自社の活動を広めるために、プレスリリースは欠かせません。しかし、どう始めたらよいのか悩んでしまうのではないでしょうか。
今回はプレスリリースのやり方・方法について解説します。広報になったばかりの担当者や、これからプレスリリースをやってみたい人はぜひご参照ください。
- プレスリリースのやり方・方法とは
- プレスリリースのやり方・方法|コツ
- プレスリリースのやり方 ・方法|タイミング
- プレスリリースの後は告知が重要
プレスリリースのやり方・方法とは
プレスリリースのやり方・方法をご紹介します。
プレスリリース作成前にやること
まずプレスリリースの前に確認することからご紹介します。
目的をまとめる
プレスリリースの目的をまとめましょう。どんな人にプレスリリースの内容を伝えたいのか、プレスリリース後どうなってほしいのかを考えます。
プレスリリースの要点をまとめる
プレスリリースは、たくさんの人に読んでもらう必要があるため、魅力的な内容であることが大切です。
わかりにくい情報が書かれていたり、要点がまとまっていなかったりは、読みにくいので伝わりません。
まずは要点をまとめましょう。言いたいこと、伝えたいことは1つに絞ることをおすすめします。
メディアを選定する
取り上げてくれそうなメディア、取り上げてほしいメディアを選定しましょう。
閲覧者が少ないメディアであれば、掲載してもらってもあまり反響はないかもしれません。ターゲットにしたいメディアをある程度絞って書くとよいでしょう。
【プレスリリース作成まえにやることまとめ】
- 目的をまとめる
- 要点をまとめる
- メディアを選定する
プレスリリースの書き方
プレスリリースのやり方のうち、書き方をご紹介します。
タイトルや見出しは簡潔に
タイトルや見出しはわかりやすく簡潔にしましょう。
自社への熱い気持ちがあると、ついつい長々と書いてしまうこともありますよね。自分で客観的にタイトルや見出しをチェックして、自社サービスをまったく知らない第三者にも伝わるかも確認してみてください。
短文でパッと見ただけで誰にでも通じる文章を考えましょう。
タイトルは30文字以内が理想です。
結論は先に書く
プレスリリースは結論から書きましょう。最後まで読まなければ結論がわからない文章だと、読者が早期に離脱する可能性が高くなります。
冒頭に一番伝えたいことを書きます。
(例)
「A社が新商品Bを発売しました」
このように、言いたいことを最初に持ってきましょう。上記の例であれば、その後に続く文章に新商品Bについて説明をしていき、読者の興味を引いていきます。
専門用語・業界用語を使わない
専門用語・業界用語を使わずに書きましょう。
ついつい社内で検討しながらプレスリリースを執筆していると、専門用語や業界用語が多くなってしまいます。
一般の人が読んで「聞いたことがない言葉だけど、どういう意味だろう」と理解できないことが考えられますよね。
「難しい言葉」や「知らない言葉」が多いと、読んでいてストレスになり、最後まで読まれない可能性があります。
なるべく専門用語・業界用語を使わずに書きましょう。どうしても専門用語を使用する場合は、補足説明を入れることをおすすめします。
見直しをする際に、業界のことをまったく知らない人でも理解できる内容かチェックしましょう。
5W1Hを明確に書く
プレスリリースに限ったことではありませんが、文章は必ず5W1Hを明確に書きましょう。
5W1Hとは、「いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのように」のこと。
これらを正確に書くとわかりやすい文章になります。
つい主語や目的語を省略してしまうことが多いのですが、省略してしまうと読み手に正確に情報が伝わらない場合があるので、略さないようにしましょう。
数字はしっかりと書く
プレスリリース内に数字が登場する場合は、明確に記載しましょう。
例えば、「31人」という事実があるときに「約30人」と書くのではなく「31人」と事実を記載したほうがよいです。
値段の記載も注意が必要です。「安い」「高い」といった感覚は、人によって捉え方が違うからです。
値段を記載する際は、「約2,000円」ではなく、「1,998円(税込み)」など正確に記載してください。
商品概要、問い合わせ先、社名を書く
新商品の紹介の場合は、商品の概要、商品ページのリンクを記載しましょう。さらに、問い合わせ先や社名も忘れずに書きます。
読んだ人が自社サービスに興味を持った場合に、自社と繋がれるように商品概要や問い合わせ先、社名を書いておくとよいのです。
写真を撮影する
新商品を紹介したい場合は、商品の写真を撮影しましょう。
プレスリリースが文字ばかりだと、読みにくく感じることがあります。
画像を挿入することで印象も変わります。
商品画像は、カメラマンに依頼するのがおすすめです。自分たちで撮影をする場合は、背景にもこだわってくださいね。商品が引き立つように、商品以外のものは軽くぼかすとよいでしょう。
【プレスリリースの書き方まとめ】
- タイトルや見出しは簡潔に
- 結論は先に書く
- 専門用語・業界用語を使わない
- 5W1Hを明確に書く
- 数字はしっかりと書く
- 商品概要、問い合わせ先、社名を書く
- 写真を撮影する
プレスリリースのやり方・方法|コツ
ここまでプレスリリースのやり方、方法を記載しました。方法がわかっても、はじめて書くとなると、不安もありますよね。
ここではコツをご紹介します。
他社のプレスリリースを読む
他社が書いたプレスリリースをチェックしてみましょう。他の人の文章を読んで、どんな内容だと読みやすいのか研究するのがおすすめです。
1文は何文字くらいで納めているのか、どんな風にタイトルを付けているのか、など見てみましょう。
よい文章があれば、どんどん真似をして取り入れてみてください。
事前に読んでもらう
プレスリリースを書いたら、自社内で読んでもらいましょう。
わかりやすい内容かどうか、初心者でもわかる内容なのか、客観的な視点でチェックしてもらうことをおすすめします。
可能であれば、勤続年数が短い人、業界の知見が浅い人(新入社員など)がよいでしょう。初心者に近いレベルの人に読んでもらい、「どこかわかりにくいところはない?」と聞いてみるのもおすすめです。
プレスリリースのやり方 ・方法|タイミング
プレスリリースはタイミングも重要です。おすすめは火曜日、水曜日、木曜日の10時ですので、参考にしてみてください。
他の曜日を避けたほうがよい理由は、プレスリリースを公開した直後にメディアに見てもらえない可能性があるからです。
プレスリリースの後は告知が重要
自社サイトで、プレスリリースの告知がとても重要です。「新着情報」、「お知らせ」ページに「〇〇のプレスリリースを配信しました」などと書くとよいでしょう。
実際にメディアで掲載された場合は、「メディア掲載実績」に記載することもおすすめします。
まとめ
プレスリリースは、まず目的や要点をまとめるところから始めましょう。掲載してくれそうなメディアをある程度絞って、ターゲットを決めることをおすすめします。
タイトル、見出しは短く簡潔にしましょう。結論から書くと伝わりやすく、読者離脱も少なくなります。
専門用語や業界用語をなるべく使わずに、どんな人にでも伝わりやすい文章を心がけ、数字や5W1Hを意識して書きましょう。社名や問い合わせ先、商品リンクも忘れずに。
他社のプレスリリースを読むと、文章が上達しますよ。
おっしまーい^^