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WEBライターに資格は必要?ライティングに関する 検定一覧

高倉さん
高倉さん
WEBライターになりたい!でも、資格がなくてもできるものなのかわからない。
まさお
まさお
資格持ってる方がかっこいい感じするから、とった方がいいような気もするけど…

ライターの仕事をしている人は、みんな資格を持っているのか?気になりますよね。ちなみに私は資格を持っていませんが、8年間ライターを続けています。

 

今回は、資格の必要性とライティングに関する検定資格について解説していきます!

WEBライターに資格はあまり必要ない

Webライターになるためには「資格が必要」というわけではありません。なくてもwebライターになることは可能です。

まさお
まさお
じゃあ、なんで資格をとる人がいるの?

webライターとしての資格はあるだけで、下記のような恩恵を受けることがあります。

<webライターとしての資格があるとよいメリット>

  • webライターとしての第一印象が違う
  • 仕事の成約・受注をとる際に有利になる
  • クライアントから依頼が増える
  • webライターとしての技術があがる

webライター向けの資格を保有しているか、いないかでは、あなた自身の第一印象が変わる場合があります。

 

仕事の成約・受注の際の、第一印象が違いますので、一般の方と比較しても仕事を受けやすくなるという点がメリットといえるでしょう。また、記事を書く技術が身に付きますので、クライアントからの評価や報酬単価が上がることもあります。

 

特に、webライターの仕事は、記事を書くだけが仕事ではありません。クライアントが望む執筆内容、テーマ・ペルソナ・SEO等執筆の意図を正確に把握して、しっかり情報収集しながら、書くことが求められます。

 

そのためには文書表現力だけでなく、構成案・正確な情報かどうかを判断する力も必要とされます。

書籍・画像や動画と同じで著作権についても詳しく知っておく必要がありますので、幅広い分野の知見があることが大切です。

WEBライターの主な資格一覧

それでは、webライターの主な資格をご紹介していきましょう。まずは、どのような資格があるのかご確認下さい。

<WEBライターの資格・検定一覧>

1.WEBライティング技能検定

2.Webライティング能力検定

3.ビジネス著作権検定

4.日本語検定

5.SEO検定

6.校正士認定

7.テープライター検定

8.文章読解・作成能力検定

 

1.WEBライティング技能検定

一般社団法人の日本クラウドソーシング検定協会(CPAJ)が発行する民間資格の試験制度となります。

<WEBライティング技能検定の特徴・条件>

試験実施 月に一度
難易度 初心者
試験費用 6,000円
実務士ID発行料金 3,000円

WEBライティング技能検定の受験資格は、『WEBライティング技能検定講座を購入された方のみ』が受講の対象となります。試験問題に関して、受講した方の口コミでは、一般常識の内容も多く出題されることが多いようです。

 

WEBライティング技能検定に合格すると、合格証や認定カード、WEBライティング実務士IDの発行が可能となり、発行手数料に3000円がかかります。

<WEBライティング技能検定 を受けると>

  • ライティングスキル証明になる
  • 合格者特典が受けられる

この発行IDは、webライターとして活躍できるクラウドワークスやランサーズサザーワクス等クラウドサービスで利用でき、これらのIDを提示することで、様々な特典を受けることが可能です。

私も実際、企業でライターをしていた頃にこちらの検定を受けてみましたが、あまり良い印象は受けませんでした(約4年前に書いたレビュー記事です)

webライティング技能検定の評判。受講料払うくらいならルンバ買うわ

WEBライティング能力検定

日本WEBライティング協会が主催する検定資格です。2012年からwebライティング関連の中で最も古い歴史をもつ資格で、現在では、その受験者も1800名以上を超えています。

 

<WEBライティング能力検定の主な特徴・条件>

試験実施 年に1度
難易度 初心者〜中級者向け
受験費用 13,500円(DVDセットの場合は19,800円)
試験会場 全国16カ所
試験内容 全国一律
合格基準 88点満点

