長期に及ぶ自粛生活、休校延長に疲弊しているお母さんのために、先日以下のような企画をスタートさせました。
1〜3回の連載でお届けする今回の企画、Twitterでもたくさんシェアしていただきました。ありがとうございました!
『#つながるお母さんバトン』連載はこちら
【拡散希望】
■子供が毎日家にいてイライラしてしまう
■子供の勉強どうしたらいい?
■妊娠中の在宅自粛、不安なことばかり
お母さんたちの不安や悩みを
「スクールカウンセラー」
「助産師」
「元小学校教員」
がお答えします。#つながるお母さんバトン
詳細は↓
https://t.co/aVOPv4n7i7— のりこ@主婦ライター (@noriyuayuzuyui1) April 25, 2020
今回は第一回。
「妊婦さん〜産後間もないお⺟さんの悩みを助産師さんが解決」をお届けします。
お答えいただく助産師さんはこちら
馬場佐希子さん
TCS認定コーチ/MCS認定マザーズティーチャー/助産師・保健師・看護師/
マタニティヨーガ指導者養成コース修了/沖道ヨガインストラクター
お産が年間700件弱ある産婦人科病棟で約3年半勤務。
ヨガ歴16年。ヨガ指導歴5年。
相談1:長引く外出自粛〜在宅育児『子供へのイライラが止まりません』
はじめまして、Twitterから失礼します。現在1歳と2歳の年子を育ています。
コロナが流行りだしてから、子供に感染させてはいけないと思いほぼ在宅で一日中ワンオペ状態です。毎日辛く昨日は子供がお茶をこぼしただけで叩いてしまいました。
私も子供も泣きながら・・・もうどうしたらいいのかわかりません。子供のことがどんどん嫌いになっています。
誰にも相談できません。年子ということもあり休む時間もありません。何かアドバイスをいただければと思っています。よろしくお願いいたします。
回答
年子で1日在宅ワンオペ状態。子どもに感染させないために在宅を選択しているのに、どんどん子どもが嫌いになってしまうんですね。
お子さんといっしょに泣くくらい、辛い。本当に大変だと思います。
きっと、お子さんのことが大切だからこそ選択した今の状況だと思います。それなのに、いっしょに泣いたり叩いたりしてしまう矛盾もきっと苦しいのでしょう。
あなたのがんばりを、あなた自身で認めることはできていますか?
お茶をこぼしただけで叩くというのも、普段のあなたならやらない行動なのではないでしょうか。
とっさの時に手が出るほど、今のあなたは追い詰められて気持ちに余裕がなく、きっと孤独になっているのではないでしょうか。
今のあなたの口癖はなんですか?もしかしたら、あなたの口癖がお子さんにうつっているかもしません。ため息がうつっているかもしれません。
口癖を見直すと、自分を責めている感情や、孤独に感じている状況が少し変わってくるはずです。あなたの口癖を3つ、ぜひ教えてください。
相談2:妊婦は重症化…怖くて家で過ごす日々『運動不足で難産になってしまうのではと心配です』
いつもブログを拝見しています。大好きなブログで更新を楽しみにしています。ツイッターでもいつもほっこりさせていただいております
私は28週の妊婦なのですが、つわりも終わり、これからやっと楽しいマタニティライフだと思った矢先のコロナ。
妊婦は重症化しやすいと言われていることもあって、毎日怖くて検診以外は家にいます。
はじめての出産なので、それも怖いです。というのも私の母が超難産で、もしかして難産は遺伝するのでは?という思いもあり出産までろくに運動もできず本当に難産になってしまうのではないかと恐怖です。
のりこさんが紹介されていた助産師さんのブログからヨガの動画をみさせていただきました。
出産まで私が家でできることは他にありますか?食事や運動や睡眠や胎教などなんでも良いです。
通っている病院の助産師さんには気軽に話しかけづらくて(忙しそうなので)よければ教えてください。
このような素晴らしい企画を本当にありがとうございます!
回答
お母様が超難産だったとのことですね。母乳やお産は実母に似たような傾向になることもありますが、似ないこともあります。
骨格などが似ているので、同じようになることもあれば、似ないこともある。というわけで、今からできることに目を向けてお伝えします。
不安や恐怖はそれに注目していくと、どんどん大きく膨らんでいくので、客観的視すること・今できること に目を向けてみますね。
まず、運動ですが、お家の中でできることもあります。(お腹の張りには気をつけてください)例えば、
- 四つ這いになって床の拭き掃除をする。(背骨が整い、全身のバランスが整います。)
- 掃除機をかける時に、前後の足を大きく開いてみる
- 足指を回す・足首を回す(足首は骨盤と連動しています)
- 膝裏が伸びるようなストレッチ
- 逆子でなければ、ウンチングスタイルで便器の拭き掃除までする。(お産の時に使う筋肉が鍛えられますし、会陰のストレッチにもなります)
- とにかく、赤ちゃんに話しかけまくる。(28週とのことで、赤ちゃんのお耳の機能ができてきています。)
- お腹を優しくなでなでする、全身をなでなでする→ママのリラックスにもなります
食事はきっとすでに工夫されていると思うので、自分がリラックスできるような「はぁしあわせ♡」と感じるような食事も良いのでは。貧血予防と、ミネラル摂取には気をつけて。
睡眠は、どうでしょう?今、夜も眠れていますか?妊婦になると眠りが浅くなり、安眠できなくなることもあります。昼寝も良いですが、ほどほどに。
相談3:コロナで保育園の登園自粛『保育料や集団検診』について知りたい!
