主婦が再就職したいと考え、いざ就活をしようと思っても目の前に多くの悩みが立ちはだかりますし、思うようにいかないこともあるでしょう。
今回は、以下について詳しく解説しています。
- 主婦の再就職|不安?怖い?
- 主婦の再就職と就活のための準備
- 主婦の再就職|仕事の探し方
- キャリアブランクがあっても大丈夫!履歴書対策
主婦の再就職|不安?怖い?
今まで子育てを精一杯がんばってきた女性にとって、社会に再び出ることは少なからず不安や怖さを感じてしまうことでしょう。
また、ブランクがあることで後ろ向きな気持ちになってしまう人もいるかもしれません。
今の時代、「生きがい」としての『やりたい仕事』を重視する仕事探しも良いですが、キャリアブランクがあり不安を感じているのであれば、雇用形態にこだわらず、まずは自分にできる仕事をメインに探してみるのも良いでしょう。
主婦の再就職と就活のための準備
ここでは、主婦の再就職がより良いものとなるように「就活への準備」をお伝えします。
①資格やスキルは?「現在の自分」と「これからの自分」の棚卸しをする
再就職の準備として、まず「現在の自分」と「これからの自分」の棚卸しを行ってみましょう。
◇◇現在の自分の棚卸し◇◇
- 自分には、どのような資格やスキルがあるのか
- 今の自分に足りないものは何か(スキル・時間・体力など)
- なぜ働きたいのか(働くことで何を得たいのか)
※働いていない時期をキャリアブランクとして考えてしまいがちですが、限られた時間で家事を熟すことも能力のひとつですし、ママ友との付き合いで培ったコミュニケーション能力もスキルといえます。
◇◇これからの自分の棚卸し◇◇
- どのような仕事をしてみたいのか
- どのような時間軸で働きたいのか
- どのような働き方をしたいのか(販売・デスクワーク・在宅など)
自分一人では棚卸しが難しい、なんだかしっくりこないと感じる人は、身近な人に相談したり、専門家(キャリアコンサルタント)に相談してみると良いでしょう。
②希望条件を整理し、自分に必要なスキルや資格を身につける
棚卸しを元に、再就職に求める条件を整理し、希望する就業先(業種)に必要なスキルや資格を身につけましょう。
過去に積み重ねたスキルを活かして再就職に挑戦する人もいれば、全く違う業界でキャリアを積み上げたいと考える人もいるでしょうが、いずれにしても「今後の自分のキャリアをプランニングする」意識を持つことが重要です。
③年収(収入)について考える
収入についても、しっかり考えておきましょう。求人票に見える年収ではなく、自分の暮らしにかかる支出のことも考慮し、長期的に全体を見渡したお金についてを考えておきたいですね。
子育てがひと段落すると時間が出来る一方で、子どもの教育費にお金がかかるようになります。再就職をするのならば、キャリアアップと同時に収入アップも狙えると良いでしょう。
キャリアブランクがあるために、一時的に期待値よりも収入が下がってしまうことも考えられますが、事前に長期的な収入プランを立て、就職先や職業情報から昇給モデルを把握しておきましょう。
④自分が働くことについて、家族と相談する
主婦が再就職をするにあたり、家族の理解と協力が必須となります。
主に、以下のようなことを中心に「どのように分担するのか」話し合いましょう。
- 家事分担について
- 家計収入と使い道について
- 子どもの送迎など(部活動・習い事)
主婦の再就職|仕事の探し方
主婦が再就職を考える際、まず考えたいのが正社員としてフルタイムで働くのか、それともパートタイムや時短勤務を希望するか。
マザーズハローワーク
ハローワークの公的支援サービスや求人情報では、手厚い就労支援サービスを無料で受けることができます。
また、出産後に家庭に入ったけれど「やっぱり働きたい」と考える方は、全国の都道府県に設置されている「マザーズハローワーク」がオススメです。
マザーズハローワークとは、主に子育て中の主婦やキャリアブランクのある主婦の再就職に力をいれているハローワーク。
主婦が再就職しやすい仕事の紹介や、再就職に役立つセミナーなども紹介しています。
求人情報サイト
ハローワーク以外で、子育ての合間に再就職先を探すのであれば、求人情報サイトの利用がおすすめです。
リクナビNEXT | 日本最大級の求人データベース。とにかく情報量が多く、おすすめ仕事紹介や、企業からのオファーなどサポートも充実している |
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マイナビ転職 | 転職に特化した求人サイト。そのため、転職ノウハウやコラムも充実している |
