ライターの仕事を始めたいのに
- 仕事の始め方が分からない
- 仕事の獲り方が分からない
といったことで、つまづいていませんか?
Webライターの仕事は、始めるまでにいくつかの段階を踏まなければなりませんが、それぞれの工程は難しくありません。この記事で解説してあるとおりに進めていけば、仕事を始める準備は整いますよ。
また、採用してもらう上で大切な応募のポイントや、テストライティングの注意点についてもまとめています。
ぜひ、最後までご覧になってください。
- Webライターの始め方
- Webライター初心者の仕事の取り方
- ライティングのテストの注意点
- ライターの勉強としておすすめなもの
Webライターの仕事の始め方【準備編】
Webライターの仕事では、パソコンとインターネット環境が必要になります。また、正しい心構えを持ったりクラウドソーシングサイトに登録したりといった準備も重要です。確認してみましょう。
パソコンとインターネット環境は必須
Webライターになるにあたり、パソコンとネット環境は必須です。Webライターは文章を書くのが主な仕事ですが、それに付随する作業もいろいろとあります。
- 記事を書く前のリサーチ
- メールなどでのクライアントとのやりとり
- オンラインミーティング
- ファイルのダウンロードやアップロード
インターネットを無制限に使える環境がないと、こういった作業はまず出来ません。
正しい心構えを持つ
確かに想像と違って辞めてしまう人もいますが、最初から正しい心構えを持っていれば、そうしたギャップを感じなくて済むでしょう。
Webライターはお小遣い稼ぎではなくビジネス
Webライターのお仕事は、あくまでもビジネスです。「お小遣い稼ぎ」という気持ちでやっていると、いつまでたっても収入が上がりません。
最初はなかなか高単価の案件を獲得できず、「時給換算すると100円程度しかない……」という状況になってしまうかもしれません。しかしそこで手を抜かず誠実に仕事をしていれば、おのずと収入は上がっていきます。
パソコンの向こうには人間がいることを忘れないで
もう1つ胸に留めておきたいのは、パソコンの向こうにはいつも人間がいるということです。
Webライターの仕事は、人と直接関わりながら仕事をすることが少ないため、パソコンを相手に仕事をしているような気分になってしまうことがあります。
しかし、あなたが仕事をする相手はクライアントという人間ですし、あなたの書いた記事を読むのも生身の人間です。そのことを忘れないようにしましょう。
クラウドソーシングに登録する
Webライターとして仕事をしていくために、まずはクラウドソーシングができるサイトに登録しましょう。
クラウドソーシングとは、企業などがインターネット上で業務委託を行うことを言います。
クラウドソーシングのサイトはいろいろありますが、王道なのは次の2つです。クラウドソーシングの大手で、Webライター初心者OKの案件が多く募集されています。
最初はライターの仕事に慣れることを第一に考え、慣れてきたら登録するサイトを増やしていってもいいでしょう。クラウドソーシングができるサイトを紹介しておきます。
プロフィールはしっかりと書く
クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサイトでは、プロフィールをしっかりと書きましょう。クライアントは、プロフィールであなたがどんな人かを判断するからです。
- 学歴
- 経歴(結婚、出産なども)
- 資格
- 特技や趣味
自分では普通だと思っていることでも、クライアントの目に留まることがあります。書かないままでは、もったいないですよ。
また、プロフィールのページではアイコンを設定できるようになっています。デフォルトのままにするのは避け、出来ればご自身の写真を入れてください。しっかりと顔を写したものでなくてもいいので、あなたの雰囲気が伝わるものにしておきましょう。
Webライター初心者の仕事の取り方とは?
準備が整ったら、どんどんライティングのお仕事に応募していきましょう。
応募する際のポイントを解説します。
文字単価0.5円以上の仕事を探そう
Webライターのお仕事は、次のような条件で募集されていることがほとんどです。
- 文字単価◯円(1記事あたり**文字程度)
- 1記事あたり◯円(1記事は**文字以上)
このとき気をつけてほしいのは、文字単価0.5円以上の案件を中心に応募すること。
クラウドソーシングでは、初心者もOKとして文字単価0.1円という低報酬でライターを募集している案件も多数ありますが、あまりおすすめはできません。労力と報酬があまりにも釣り合わず、Webライターの仕事が嫌になってしまう可能性があるからです。
応募しても採用されないことが続くと、「報酬の低い案件なら採用してもらえるのではないか」という考えが浮かんできてしまいがちです。自分の安売りはやめてくださいね。
応募文は丁寧に書く
クラウドソーシングでは、面接が行われずに採用の可否が決まることがほとんどです。そのため、自分をアピールできる場所は応募文しかありません。応募文は丁寧に仕上げましょう。
- 簡単なプロフィール
- これまでの経歴
- 応募の動機
- 自分がどのように貢献できるか
すでにWebライターとしての実績があるなら、実績も必ず入れましょう。実績がまだない場合は、応募する案件に関連する経歴を書いておくと良いアピールになります。
ただし、アピールしたいからといって長文になってしまうと、逆にクライアントからの印象が悪くなってしまいます。自分の強みが簡潔に伝わるようにしてください。
素早い返信を心がける
Webライターの仕事は、素早い返信を心がけることが大切。クライアントからすると、すぐに返信をくれる人のほうが安心でき、信頼度アップにつながるからです。
クライアントからメッセージが届いたら、できれば半日以内に、遅くともその日のうちに返信するよう心がけましょう。
テストライティングで注意したいこと
Webライターの仕事に応募すると、「テストライティング」を実施される場合が多いです。実際の記事を見て、適正があるかを判断するために行われます。
