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広報とは?仕事内容をわかりやすく解説!|広報になりたいあなたへ

まさお
まさお
テレビで見るような、かっこいい広報の担当になりたい!

確かに取材を受ける広報担当者を見ると、皆さん堂々と対応されていますよね。ハキハキと笑顔で話す姿は、仕事への愛があふれてキラキラと輝いているかのようです。

しかしながら広報の仕事は、テレビで見るような取材対応だけではありません。広報担当者は自社を取り巻く人々と良好な関係を築くため、数多くの業務を行っています。

 

この記事では「広報になりたい」とお考え人に向けて、広報の仕事についてわかりやすく解説いたします。ぜひ夢を叶えるべく、広報の仕事について詳しく知ってくださいね。

  • 広報とは
  • 社外広報の仕事
  • 社内広報の仕事
  • 広報の仕事がしたいと思ったら?

広報とは

広報は情報発信を通じて、自社に関わる人々とコミュニケーションを取るのが仕事です。

自社の魅力を知ってもらい「こんな素敵な会社があったんだ」と、自社のファンを増やす目的を持って広報活動を行っています。

 

殿
殿
テレビ番組等で、取材を受けている広報担当者を見ることはありませんか?

取材に対し堂々と受け答えしている姿は、まさに企業の顔ともいえる存在感がありますよね。

こういったテレビメディアからの取材対応も、自社のための大事な情報発信の機会であり、広報活動におけるコミュニケーションのひとつです。

もちろん自社に関わる人々は、テレビメディアだけではありません。


(出典:公益社団法人日本パブリックリレーションズ協会

上記のように、取引先や消費者、行政機関、株主、金融機関、従業員なども自社と関わる利害関係者としてあげられます。

このような自社を取り巻く利害関係者を、ステークホルダーといいます。

 

自社に関わる全てのステークホルダーと良好な関係を築くため、広報はさまざまな手段で情報発信を行い、コミュニケーションをとっているのです。

 

さて、そんな広報の仕事は大きく2つに分けられます。

  • 社外向けに情報を発信する「社外広報」
  • 社内向けに情報を発信する「社内広報」

次項から、それぞれ詳しく解説していきましょう。

社外広報の仕事

消費者や取引先、テレビメディアなどの社外にいるステークホルダーと、情報発信を通じて良好な関係を築いていくのが、社外広報の仕事です。

 

社外広報が発信する情報としては

  • 自社の人事情報
  • 新商品や新サービスの情報
  • リスクマネジネントに関する情報

などがあげられます。

 

このような情報発信に取り組むことで

  • 自社の認知度アップ
  • 世間からの信頼性アップ
  • 情報収集効率のアップ

の効果が期待できます。

それでは、社外広報はどのような形で情報発信をしているのでしょう。具体的な社外広報の仕事について紹介していきます。

プレスリリースの作成

テレビや新聞社などのメディアに、情報を伝えるための文書をプレスリリースと呼びます。

プレスリリースの内容例
  • 新商品の発売
  • 新サービスの発表
  • イベントの開催
  • 新規事業の開始
  • 経営・人事の情報

上記のような自社の情報を、ニュースの素材になるよう文書として取りまとめます。このとき、いかにニュースとして魅力的な情報であるかをアピールするのがポイントです。

なぜならプレスリリースには、メディアに第三者目線でニュースとして取り上げてもらい、視聴者に自社の情報を届けるという目的があるからです。

殿
殿
メディアが紹介した情報であれば、信頼性も高く魅力的な情報であると視聴者にも映ります。大きな反響も期待できますね。

 

反対にメディアに取り上げられなければ、せっかく作ったプレスリリースの効果はほとんどありません。

このように社外広報は自社の情報を広く届けるために、魅力的なプレスリリースを作る仕事を行っています。

ブログやSNSの投稿

企業のブログやSNSへの投稿も、社外広報が担当します。

ブログやSNSはメディアや広告を通さず、消費者や顧客と直接コミュニケーションが可能な場所です。特にSNSの醍醐味は、ハッシュタグや投稿へのコメントなど、ユーザーの間コミュニケーションにあるでしょう。

 

まさお
まさお
最近では、株式会社紀文食品さんのTwitterにおけるユニークなコメントが話題となっていたよね!