ビズリーチ | スキルやキャリアに自信がある人は、企業スカウトがもらえる可能性があるので、チャンスにつながる可能性がある |
doda | 女性が活躍できる、女性のための求人案件というカテゴリーがある |
転職エージェントを活用する
転職エージェントとは、仕事を探している人と企業をマッチングしてくれるサービスです。キャリアブランクがあり、仕事探しに対して不安を感じている方におすすめですよ。
転職エージェントはいくつかありますが、私がおすすめするのは以下2つの転職サイトです。
PASONA | 40代女性に寄り添った転職サービス。 |
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type女性の転職agent | 18年以上にわたり、女性の転職に力を入れているサービス |
やりたい仕事が分からない|キャリアコンサルティング(キャリア相談)
キャリアコンサルティング(キャリア相談)を受けてみるのも、再就職先探しにはオススメです。
キャリアコンサルティング(キャリア相談)では、プロの視点から相談者の潜在的な希望を引き出し、自分に合ったキャリアを手に入れるまで、総合的な支援を行います。
キャリアコンサルティング(キャリア相談)を受けると、主に次のような効果が期待出来ます。
- 自分に見合った仕事に出会える可能性が高い
- 復職へのスキル取得について相談できる
- キャリアとこれからの暮らしへの不安が減る
- 自己分析
- 能力開発
- 履歴書・職務経歴書の書き方指導
- 面接指導 など
キャリアブランクがあっても大丈夫!履歴書対策
履歴書を作成するときのポイントは大きく分けて3つあります
- 履歴書を使い回さない
- マイナスよりプラスの言葉を使用する
- どういった人材を求めているのかから、構成を考える
履歴書を使い回さない
これは基本中の基本なのですが、案外やってしまう人、多いのではないでしょうか?私も昔、やったことがあります(笑)
その会社に入りたい!というのは、ある種、熱量を持って取り組まなければならないことではあります。打算的な気持ちで応募されても、双方にとっていいことはありませんよね。
また、似たような職種であっても、志望動機は違うはずです。
インターネットで検索した記事を参考にすれば「いい感じの履歴書」は書けますが、それでは熱意は伝わらないでしょう。まずは、自分と会社と向き合い、『心を込めて書く』ことが大切ですよ。
マイナスよりプラスの言葉を使う
使う言葉には、本人の癖も含まれるのですが、マイナスの言葉を使っていませんか?
例えば、以下の言い回しはどうでしょう?
週に3日はお休みをいただきたいです。
週に4日働けます!
子供が小さいので、残業は1時間までしかできません
1時間なら残業可能です!
どちらも内容的には同じことを言っているのに、言葉のニュアンスは違って聞こえますね。履歴書に書くときも、できるだけプラスの言葉を使うよう心がけましょう。
どういった人材を求めているかから、構成を考える
応募する企業のホームページやSNSはご覧になりましたか?
と何となく眺めるのではなく、ホームページやSNSの発信からどのような価値観を持った企業なのか分析し、企業はどのような人材を求めているのか考えてみましょう。
- 多少のブランクがあっても、前向きに取り組める人がいいのか
- 自ら進んでアイディアを出せるような能動的な人物を欲しているのか
- 協調性を持って仲間と付き合えるコミュニケーション能力を重視しているのか
- スキルを求めているのか
など、そこから履歴書でアピールしていくか戦略を練ることをおすすめします。履歴書の書き方については、後日記事にします。
履歴書がどうしてもうまく書けない
履歴書対策は
- ネット検索で自力でやってみる
- ハローワークで相談
- 専門の添削サービスを受けてみる
- キャリアコンサルティングを活用
という方法があります。
一度自分でやってみて、どうしてもうまくいかないと感じたり、不安な場合はプロに相談してみるのも良いですね。
まとめ:【主婦の就活】再就職へ向けて「仕事の探し方」や「抑えるべきポイント」
- 主婦の再就職|不安?怖い?
- 主婦の再就職と就活のための準備
- 主婦の再就職|仕事の探し方
- キャリアブランクがあっても大丈夫!履歴書対策
主婦としてのキャリアブランクが長いほど、再就職が不安になりますが、主婦をやってきたあなたらなら大丈夫。しっかりと準備をしプランニングしていけば数年後には驚くほど違う自分に出会えるかもしれませんよ。
今回は、主婦にとっての就活・再就職について解説しました。