ライターで起業できるの?
ライターを本職にすることができるの?
ライターで稼いで成功するためにはどうしたらいいの?
実際のところ、本当にライターで起業ができるのか気になりますよね。
この記事は、
- ライター起業を目指す人
- ライターで起業するための具体的な方法を知りたい人
- ライター起業で成功したい人
に向けて解説しています。
ライター起業をしたいという人はぜひ最後まで読んでみてくださいね!
ライター起業しやすい理由
ライターが起業しやすい理由は多々ありますが、多い理由を2つ紹介します。
- パソコンとインターネット環境があればライターとして仕事ができる。
- 子供が小さくて外に働きに出ることが難しいけれど、ライターの仕事は家でできる。
このように初期投資も少なく、ライフスタイルを変えることもなく仕事ができるという点で、ライターは起業しやすい仕事と言えるかもしれません。
下記のように需要が多いのも魅力のひとつです。
企業に、在宅ワーカーに発注する可能性のある(発注している)仕事を尋ねたところ、「Webサイト作成」が最も多く、「Webデザイン、グラフィック」及び「設計、製図(CADなど)」、「データ入力」が続きました。
出典:厚生労働省 在宅ワーカーのためのハンドブック
デザイン関係の仕事は技能を必要としますが、ライターは文章を書くことが好きであればどんな人でもでき、仕事の需要も多いのが特徴です。
ライターの起業と独立の違い
ライターの起業と独立の違いをここで整理しておきましょう。
独立は個人事業主として働くことです。個人事業主として開業届を出すことで独立するということになります。
一方で、起業とは法人独立と伴う独立のことを言います。
起業の目安は会社員賃金を参考にされるとよいでしょう。
参考:厚生労働省
性、年齢階級別賃金及び年齢階級間賃金格差の男女計によれば以下の通り。
単位は(千円)
25~29歳 244.6
30~34歳 274.4
35~39歳 305.2
40~44歳 329.8
45~49歳 347.4
50~54歳 368.0
55~59歳 368.6
上記の平均賃金くらいライターの仕事で稼げるようになれば、起業を検討する時期かもしれません。
その他に起業する理由は以下のとおりです。
- 事業展開のために資金を銀行から借り入れたい
- 個人事業主よりも法人化しているほうが社会的信用度が高い(個人事業主より法人のほうが社会的地位が高く見られる)
- 税金対策
実際にはライターの起業が厳しい現実もあります。
ライター起業が厳しい理由
ライターは初期費用もかからない、需要もたくさんあることはあるのですが、実はライター起業して食べていくのは厳しい理由があります。
ライターの仕事案件は多く安定していますが、高単価の案件に応募が殺到するため思う仕事を獲得しにくいという問題点もあります。案件を獲得できても単価が安ければ量をこなさなくてはなりません。
また、ライターの仕事は自分で探さなくてはなりません。売り込んだり、単価交渉などの営業も自分自身で行う必要があります。
ライターの仕事は多くの場合、初期の頃はクラウドソーシングで希望の仕事に自分で応募することから始まります。
クラウドソーシングとは
不特定多数の人にインターネット経由で業務を委託すること。クラウド(crowd、群衆)とソーシング(sourcing、委託)をあわせた造語で、クラウドワーク、オンライン・フリーランシングともよばれる。業務を小分けして世界中の専門家や主婦、学生などのフリーランスに発注する仕組みである。
出典:コトバンク
実績もないライターが採用されるのは難しいため、どうしても単価が低い仕事から始めることとなります。単価が高い仕事はなかなか獲得しにくいので、単価が低い仕事の量を増やすことで実績と収入を得ていきます。
(0.5円で2000文字は良いほうです。初心者にはそれ以下の単価の低い仕事が多く、例えば0.1円で2000文字=200円ほどにしかならない仕事もありました。)
もし2000文字書くのに1時間以上かかったら、時給は200円以下になります。加えて、クラウドソーシングはシステム利用料がかかります。
クラウドワークスでは利用料は以下のとおりです。
システム利用料は、ワーカーからいただいており、割合は契約金額(税込)に応じて5~20%と異なります。
出典:クラウドワークス
文字単価が安い段階ではライター起業は厳しい現実があります。ある程度の収入がなければ起業は難しいからです。
それでも、本職として成功して起業しているライターも存在しています。
ライター起業で成功する人にはどのような違いがあるのでしょうか?
ライター起業で成功するために必要なスキルは?
