期ということもあり)、解熱剤を飲み、マスクをしてフラフラになりながら出社したことがあります。
子供の数が多ければ多いほど、子供の行事は増えますし、やむ無くお休みしなければいけない場面もあるかと思います。
主婦がフリーランスとして働くこと6つのデメリット
私が考えるデメリットは以下の通りです。
- 時間管理
- 運動不足になる
- 自分で仕事を探さなければいけない
- 収入が安定しづらい
- 家事と仕事の両立
- 用事を頼まれやすい
1:時間管理を自分でしなければいけない
人間は元々、怠けてしまう性質のある生き物らしいです。
外で働く場合、時間が決められていますし、会社に行けば周囲が仕事モードなので自分もそれに合わせて行動できます。
しかしフリーランスの場合、自由な分、自分で自分を律する必要があります。
意志の弱い人なんかは、少し厳しいかもしれません。
私もそこまで意志が強くないので、昔は「よし!今日は仕事すっぞ!」と意気込んだのに、気づいたら半日『どうぶつの森』でひたすら木を揺すりベルを貯めては、たぬ吉のお店でショッピングに勤しむという生活をしていたことがあります。
今も、本当は『ドラクエ』をやりたいのですが、そうするとゲーム廃人になって仕事をしなくなりそうなので、「見ない・触らない・ダウンロードしない」を徹底しています。
2:運動不足になる
これは人によるかと思いますが、通勤がなくなることで運動不足も懸念されます。
私は子供が3人いるので、今のところ習い事の送迎やお買い物などで1日に1回は何かしら外に出ていますが、それでも運動不足を感じることは多々あります。
3:自分で仕事を探さなければいけない
フリーランスは基本的に自分で仕事をとる必要があります。
これが出来なければ、フリーランスは出来ない(向いていない)と言っても過言ではありません。
方法としてはまた別記事にしますが、簡単にまとめると
- 人脈を使う
- クラウドワークスなどに登録する
- SNS経由
- ブログなど、自分メディアから集客する
- 営業をかける
などがあります。
自分に合った方法で仕事を受注しなければいけませんが、一度軌道に乗り出すと、仕事は次から次へと入ってきます。
ちなみに私は今ご覧いただいているこちらのサイトで集客して、仕事の依頼をいただいたり、Twitter経由で仕事が入ることがほとんどです。
4:収入が安定しづらい
これは上記「3:自分で仕事を探さなければいけない」にも通じることですが、最初の頃は収入がなかなか安定しません。
自分の頑張り次第で収入は伸ばすことはできますが、それでもうまく集客できなかったり、育児で仕事の時間が十分に取れなかったりします。
5:家事と仕事の両立
メリットの方で、「空いた時間に家事ができる」と書きましたが、仕事が多忙になってくると、家事がどうしても後回しになってしまう場合があります。
頑張り次第でどんどん収入を伸ばすことができるので、モチベーションが上がり、常に仕事のことを考えてしまい「常に仕事をしている状態」というのも珍しくありません。
私も一時期は一日中仕事をしている状態の時がありました。収入は爆上がりしましたが、家事も子育ても適当になってしまったので、反省して、今はメリハリをつけて仕事をするよう気をつけています。
が、やはり頑張った分だけ収入が増えるので気をつけていないと「家事より仕事!」となってしまいます。
6:用事を頼まれやすい
これは人によるかと思いますが、フリーランス=時間の融通がきくと思われてしまい(本当にそうなんですけど・笑)役員など面倒な役割を任されてしまう場合があります。
傍目から見ると専業主婦のように見えるので仕方ないのかもしれまん。私は割と役員のお仕事がそこまで苦痛に感じる性格ではなく、楽しんでやっているので大丈夫ですが、苦手な人は「フリーランスだけど、めっちゃ忙しいです!」という空気感を醸し出したほうが良いかもしれません(笑)
主婦がフリーランス(個人事業主)として働く方法
と悩む方もいるかもしれません。方法として私が提案するのは以下の3つです。
- 経験、資格
- 得意、好きなもの
- 時代の流れに乗る
簡単に解説していきますね。
1:経験や資格を職業にする
まず一番良いのが、経験や資格を職業にすることです。
理由としては、経験や資格は『実績』として見せることができるので、仕事を受注する際有利になるからです。
- 自分が長年続けていることは何か
- 他の人にはない経験はないか
- 保有している資格
などを考え、それらをスキルとして考えてみましょう
2:得意、好きなもの
例えば手芸が好きな人であれば、作ったものをminneで販売してみるのも良いでしょう。
私のように文章を書くのが好きな人であれば、ライターとしての職業を考えたり。
「自分の特技や趣味がお金になるなんて…」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、今は好きなことや得意なことが価値(お金)となる時代です。躊躇せずに飛び込んでみるのも良いかもしれません。
3:時代の流れに乗る
2020年、いよいよ5Gの時代となり、動画市場が今大きく動き出しています。
そんな方は、時代の流れをキャッチしたビジネスを考えてみるのも良いかもしれません 。今(2020年3月)だと
- 動画編集
- アニメーション制作
- プログラミング
が伸びているなぁと感じています。
主婦がフリーランスとして在宅で上手に働くコツ
自由に、自分のスタイルで仕事ができるフリーランスは人気の職業ですが、主婦がフリーランスとして在宅で働くためにはちょっとしたコツがあります。
私の考える在宅で主婦が上手に働くコツは3つ
- 家族に在宅で仕事をしていると、しっかり認知してもらう
- 日々のルーティンをある程度決めておく
- 在宅で働くための決まりごとを決めておく
「外で働く=仕事」と思われがちですが、「在宅=仕事」という認知をしてもらうことで、例えば納期が迫ってきているときに家族に協力してもらえたり、「お母さんも仕事をしている」という認識があれば感謝の心も生まれるのではないでしょうか。
また、在宅で働く場合、日々のルーティンをある程度決めておくことも大切だなーと思います。これはまた別記事にまとめますが、ルーティンを決めたり、在宅で働くための決まりごとを決めておかないと、グダグダになる恐れがあります(経験者は語る)
まとめ:主婦がフリーランス(個人事業主)として働くメリットとデメリット
メリット
- 自由に時間を使える
- 空いた時間に家事もできる
- 家やカフェなど、自分の好きな場所で仕事ができる
- 夫の稼ぎに頼らず、自分も収入を得ることができる
- 家族の予定に合わせて行動できる
デメリット
- 時間管理
- 運動不足になる
- 自分で仕事を探さなければいけない
- 収入が安定しづらい
- 家事と仕事の両立
- 用事を頼まれやすい
フリーランスで働く方法
- 経験、資格
- 得意、好きなもの
- 時代の流れに乗る
主婦が在宅で働くコツ
- 家族に在宅で仕事をしていると、しっかり認知してもらう
- 日々のルーティンをある程度決めておく
- 在宅で働くための決まりごとを決めておく
今回は、フリーランスのメリットとデメリットについて解説しました。
おっしまーい!