SNSを上手く活用すれば、企業への信頼性や好感度を高める効果が期待できます。

SNSの情報拡散力はすさまじく、たったひとつの投稿が大きな宣伝につながることもあります。反面うかつな情報を発信をしてしまうと、炎上といったリスクも想定しなければなりません。

 

情報化社会とも呼ばれる現代。消費者と直接コミュニケーションを取る機会にもなるブログやSNSの投稿は、社外広報の大切な仕事だといえます。

取材対応

冒頭で申し上げた通り、メディアの取材対応も社外広報の仕事のひとつです。テレビ番組を見ていると「取材対応って楽しそう」と感じますが、実際のところはどうでしょう。

 

そもそも取材対応は「この取材を受けるべきか」という判断からはじまります。自社にとって不利にならないよう、取材内容を精査しなければなりません。

 

取材を受けると決めたら、事前の準備はかかせません。たとえ翻意にしているメディアが相手だったとしても、失言は自社のイメージダウンにつながります。取材を受けるシミュレーションはもちろんのこと、この取材を通じて自社の何を伝えたいのか明確にしておく必要があります。

 

また突然の質問にも対応できるよう、常に社内の情報収集を忘れてはいけません。企業の顔である社外広報が、自社のことを知らないでは困るのです。

殿
殿
テレビの前でハキハキと受け答えしている広報担当者は、このように事前準備と情報収集を行っているからこそ、堂々と対応できるわけですね。

キラキラと輝く笑顔の裏に、広報担当者の弛まぬ努力が隠されています。

危機管理対応

商品不備の発生や災害の発生。健全な経営を志していても、トラブルは突然やってきます。そんなときにも広報の出番です。

 

まさお
まさお
トラブルでなぜ広報?

このように感じるかもしれませんが、トラブルにおいてご迷惑(もしくはご心配)をかけた相手もまた、自社に関わる大切な人です。速やかに情報を開示し、問題があった場合はお詫びするというのも、広報が取るべきコミュニケーションのひとつです。

このような対応を、危機管理対応といいます。

危機管理対応は、急にできるものではありません。先ほどの取材対応と同様に、事前の準備が不可欠です。

万が一に備え、記者会見のシミュレーションはもちろんのこと、各方面にどのように情報伝達を行うかもマニュアル化をしておきます。こうやって備えておくからこそ、緊急記者会見にもすぐ対応できるのです。

 

社外広報はリスクマネジメントの観点を持って、危機管理対応という重要な仕事を担っています。

社内広報の仕事

続いて、社内広報について紹介します。

社内広報は従業員に対して情報発信を行い、社内業務の円滑化を図るべくコミュニケーションを推進します。

  • 企業理念
  • 経営方針
  • 会社の制度や福利厚生
  • 行事報告
  • メディア掲載報告

など、自社の情報を従業員に伝え、自社への理解と関心を深めることを目的としています。

 

このような社内広報活動を通じ、

  • 社内状況の把握
  • 各部署間の業務円滑化
  • 従業員のモチベーション向上
  • 社内情報収集の円滑化

が期待できます。

ここからは、社内広報の仕事を具体的に紹介していましょう。

社内報やメール、チャットツールでの情報発信

会社の規模が大きいほど、全ての従業員に情報を届けるのが難しくなる傾向にあります。トップである経営者と話す機会も少なく、会社全体の動きが見えなくなってしまうことも考えられますよね。

 

