と考えている子育て中の主婦の方は多いのではないでしょうか。
家でできる仕事であれば、子育て中の主婦でも育児や家事の合間に仕事をすることが可能です。
今、子育て中の主婦に、家でできる仕事として注目が集まっているのが「在宅ワーク」、忙しい主婦の間で非常に人気が高まっています。
在宅ワークのメリットは、通勤時間が必要ないため、時間を有効に活用できることです。
家でできる在宅ワークは「資格なしで在宅ワークは難しいのでは?」と考えている人も多いですが、無資格でも気軽に始められる仕事はたくさんあります。
- 在宅でできる仕事を探している
- 資格があったほうがいいのか悩んでいる
- 在宅ワークで役立つ資格や、資格がなくてもできる仕事はどのようなものがあるのか知りたい
今回は、そんなお悩みの子育て中の主婦の方のために、家でできる仕事「在宅ワーク」の資格について徹底解説します。
- 在宅ワークで役立つ資格とは?試験や取得方法
- 資格がなくてもできる「スキルや知識、時間」を使った仕事
在宅ワークで役立つ資格とは?試験や取得方法
これから在宅ワークを始めようとしている子育て中の主婦にとって、在宅ワークで資格は役立つのか気になるところではないでしょうか。
結論から言うと、資格がなくても在宅ワークを始めることはできますが、資格があれば自分のスキルを証明することができ、仕事探しにおいて有利になったり高収入を目指したりすることができます。
では、それぞれ詳しく見ていきましょう。
① 事務職に強いMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
MOSとは「マイクロソフト オフィシャル スペシャリスト」の略で、マイクロソフト社が提供するオフィス製品に関してスキルを証明する民間資格です。
MOSの資格があれば、パソコンスキルが向上し、効率的に在宅ワークがこなせるようになります。
これから在宅ワークを始めたい方、在宅ワークを始めたばかりという方におすすめの資格のひとつです。
試験はパソコンを使った実技試験で、一般レベルと上級レベルの2つがあり、
- Word
- Excel
- POWERPOINT
- ACCESS
- OUTLOOK
と5つの試験科目に分かれています。
実践ですぐに役立つ資格としてもおすすめです。
受験資格なし
試験毎月1~2回(全国一斉試験)
② 経理なら日商簿記検定
在宅ワークで経理の募集は多くあるので、持っていると仕事の選択肢も広がるでしょう。
簿記は原価計算初級から1級まであり、キャリアとしてプラスにするなら簿記2級以上がおすすめです。
経理は、どこの企業でも必ず必要となってくる分野になるので、今後も需要があり、履歴書にも書ける人気の資格のひとつです。
受験資格なし
③ 翻訳につながるTOEIC
外国の企業と関わらないといけない人や、英語力が必要となる在宅ワーカーには最適な資格です。
もちろん、直接的に英語に関わる人だけでなく、すべての人が履歴書にも記入することができます。
TOEICの点数が高ければ、語学力を客観的に証明することができるので、ご自宅で出来る翻訳などの仕事を得やすくなります。
④ Webデザイナーならウェブデザイン技能検定
ウェブデザインに関する知識・技能・実技能力などが問われる技能検定です。
試験は3級から1級で学科と実技があり、ウェブデザインの技術はもちろん、インターネットの基礎知識なども求められます。
WEB業界で仕事をしたいと考えている方は、2級以上の取得をすると有利だといわれています。
ウェブデザインでやっていきたいという方におすすめです。なぜなら、デザイン系は知識よりも実務経験を問われることが多いからです。
この資格を持っていることで、大きな強みのひとつになります。
参照:ウェブデザイン技能検定試験概要(受検手数料/受検資格/試験免除基準)
⑤ 写真・イラストならPhotoshop/Illustrator
クリエイターがよく使用するソフトとして代表的なのがイラストレーターとフォトショップ。両者はAdobe社が開発した画像編集やデザインができるソフトで、クリエイターを目指すなら扱えるようになっておきたいものです。
Photoshopは主に写真を補正・加工するためのアプリで、画像の微妙な色味や質感の調整を得意とします。
Illustratorは、線や色のはっきりしたイラストの作成やテキストの編集に最適なアプリです。
チラシの作成やwebデザインなどをする場合は、Photoshopで写真などの素材を加工し、Illustratorでレイアウトを仕上げるといったように、2つのツールを組み合わせるとよいでしょう。
PhotoshopやIllustratorは、Webデザイン系に関わる人であれば、必須アイテムです。
Photoshopの資格を取得すれば、写真の加工や編集、バナーの作成などができることの証明になりますし、
Illustratorであれば、イラストの制作やロゴ・アイコンの作成などができることの証明になります。
また、在宅ワークやリモートで作業をしている方も多くいます。
試験はサーティファイソフトウェア活用能力認定委員会が主催しており、エキスパートとスタンダードの2種類から選択できます。
試験の実践では作品制作が出題されるので、クリエイター能力が問われます。
⑥ カラーコーディネイトならパーソナルカラリスト検定
パーソナルカラリスト検定では、色の性質・特性など、色彩の知識を身につけることで、色の持つ効果をビジネスシーンに活かすことができます。
IT関係やデザイン系に関わる方は、カラーコーディネートが必要とされる場面が多々あります。
パーソナルカラリスト検定の資格があれば、Webサイト、バナー広告などを作成する際に、質の高いものが作ることが可能です。
Webデザイン系の人は、自分のカラーセンスを磨くためにも、取得していても良い資格のひとつでしょう。
⑦ お金に関することならFP技能検定(ファイナンシャルプランナー)
日本FP協会が認定するFP資格は、
- 「AFP(アフィリエイテッド ファイナンシャル プランナー)資格」と