一歳半の子供の母、パンダ嫁です。
私が住む町は待機児童ナンバーワンの町で、2年待ちと市役所で言われていました。
しかし去年6月から申請していた認証保育園の空きが出て晴れて今年の4月から認識保育園生活スタート!だったはずが…
コロナで4月1日に顔合わせをしたきりで現在も登園自粛中です。
- 認証だからか、保育料は前払い。
- 行ってもいないのに2ヶ月分支払済。
- そして行かなかった月の分は2ヶ月後の保育料に充当。
- なので支払いは毎月ある。
…うーん。
やっと入れた保育園。
しかしコロナで登園自粛をしている以上働けず5万以上かかる保育料も毎月払い続けるのはさすがに厳しい。
退園も考えなくてはいけないのかなと。
先生に問い合わせ中ですが、保育士さんも医療従事者のお子様を懸命に見てくださっているのでそんな話を先生にすることが心苦しいです。
皆さんコロナで登園自粛中の保育料はどうされているのか気になります。
そして一歳半のということで保健所で健診もあります。
5月末までに行かなければいけないようで、聞いてみたら今のところ通常通り健診しているとか。
確かに子供の成長は気になりますが、
- 約2.3時間かかる集団健診。
- 歯科検診もありこれこそ「3密」。
行くか悩ましいところです。
考えずに聞けばいい!というところだとおもいますが、コロナやgwでやっていなかったり電話が繋がらなかったり、こんなこと聞いて良いのかわからなかったり…不安な日々でございます。
長々と書きましたがとにかく不安です!(笑)
回答
まず保育料のことについてですが、専門外で分かりかねます。保育料の減免や、還付されているようですが対象外ということですよね。本当にみなさんどうされているんでしょうか。
ところで、厚労省のこちらの資料はご覧になりましたか?
→https://www.mhlw.go.jp/content/11920000/000621918.pdf
登園自粛とはいえ緊急事態宣言が出ている今、利用者負担を日割り計算する対象になるのではないでしょうか。その対象にはならない?その辺りが専門外のため分かりかねます。
つまり、パンダ嫁さんの場合、利用者負担額が減額になる対象で、4月は1日しか登園されていないなら、4月は【1日のみの利用料のみ。】
5月に登園されないなら、【利用者負担なし】になるのではないでしょうか。
管轄の行政に問い合わせてみられてもよろしいのではないでしょうか。
健診のことです。パンダ嫁さんはお子さんの成長は気になるとはいえ、いまいまお子さんの子育てや発達でお困りのことはないようですね。
市町によっては集団健診が中止されているところもあります。
代わりに、電話相談に切り替えている行政もあるようです。
集団健診の目的は、発達のチェック、育児相談、これからの発達を助けていくような情報提供をしていくことだと思います。
コロナでなくとも、事情があり指定の日程に受診できない場合は、別日に振り替えて集団健診の受診ができます。
(かなり個人的な話で恐縮ですが、東日本大震災の後の乳児健診や、私が大怪我した時に指定に日に集団健診が受けられず別の日に受けた経験もあります。
行政の方は、スムーズに対応してくださいました。)
振替受診の期日が5月末なのでしょうか。(きっと、お誕生月に合わせた期日を書かれているかと思います。)
振替希望のご連絡をすることは可能ですし、気軽に聞いていただいて大丈夫です。
また、行政もいまのこの状況なので、相談が増えることを見越し、web会議形式で相談が乗れるように準備しているなど動きがあります。
困ったことがあれば、遠慮なく行政に相談してみてください。
最後に
緊急事態宣言の延長(5月1日現在、その見通しが高いとのことです)、長引く自粛、休校。
赤ちゃんや未就園児を在宅でお世話するお母さん、妊婦さんは、毎日不安で大変な思いをされていることと思います。
しかし世の中には、お母さんやお子さんの悩みを解決するための勉強をし、現場で働く専門家がいます。
一人で悩み、苦しい思いをするなら、専門家に相談するというのも一つの手です。ですが、専門家って身近にいなかったり、気軽に相談して良いのだろうか?と感じてしまう人もいるでしょう。
今回の企画は、同じ立場、状況下にいるお母さんたちの小さな悩みの声を拾い、共感するだけでなく、少しでも『解決』する事で、みんなで前を向けたら…!と願い、立ち上げました。
明日は連載2回目
「⼩学⽣〜思春期のお⼦さんを抱えるお⺟さんの困った!をスクールカウンセラーさんがアドバイス」
をお届けします!
今回ご協力いただいた助産師の馬場佐希子さんは、私の知り合いであり友人でもあります。とても優しく頼もしい助産師さんです!^^Twitterやブログも運営されているので、興味のある方はご覧ください。
馬場佐希子さんのTwitter→https://twitter.com/tanpotoko
馬場佐希子さんのブログ→https://tanpotokoyoga.com/
『#つながるお母さんバトン』連載はこちら