ライター起業で成功している人の多くは、スキルが高い傾向にあります。
以下の点がライター起業で成功するポイントと言えるかもしれません。
- Webライティングスキルがある
- ライティングジャンルの専門知識がある
- SEOやWordPressの知識がある
- コミュニケーションスキルが高い
- 自己管理能力が高い
- 調査・分析した上でのオリジナリティがある
ひとつずつ解説していきますね。
Webライティングスキルがある
webライティングには決まり事があります。
表記ルールを守ってきちんとした日本語を使えるかということや、他の人の文章をコピペして使わない禁止事項、法律違反をしないことなどが基本ルールです。
どれも基本的なルールですが、実はこの基本ルールを守れないライターが多いので、これだけでもできていればスキルは高いと言えます。
ライティングジャンルの専門知識がある
どんな人でも書けるような内容のものは記事単価が低い傾向にあります。もし専門知識があれば、専門ジャンルに応募して、記事単価が高い仕事を得ることができます。
たとえば、金融関係で働いた経験のある人はそれをアピールしてお金に関する記事を書くなど、専門知識がある分野のものを選ぶようにしましょう。
他の誰にも書けない専門性の高い記事は、高単価の記事の仕事となります。
SEOやWordPressの知識がある
SEOとは検索エンジンからサイトに訪れる人を増やすことで、Webサイトの成果を向上させる施策のことをいいます。
SEOの知識があれば、PV(ページプレビュー)を増やす・Webサイトからの購買を増やすなど、クライアントの目的を達成させることができます。案件にはSEO知識が必須という案件もありますので、しっかり学んでおきましょう。
またWordPressで納品する記事も多くなってきていますので、WordPressが使えると仕事の幅が広がります。知識がなければ書籍を読み、学んでみましょう。
コミュニケーションスキルが高い
一番大切なのはコミュニケーションスキルです。クライアントによっては、使うツールも違いますが、いろいろなツールを使えるようにしておきましょう。
主にライターとクライアントのコミュニケーションをするツールとして、以下のものが使えるとよいでしょう。(すべて無料で使えます)
- Slackビジネス用のメッセージアプリ
- chatwork 仕事のコミュニケーションチャットツール
- ZOOMオンラインでビデオ会議できるツール
- Googleドライブ オンライン上のファイル保管サービスで文書ファイルが共有可能。Googleドキュメントで納品の場合もある
わからないことはきちんと質問する、納品日は厳守、連絡は早めにするなどは、どんな仕事でも必要とされるのがコミュニケーションスキルです。
コミュニケーションスキルが低いと継続して仕事を得られなくなります。依頼する側も、納期を守らない、連絡が遅いライターは困るからです。
ライターは、クライアントの考えを代行して文章で伝えることが強く求められます。一方でターゲットとなる読み手が何を求めるのかわからなければ、クライアントとのコミュニケーションは成功しているとは言えません。
自己管理能力が高い
ライターの仕事は締め切りがあります。自己管理能力がないといつまでもダラダラと仕事をすることとなります。
記事執筆のスケジューリング管理もしっかりすることが大切です。
納期遅れは仕事を失うことと思いましょう。
調査・分析した上でのオリジナリティがある
ライターの仕事は一つの記事を書く上で、調査分析が必要とされます。記事の質が低いものは、調査分析が足りていません。
他のライターと差をつけるのであれば、調査研究はもちろんですが、似たような記事を書くのではなく、そこに自分なりの視点があるオリジナリティをいれることがさらにクライアントの信頼を高めます。
ライター起業で成功するためには上記のようなスキルが大切であることがわかりました。では具体的にはライター起業で成功している人はどんなやり方をして、成功しているのでしょうか?
ライター起業で成功している人はどんなやり方をしている?
でもどんなにすごい人もみんな最初はここからスタートしています。ここで踏みとどまり、がんばって実績を重ねることで、認定ワーカーとなれば案件に困らなくなります。
認定ワーカーとはクラウドソーシングの定める要件をすべて満たしたプロフェッショナルワーカーのことです。
ここまで成長したら、どんな記事を書いているのかポートフォリオを作っておきましょう。
次にやることは営業です。
クラウドソーシングは利用料が高いので、直接雇用してもらえるように自分から売り込む営業を始めることでより高単価な仕事を得ることができます。
売り込み先は以下の通りです。
- 知り合いに声をかけ、仕事をもらう
- 気になるサイトで応募がないか検索
- Twitterで募集案件を検索
- 企業案件に応募する
このとき必要となるのがポートフォリオ(実績)です。しっかり実績を作り込んでいきましょう。
単価が高いライターになれば、さらに高単価の取材記事の仕事も依頼されることもあります。クライアントから信頼されて継続案件をいただくことも。
そしてライターを極めていくと、
- 編集
- 講師
- コンサル
- Web制作
などの仕事の話もでてきます。
ライター起業で成功している人は、継続案件や高単価案件に加えて、ライターの仕事をきっかけにさまざまなお仕事につながり、それが収入源になって起業している人が多いのです。
まとめ
初期投資も少なく起業が可能なライターの起業について解説してきました。
ライターは始めたばかりの頃は、スキルも実績もないためお金を稼ぐことは難しいのが現状です。
多くの人がここでライター起業をあきらめてしまいます。しかし、苦しい時期を頑張り続ければ必ずライター起業が成功する道が開けてくることでしょう。
ライター起業で成功するためには、
- 質の高いクライアント案件を選ぶ
- 記事単価の高い案件を選ぶ
- ポートフォリオを作成する
- 営業する
などを経て、実績を重ねていくうちに安定していきます。
ぜひがんばってライター起業を成功させてくださいね!
おっしまーい^^