- 上級資格である「CFP®(サーティファイド ファイナンシャル プランナー®)資格」
があります。
2級FP技能検定の合格とAFP認定研修の修了といった要件を満たし、日本FP協会へ登録することで、付与される資格です。
FP技能検定(ファイナンシャルプランナー)は、生活にかかわるお金の知識の専門家で、税制・住宅ローン・資産運用・不動産・保険・年金など、さまざまな制度や商品の知識を持ったスペシャリストです。
資格を持っていることで、クライアントのお金の使い方や資産運用についてコンサルやアドバイスができるにとどまらず、自分の将来や家計についても見直すことができます。
知識を持っていると、在宅ワークでの働き方まで変わってくるかもしれません。
ファイナンシャルプランナーは、在宅ワークでも財務系の仕事をしていく人に、特におすすめできる資格です。
⑧ 行政書士
「行政書士」は、1951年(昭和26年)に成立した「行政書士法」により誕生した「国家資格」です。
「行政書士」は、国民にもっとも身近な「街の法律家」とも言われます。
行政書士の仕事は大きく分けて、
- 官公署へ提出する書類、権利義務や事実証明に関する書類を作る「書類作成業務」
- 申請を代わりに行う「許認可申請の代理」
- クライアントからの相談を受け、アドバイスを行う「相談業務」
の3つに分類されます。
「行政書士」は国民と行政のパイプ役を担う法律の専門家として、近年ますます活躍の場が広がっています。
合格率は約10%と言われているので、もっているだけで誇れる資格です。
基本的に、契約書の作成、債務関係の手続き、相続や遺言書などの作成を専門とする仕事になるので、今後も必要とされる仕事でしょう。
すぐに独立は難しいかもしれませんが、資格を取得していれば、いずれ自宅開業することも夢ではないでしょう。
資格がなくてもできる「スキルや知識、時間」を使った仕事
「資格なしで在宅ワークは難しいのでは?」と考えている人も多いですが、無資格でも気軽に始められる仕事はたくさんあります。
では、見ていきましょう。
① シール貼り
シール貼りには幅広い分野があります。一般的によく見られるものでは、「商品の値札」「バーコード」「書籍の訂正シール」「販売促進シール」「化粧品のパッケージや成分表」などです。
少し作業が煩雑なものになると、CDやDVDのパッケージラベルを貼る仕事もあります。製品によっては、シワが寄ったものは納品不可となるなど、検品基準が厳しいものもあります。
一方で家事の合間に行えるような軽作業のシール貼りには、「封筒の宛名ラベル貼り」や「ファイリングラベルの整理」などがあります。 在宅ワークの場合、商品とシールを工場等で受け取って、作業が完了すると納品をするスタイルが一般的です。
② データ入力
特別なスキルがなくても、パソコンを使ったデータ入力の仕事です。
基本的なパソコン操作ができて、エクセルなどの表作成ソフトに入力さえできれば、すぐに働ける仕事ということで、ハードルも低くおすすめです。
自宅で空いた時間を利用して仕事をしたいと思っている子育て中の主婦に向いているでしょう。
単純作業なので家事育児の合間時間に中断、再開などの切り替えがしやすい点も嬉しいです。
③ Webライター
文章を書くことが得意なら、パソコンWebサイトの記事を執筆するWebライターの仕事もあります。在宅ライターとして、ブログやサイトのコンテンツに載せるコラムなどの、記事・文章を書く仕事です。
ライターというと難しそうな印象を受けるかもしれませんが、未経験者OKの求人も数多くあります。
取材に出る必要もないので、完全在宅でも働きやすい仕事です。
仕事の報酬は単価制で1文字〇円で設定されていることが多く、文章を書くのが好きな人ほど収入アップが期待できます。
④ アンケートやモニター
大きく稼げるわけではありませんが、手軽にお小遣い稼ぎができるのが、アンケートやモニターです。
アンケートに回答したり、商品やサービスのモニターに応募することで報酬を得る在宅ワークです。
報酬は単価性のことが多く、回答したアンケート対象やサービスのモニターの場合には、報酬として対象の商品がもらえたり、サービスが無料で受けられたりするケースもあります。
スマホから簡単に応募や回答ができるアンケートサイトや、モニター募集サイトも多く、スキマ時間を有効活用したい子育て中の主婦におすすめです。
またアンケートやモニターの対象に選ばれるものは、新商品・新サービスであることが多いので、流行に敏感な方や新商品に目がない方にも向いている仕事だと思います。
まとめ:『在宅ワークで役立つ資格と仕事』『資格がなくてもスキルと知識でできる仕事』徹底解説!
在宅ワークで役立つ資格とは?試験や取得方法
① 事務職に強いMOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
② 経理なら日商簿記検定
③ 翻訳につながるTOEIC
④ Webデザイナーならウェブデザイン技能検定
⑤ 写真・イラストならPhotoshop/Illustrator
⑥ カラーコーディネイトならパーソナルカラリスト検定
⑦ お金に関することならFP技能検定(ファイナンシャルプランナー)
⑧ 行政書士
資格がなくてもできる「スキルや知識、時間」を使った仕事
① シール貼り
② データ入力
③ Webライター
④ アンケートやモニター
ここまで、子育て中の主婦の方のために、家でできる仕事「在宅ワーク」を徹底解説してきました。
子育て中の主婦だと時間もあまりないですよね。ですから、自宅でできる仕事「在宅ワーク」は年々増えています。
在宅ワークをやる上で、資格は確かに有利です。しかし、仕事の発注者が求めているものは、資格ではなくスキル、もっと言えば成果物になります。
記事を参考にしながら、ぜひ子育てしながら在宅ワークに励んでみてください。
おっしまーい!
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