1級:80点以上

2級:70〜79点以上

3級:53〜69点以上

不合格:52点以下

特典 学生割あり(50%割引)
試験内容 ・国語
・Webライティング基礎
・コピーライティング・メールライティング
・SEO
・法律
・炎上対策
・倫理
・ミニ論文

Webライティングスキルを身に付けることで、正確な情報の提供やよりSEOを考慮した構成案を行いながら、文章作成できる技術を養うことができます。

 

こうしたスキルは、webサイトの質の向上やアフィリエイトによる報酬を得られたり、試験監督者としての依頼案件やWEBライティング協会から直接ライターとして紹介依頼を受ける事があります。

 

その他にも、下記の事業にも貢献できる可能性が生まれます。

Webサイトの内容の充実と質の向上に寄与することを目的として具体的に次の事業を行う
ことができます。

  • ホームページやブログのwebライター
  • アフィリエイト
  • SEOコンサルタント
  • 在宅ライター
  • 広報担当(コピーライター)

このような、業務に活かせることが可能です。

 

またWEBライティング技能試験とは異なり、WEBライティング能力検定は「一般社団法人日本WEBライティング協会」が運営しているため、基礎知識レベルに関する問題ばかりではありません。

 

webライティング時には、著作権の知見も知っておく必要があります。医薬品や健康食品等のwebライティングでは、薬機法等の知見が必要不可欠です。こうしたwebライティングにおける専門的な内容が出題されます。

 

ビジネス著作権検定

ビジネス著作権検定は、株式会社サーティファイが運営する検定資格で、日本で唯一著作権に関する資格を受けることができます。著作権は、ビジネス実務や日常生活において必要とされる知識です。

 

<ビジネス著作権検定の特徴・条件>

資格試験日 3~6ヶ月に一度
難易度 中級
試験階級 BASIC(Basic Level)

初級  (Primary Level)
上級  (Advanced Level)

受験資格 学歴、年齢等に制限はありません
合格基準 得点率がBASIC・初級は65%以上であること、上級は70%以上であること
合格率実績 66.6%(2019年度平均合格率)
受験資格 学歴、年齢等に制限はありません

下記は、初学者の方が要する学習時間と、初級取得後に要する上級者の学習時間の目安です。

■ 学習時間の目安
BASIC 10時間
初級 15時間
上級 45時間

 

ビジネス著作権検定は、保有することで下記のメリットがあります。

<資格を利用できるメリット>

  • 著作権に関する知識・活用能力を客観的に証明
  • 就職・転職時の強力な武器となる資格
  • ビジネスシーンでの信頼度の向上
  • 情報モラルや社内コンプライアンスとしても活用
  • 知的財産権のエキスパートへのステップ
  • 著作権の知識を活かしたプロフェッショナルへ

著作権を理解する人材は、企業にとって有益な力となります。

 

特に、コンテンツビジネスに関連した企業様やライター様には大きなアピールポイントになります。また新入社員に対するモラル教育・社内コンプライアンスの一環としても活用でき、ビジネスを進める上で大きなメリットとなります。

国家試験である「弁理士試験」「知的財産管理技能検定」の対策としても活用することができます。

知的財産管理技能検定においては、受験資格として認定されており、上級合格者は、国家資格「知的財産管理技能士(1級・2級)」の受験資格も得られます。

 

SEO検定

Webライターとして重要な知見「SEO」。SEO検定は、全日本SEO協会(AJISA)主催する資格試験です。

 

SEO検定は、4~1級まで4つの試験区分があります。上位の級の出題範囲には、下位の級の出題範囲が含まれています。そのため1級の試験対策をすることで、2~4級までの出題範囲の学習ができるようになっています。

 

<SEO検定の主な特徴・条件>

受験級 1〜4級
試験会場 全国10ヶ所(札幌・仙台・東京・大阪・名古屋・金沢・高松・広島・福岡・沖
縄)
検定試験費用 1級:8000円
2級:6000円
3級:5000円
4級:5000円
試験内容
  • SEO検定1級:ソーシャルSEO・モバイルSEO対策
  • SEO検定2級:コンテンツSEOと外部要因最適化
  • SEO検定3級:キーワードリサーチと内部要因最適化
  • SEO検定4級:SEO基礎対策