納期は守って当たり前
Webライターの仕事は、納期は守って当たり前だと考えてください。最初は記事を完成させるのにとても時間がかかりますから、時間に余裕をもって執筆を進めなくてはなりません。
どうしても期限までに納品できそうにない場合は、納品が遅れる旨を必ずクライアントに連絡しましょう。報連相がしっかり出来るかという部分も、テストライティングでは見られています。
マニュアルは熟読する
クライアントから、記事を執筆する上での「マニュアル」を渡されることがあります。マニュアルには、記事の構成の作り方やリサーチの仕方、記号や顔文字を使ってもいいかなどが記載されています。
マニュアルは熟読し、マニュアルから逸脱せずに記事を書くよう、心がけてください。クライアントは、記事チェックの効率化を図るためにマニュアルを用意しています。
そのため、マニュアルどおりに記事が書けているかどうかも、採用するときの重要なポイントなのです。
文字数が足りないときは情報を足す
テストライティングをしてみると、記事が完成したのに規定の文字数に足りない、という事態になることがあります。
そういった場合、語尾の言い回しなどで文字数を足りるようにしてしまいがちですが、そのような小細工は見抜かれてしまいます。
文字数が足りないときには、語尾でつじつま合わせをするのではなく、情報を足すことを心がけましょう。
納品前に誤字・脱字がないか必ず確認する
記事が完成したらすぐ納品したくなってしまいますが、その前に1つやるべきことがあります。それは、誤字・脱字がないかのチェックです。
誤字や脱字の多い記事は、Webライターとしての信頼度が落ちてしまいます。マニュアルに書かれていない場合でも必ず行いましょう。
記事が完成してからすぐにチェックするよりも、時間を空けてからチェックする方がより間違いに気づきやすくなります。
仕事と平行してライティングやSEOの勉強をしよう
Webライターとしてスキルアップするために、ライティングやSEOの勉強を進めましょう。
すぐには成果に表れなくても、少しずつ実力の底上げをしてくれます。
Webライターに資格は必要ない
Webライターの検定として、よく知られているのは次の2つです。
- WEBライティング技能検定(一般社団法人日本クラウドソーシング検定協会)
- Webライター検定(クラウドワークス内で実施されるもの)
しかし、こういった資格はWebライターのお仕事をする上で必ずしも必要なものではありません。資格の有無よりも、これまでの実績や、実際の文章力を評価して採用するクライアントがほとんどだからです。
検定の受験は、ライティングの勉強の1つとして捉えておくといいでしょう。
Webライターのお仕事を増やしたい、報酬をアップしたいということであれば、他のWebライターとの差別化を図ることが大切です。そのためには、自分の得意分野の知識を深めたり、興味のある分野をどんどん勉強していきましょう。
SEOの勉強をする
Webライターは、SEOの知識を身に着けていると重宝されます。
SEO(Search Engine Optimization)とは、日本語では検索エンジン最適化という意味。SEO対策ができているほど、検索したときに上位表示されやすくなります。
検索結果で上位表示されれば、記事を読んでくれる人が多くなり集客効果は高まります。そのため、サイト運営者はSEOの知識があるWebライターを求めているのです。Webライターとして仕事をしていくなら、SEOの知識は必須と言えるでしょう。
SEOについては、ネットで検索すればたくさんの情報が出てきます。ネット上の無料の情報でも、十分に勉強できるでしょう。
SEOを勉強するために本を購入するなら、「沈黙のWebライティング」がおすすめです。
すごく分厚い本ですが、ストーリー形式でマンガで描かれている部分もあるので読みやすいですよ。
文章力を磨く
ライターの仕事をしていると、「文章のリズムが悪い」「うまい言い回しが出てこない」など、自分の文章力が足りないと感じる場面が出てくるでしょう。
Webライターとして上を目指していくのであれば、仕事をしながら少しずつ文章力の勉強も進めていきましょう。
読みやすい記事に出会ったら、書き写してみるのがおすすめです。句読点の位置や文章の組み立て方など、読むだけでは分からなかった気づきがありますよ。
また、本で文章力の勉強をしたいという方には、「新しい文章力の教室」をおすすめします。
書く前の準備や読ませる工夫など、文章を上手に書くためのたくさんのヒントがつめこまれています。項目ごとに必ず具体例を盛り込んであるので、とても分かりやすいです。
慣れてきたらSNSやブログの運営をしてみよう
Webライターの仕事に慣れてきたら、SNSやブログの運営を始めてみましょう。SNSやブログから問い合わせが入り仕事につながることは、意外と多いからです。
WebライターがSNSを始めるなら、文字が主体となるTwitterがおすすめです。Webライターとしての気づきや、書いてみたい分野についてのツイートをしていくといいでしょう。
ライターがブログを運営するメリットは
- SEOの実践ができる
- ブログ自体がポートフォリオになる
- 広告収入が得られる
といったことが挙げられます。
ブログを持っておくと、仕事を獲得する上で有利に働きます。
またブログを立ち上げる際は、無料ブログよりもワードプレスを使うといいでしょう。
ワードプレスとは、ブログの作成ができる無料のソフトウェアのことです。
ネット上の多くのサイトは、ワードプレスが使われています。文章を書くだけでなく、ワードプレスへの入稿ができると報酬が高くなる傾向があり、収入アップにつながります。
まとめ:ライターの仕事の始め方~準備から仕事の取り方までを徹底解説!
Webライターの仕事の始め方について、お伝えしました。
「Webライターはやることがたくさんあるんだな」と感じてしまったでしょうか?しかし、何もこの記事に書いたこと全てを一気にやる必要はありません。
まずは、最初のお仕事を獲得することを目指してみましょう。慣れてきたら次のステップに進み、少しずつ階段を昇ってくださいね。
おっしまーい^^