業務委託契約の在宅ライターの場合、ひとりで働くケースが多く、他人に頼りにくい環境です。そこでおすすめしたいのが便利ツール。
今回は、Webライターにおすすめの便利ツールをご紹介します。
記事内の挿入に使える画像サイトや、誤字を発見しやすいツール、コピペ率がわかるツール、コミュニケーションツールなどを記載したので、ぜひチェックしてみてください。
ライターにおすすめの便利ツール【執筆編】
執筆で必要不可欠な便利ツールをご紹介します。
Word
ライター業をするのであれば、ほぼ必須アイテムとなるのがWordです。クライアントによっても異なりますが、Wordでの納品を依頼されることがあります。
Wordは、誤字など入力ミスがあると赤い波線が表示される、ミスに気が付きやすく便利です。
【無料版】あり。Office on the webで無料版を使用可能。
参考:Web版のExcel、Word、PowerPoint I Office 無料
Googleドキュメント
GoogleドキュメントもWordと並ぶ必須ツールと言えます。オンライン上で執筆作業ができ、文書のURLの共有がしやすいのが特徴です。
Wordと同じく誤字には赤い波線が入るので、入力ミスにも気が付きやすいメリットがあります。
オンライン上で共有できて便利なため、クライアントによっては、WordではなくGoogleドキュメントと指定される場合もあります。
【無料版】Googleアカウントで無料で利用可能。
文字数計算
文字数計算も必須ツールと言ってよいでしょう。
クライアントからは「〇〇文字以上」と文字数を指定されていたり、タイトルや見出しごとに文字数ルールを設けていたりするクライアントもいます。
1文字ずつ数えるのは大変なので、文字数計算を利用しましょう。
おすすめは2つです。
文字数カウント
文字数カウントは文字を数えるだけでなく、原稿用紙枚数、文章数、も調べることができて便利です。
文章数もわかるので、見出しによって文章ボリュームに偏りがないかもチェックすることができます。
【無料版】無料で使用可能
参考:文字数カウント
文字数カウンター
文字数カウントだけでなく、文字数カウンターもおすすめです。こちらの特徴はカーソルでなぞった文字のみをその場でカウントが可能なところです。
文字数カウントのように、コピペ後、サイトに移動をして文字数を確認するという手間がありません。
【無料版】Google Chromeにて、無料で使用可能。ただし、拡張子を追加する必要あり。
参考:文字数カウンター
ノートアプリ
プロット(構想)をメモするためのノートアプリも1つあるとおすすめです。
マイクロソフトのOneNoteやAppleのGoodNotesは、ペンで手書きで文字を書くことができるので、サッと手書きメモをしたい方ならぜひ使ってみましょう。
参考資料のURLを貼り付けるのも非常に簡単で、画像や図形の挿入、ファイルの挿入もできます。
OneNote:【無料版】マイクロソフトアカウントがあれば無料。
参考:OneNote
GoodNotes:【無料版】3冊のみ無料。
参考:GoodNotes
電子メモパッド
近年人気になっているのが電子メモパッドです。
気軽にメモを取れるのが魅力ですが、削除が一括になるため、必要な部分のみを消すことはできません。残す場合は、スマホでメモの写真を撮るとよいでしょう。
電子メモパッドは保存には向かないため、長期保存のメモには不向きです。
【無料版】なし。500円から1,000円ほどで購入可能。
コピペチェックツール
一般的にコピペ(コピー&ペースト)をした文章の納品は禁止されています。(引用を除く)
コピペをしたつもりでなくても、ネット上の文章に似てしまうことは十分にあり得ます。そこで便利なのがコピペチェックツールです。
おすすめなのはCCD(CopyContentDetector)で、こちらのサイトでは「類似度判定」、「一致率判定」、「テキスト判定」という3つの項目でチェックが可能。クライアントからCCDで事前にコピペチェックをしてから納品するように、と指示がある場合もあるでしょう。
CCDの3つの項目がすべて「良好」となることが理想とされています。
コピペ率が高いと、サイトの評価が下がり、検索上位を狙えくなります。SEOの観点から一致率を下げるよう指示が出されることが多いので、なるべく一致率が低くなるような対応が必要です。
【無料版】無料版は、文字数制限(4,000文字)あり。有料版は最大8,000文字まで対応。有料版は月1,000円プラン、月6,000円プランの2種類。
ライターにおすすめの便利ツール【取材編】
ライターが取材の際にあると便利なツールをご紹介します。
ボイスレコーダー・ICレコーダー
レコーダーは必須ツールです。インタビュー取材では、相手が話した内容をその場で文字おこしするのは無理があります。
「今のところもう一度説明してください」と何度も言うと、相手の話がスムーズでなくなり、話す内容を忘れてしまうことがあるのです。
レコーダーがあれば、録音ができるのでとても便利です。
対話をしながらインタビューをする際は、マイクの向きを交互に変えましょう。相手側にマイクを向けがちになりやすいですが、自分の声が入りにくく、質問内容がわからなくなりやすいです。