 

SEO検定では、webの仕組みや検索エンジンの仕組み等基礎知識を学ぶことができ、初心者から始められます。

 

キーワードの選定やサイトの内部要因最適化による検索エンジンへの影響やコンテンツSEOやSNS等のモバイルSEO対策等、webシステムに関係する全てのSEO対策を学習することができ、webマーケティングのスキルを習得することができます。

 

SEO検定では、4択問題で出題され、80%以上が合格ラインとなります。検索エンジの上位に表示されるライティングスキルは、Webライターとしても重要なスキルとなります。

 

検索エンジンの上位に表示されるための直接的なテクニックではなく、理論的・知識的な問題が出題される傾向があります。

校正士認定資格

校正士になるための校正士認定資格は、一般財団法人である実務教育研究所が主催しています。

 

校正とは、webや雑誌・本や新聞などの文章に誤字脱字がないかを確認することを言います。この校正を行うことに認定され、資格を取得された方が「校正士」です。

 

<校正士認定資格の特徴・条件>

受験開催日 年6回実施
受験費用 6000円
受講料金 40400円
入学金 5000円
合格率 80%

通信講座を受講する段階で入学金5,000円・受講料40,400円がかかり、校正士認定試験の受験料として6,000円も必要になります。

 

実務教育研究所が実施する校正実務講座を受講して、単元ごとに添削課題を提出して全て合格すると校正士認定試験を受験できます。

 

文章チェックの自動化ツール等も日に日に進化していますが、完全に校正業務を任せられるかというと不安なのが正直なところ。実際の仕事現場ではまだまだプロの校正士が欠かせませんよね。

テープ起こし検定

テープ起こし検定は、一般社団法人である音声テキスト化協会が主催している「テープ起こし技術者 資格検定試験」です。
<テープ起こし検定資格の特徴・条件>

受験料金 6000円
資格認定書 3000円

 

テープ起こしの検定試験に合格すると、「テープ起こし技術者 資格認定証書」が発行され、ボイテックスライターとしての社会的認知度が高まり、キャリアアップの証しとして、それぞれの就業活動を有利に運べます。

 

在宅ワークでもテープ起こしの業務案件も多く、この検定資格を有するだけで、案件を制約しやすくなります。
試験~登録後、就業までもサポートしてくれます。

 

文章読解・作成能力検定

文章読解・作成能力検定は、「文章検」ともいわれ、公益財団法人の日本漢字能力検定協会が運営する検定試験資格です。

<文章読解・作成能力検定の特徴・条件>

試験日 3月、7月、11月(但し、2級の方は11月のみ)
試験階級 2級、準2級、3級、4級
検定料金 2級:4000円
準2級、3級:3000円
4級:2000円

<文章検定を受けるメリット>

  • コミュニケーション能力の向上
  • 伝える文章力の向上

文章を作成する基礎的な能力から読解力まで、相手に伝えるための書く力や読解力のレベルがどれぐらいなのかを判断する基準になります。

 

現代では、web技術の普及によって、文章でコミュニケーションする割合が非常に高くなっています。つまり、直接会話するのではなく、人の考えや意見を、文章で表現していく機会が非常に増え、また必要とされてきているのです。

 

文章検定では、文章でわかりやすい表現・人の心を掴めるような表現力を書けるようになることを目的とした検定試験です。

まとめ

このように、webライターとしての技術を高める資格には、様々な資格がありますが、その資格がないからと言って、webライターになれないわけではありません。

 

資格がなくても経験をしっかり積めば、それが技術に変ります。

 

ただ、仕事をするクライアントは、あなたのことを知りません。第一印象でその能力を見る一つの指標に資格があります。
資格があるかないかで、クライアントを決定する方もおりますので、こうした資格は色々な部分で利用できるということを覚えておきましょう。

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のりこ
(株)みらいきって代表|メディア編集長|文章を書くことと、コンテンツ制作が大好き|キャリアコンサルタント|3姉妹の母|大阪府民| お腹が減ると、ちょっと不機嫌になります!鮭おにぎりが好き