そこで社内広報が発行する、社内報の出番です。社内報は経営者からのメッセージや会社の方針を伝える以外にも、社内情報共有の場としての重要な役割を担っています。

インターネットが発展した現代では、社内報は紙だけのものではありません。メールマガジンやビジネス用チャットツールで、社内報の配信をしている企業が増えています。

ビジネス用チャットツールの例
  • Slack:スレッド型で会話ができるビジネス向け多機能チャットツール
  • LINEWorks:LINEの使い勝手そのままに利用できるビジネス向けチャットツール

ツールを活用して社内に向けての情報発信を行うことにより、従業員同士のコミュニケーション活発化も期待できます。

このように社内広報は、従業員にも会社の魅力を届ける仕事を行っています。

社内イベントの企画

従業員同士や従業員家族とのコミュニケーションを図る、社内イベントの企画も広報が担います。

  • 社内運動会
  • 従業員家族に向け交流会

などがあげられます。

 

自社の宝である従業員。長く勤めてもらうためには、従業員家族の理解はかかせません。

社内広報はそこで働く従業員はもちろん、従業員の家族に向けての広報活動も行っています。

広報の仕事がしたいと思ったら?

ここまで、広報の仕事内容についてお伝えしてきました。あらゆる人に自社の魅力を伝える仕事は大変ながらも、やりがいがある仕事ばかりでしたね。

 

ここからは、そんな広報の仕事がしたい!とお考えの人に

  • 広報に向いている人とは?
  • 広報になるのに資格は必要か?

この2点ついて、紹介いたします。

広報に向いている人とは?

広報担当者は企業の顔として、人前に立つことも少なくありません。かっこよく見える広報の仕事も、向き不向きがあると考えられます。

 

広報に向いている人は、以下のような人が例としてあげられます。

広報に向いている人
  • 流行に敏感な人
  • 物事に動じない人
  • 臨機応変な対応ができる人
  • 人見知りしない人
  • ポジティブな人

上記は、必ず当てはまらなければならない訳ではありません。しかし、いざ広報として仕事をするとなったときに「やっぱり向いていなかった!」となるのは避けたいですよね。

ぜひ一度、自分自身と向き合ってみましょう。

広報になるのに資格は必要か?

結論からいうと、広報になるために資格は不要です。

しかしながら就職活動でアピールするために資格が欲しいという人には、PRプランナーという資格はいかがでしょうか。

 

PRプランナーは、公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会が主催している民間資格です。合格すれば、広報に関する知識が一定あると証明ができます。

試験区分は一次・二次・三次の3つ。どこまで合格したかによって資格の名称が異なります。

  • 一次試験合格:PRプランナー補
  • 二次試験合格:准PRプランナー
  • 三次試験合格:PRプランナー(3年の実務経験が必要)

二次試験までなら受験資格不要なので、学生も受験可能です。もっと広報について、知識を深めたいという人にもおすすめですよ。

 

以下は一次試験のみで取得できる”PRプランナー補”資格について、概要を掲載しております。

資格名 PRプランナー補
主催 公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会
受験資格 なし
受験料(税込) 一般11,000円/学生6,600円
認定登録料(税込) 一般5,500円/学生4,400円
認定更新料(税込) 一般5,500円/学生4,400円(3年ごとに更新)
試験日程 年2回
試験内容 広報・PRに関する基本的な知識

まとめ

今回は、広報の仕事について解説いたしました。

広報の仕事は、大きく社外広報と社内広報の2つに分けられます。

 

社外広報は、プレスリリースの作成や取材対応、危機管理対応などの広報活動を通じて、ステークホルダーとより良い関係作りを行います。

社内広報は社内報の発行や社内イベントの企画などの広報活動を通じて、経営者や従業員との良好な関係作りを推進します。

 

広報は、社内外を繋ぐコミュニケーションの柱ともいえる存在です。広報の仕事を知って、ぜひ魅力的な広報担当者になってくださいね。

 

おっしまーい^^

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