また、取材を終えてからレコーダーを確認したら、「ほとんど音が聞こえない!」とならないように、事前に必ずマイクテストをしておきましょう。
声が小さい相手、通らない相手もいます。レコーダーの置き場所を工夫しながら取材をしてくださいね。
【相場】5,000円から15,000円
バインダー・ノート
取材ではメモは書かせいません。大切なことをメモ帳やノートに書き留めることがありますが、必ずしも取材先に机が用意されているとは限りません。
文字が書きやすいようにノートと一緒にバインダーを持っていくと便利です。
【相場】100円から200円
3色ボールペン
メモを取ったときに、重要な部分は色を変えたいですよね。
ペンを持ち換えていると、相手の話を聞きとれなくなったり、取材の流れが途切れてしまうこともあります。3色ボールペンであれば、色を変えるのがとても簡単でおすすめです。
【相場】100円から200円
一眼レフ・デジタル一眼レフ
取材にはカメラがほぼ必須です。
カメラに慣れていない方は、デジタル一眼レフをおすすめします。自動で焦点が合うので、カメラが苦手な方でも撮影がしやすくて便利です。
【相場】50,000円から200,000円
ライターにおすすめの便利ツール【連絡編】
業務委託や外部ライターであれば、カフェやコワーキングスペースで働く方、自宅や個人の事業所で働く方が多いですよね。
仕事の連絡ツールとして便利なものをご紹介します。
Chatwork
ChatWorkは、スマホでもパソコンでも使用できるコミュニケーションツールです。
利用している企業が多く、連絡手段をChatworkで指定することもあるほど。チャットでコミュニケーションが取れるため、LINEに慣れている方であれば使用しやすいはずです。
まずは無料版から始めましょう。
参考:Chatwork
【無料版】無料版あり。ただしグループチャットは累計7つまでの制限あり。有料版は月500円、800円(年契約の場合)の2種類。
Slack
SlackもChatworkと同じく、導入している企業が多い傾向にあります。こちらは、チャットというよりも、掲示板に近い感覚で使えるコミュニケーションツールです。
スマホアプリもあるので、パソコンと携帯を併用しながら使用することができます。
参考:Slack
【無料版】あり。有料版は月850円、月1,600円(年契約の場合)の2種類。
参考:料金 Slack
Trello
Trello(トレロ)は、タスクが多い案件に向いたコミュニケーションツールです。進捗状況を把握するのに便利なツールと言えるでしょう。
参考: Trello
【無料版】あり。
Zoom
オンライン上での打ち合わせには、Zoomが多く使用されています。
打ち合わせはZoomを指定されることが多いので、アカウントを作っておくと便利でしょう。
【無料版】あり
Zoomには有料版もありますが、クライアント側が有料版に登録している場合は、有料版のミーティングに無料版ユーザーも参加できるので、まずは無料版から始めることをおすすめします。
ライターにおすすめの便利ツール【画像編】
ライティングの記事では、ライターが画像を記事に挿入することもありますよね。ここではおすすめのフリー素材サイトをご紹介します。
クライアントによって画像サイトを指定することがあるので、指定されたサイトで利用をしてくださいね。
フリー素材ではない画像を使用すると、画像の権利の持ち主から最悪の場合は訴えられる可能性もあります。必ずフリー素材かどうかを確認しましょう。
写真AC
人物、景色、食べ物、乗り物など素材が非常に多いのが特徴で、多くのライターが使用しているサイトです。
無料ダウンロードできるのが魅力ですが、利用者が多いため、他のサイトと画像がかぶってしまう可能性もあります。
参考:写真AC
【無料版】あり。ただしダウンロード枚数が1日9枚制限あり。
ぱくたそ
ぱくたそは風景、食べ物、人物、などを中心にしたフリー素材サイトです。写真ACと比べると枚数がやや少なく、希望する画像が見つからないのがデメリットと言えるでしょう。
参考:ぱくたそ
【無料版】完全無料で利用可能。
o-dan
o-danはいわゆる「横断サイト」です。日本だけでなく、海外のフリー素材画像を一括で検索することができます。
検索は日本語でできるので使いやすいですが、キーワードによっては外国人ばかりがヒットするので、日本のサイトでの記事に不向きに感じることもあります。
参考:O-DAN
【無料版】利用は完全無料。ただし、ヒットした画像サイトによっては料金がかかる。
まとめ
ライターにおすすめのツールを紹介しました。
【執筆でおすすめ便利ツール】
- word、Googleドキュメント
- 文字数計算
- ノートアプリ
- 電子メモパッド
- コピペチェックツール
【取材をする際のおすすめ便利ツール】
- レコーダー
- バインダー
- 3色ボールペン
- カメラ
【コミュニケーションを撮るのにおすすめ便利ツール】
- Chatwork
- Slack
- Trello
- Zoom
【画像のフリー素材でおすすめ便利ツール】
- 写真AC
- ぱくたそ
- o-dan
便利ツールの多くは無料版があるので、まずは無料版から使ってみましょう。
おっしまーい^^