先日、高3長女の三者面談に行って来ました。
長女は小学校の先生になるのが夢なのですが、帰り道にふと
「小学校の先生にもなりたいけど、ウエディングプランナーもいいなぁと思ってて。だけど両方は難しいよなぁ」
と、こぼしていました。
「まさおは顔は良いけど、まさしは気遣いできて素敵…平日はまさお、休日はまさしってのは難しいよなぁ」みたいな感じでしょうか（違う）
恋の三角関係はどちらかに決めたほうが良いですが、キャリアは両方選べるもので、でも娘のように、「どちらかに決めなければならない」と思い込んでしまっている人も、実は少なくありません。（ちなみに、娘には茶化さず、真面目に話をしました）
ということで今日は、キャリアについて考えてみようと思います。
キャリアの悩みって、本当に人それぞれですが、私の中ではざっくり3つのパターンがあるなと思っています。
1. 固定概念強め迷子
2. やりがい・生きがい求めすぎ迷子
3. ただの迷子
「ただの迷子」て・・・
1. 固定概念強め迷子
「固定概念強め迷子」というのは、
「保育士の資格を持ってるから、保育系の職につかねばならない」
「育児でキャリアブレイクしてしまったから、パートとしてしか復帰できない」
など、“思い込み”に縛られてしまっている人。
ひろゆきなら「それって、あなたの感想ですよね？」と言うに違いない。
でも実際、資格や過去の経歴は、あくまで「当時の自分」が選んだもので、「今の自分」が何になりたいかの方が100倍尊いです。
そして、育児や出産で一度社会から離れたら「もう元には戻れない」と思ってしまう人も多いように感じます。
ただ、個人的にはキャリアブレイクは、チャンスだと思ってたりします。
人生って、高速道路を走っているみたいなものだなぁと思うときがあって、目的地を見失っても止まれないし、疲れているのに気づけないまま走り続けてしまいます。
だからこそ、一度アクセルをゆるめて車を停めるような時間が必要で、それが女性でいうところの育児や出産で社会から離れる期間（キャリアブレイク）なんじゃないかと思います。
出産や育児に関わらず、強制的にそんな期間（キャリアブレイク）を作るのもアリだと思います。
在宅ワークや副業、フリーランス、正社員やパートなど選択肢がこれだけ豊かにある時代に、視野を狭めてしまっているのは自分自身かもしれません。
2. やりがい・生きがい求めすぎ迷子
次に、「やりがい生きがい求めすぎ迷子」です。
これは、「人生は一度きり！輝かせてこ！」とか、謎の名言に踊らされて「やりがいを見つけて、毎日を充実させないと！」と焦って、人と比べてしまう人です。
SNSを見て他人を羨んでしまう人も多いようですが、そんな毎日キラキラしてる人いないって。あと、SNS一つで自分を卑下したりマイナスな気持ちになる人は、そもそもSNSは見ない方が幸せだと思う。
ーーキラキラ投稿例ーー
朝は軽く伸びをして起床！
お白湯飲んでストレッチ…出勤したらバリバリ仕事！
午後は小松菜のスムージー飲んでジムへ通うの。
夜はアロマとワインでQOL爆上げ！
パジャマはお気に入りのブランドで身を包んで、アロマを炊いておやすみなさい
ーー（実在するかは不明）ーー
・
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大丈夫か！同じヒト科の人間か！ストレスたまってないか？パジャマなんて昨年着古したTシャツでええんやで・・・
（という気持ちになるが、こういう投稿過去にどこかで見たことある気がする…）
やりがい、生きがいは表面的にキラキラしたものより、心の中でじんわりと「嬉しいな、楽しいな」とコソコソ思うくらいがちょうどいい気がします。
あと逆説的になりますが、やりたいことは探しに行くのではなくて、今自分がやってることを一生懸命取り組んだ先に「あー、これがやりたいことなんだ」と、うっすら気づくことだと思います。
キラキラする毎日より、コソコソと地道な毎日の中に、キャリアのヒントは隠されている気がします。
3. ただの迷子
最後に「ただの迷子」。これは、自分の軸がない人かなぁと。
そもそも何をしたらいいのか分からない人。
こういう方に「本読んでますか？」と聞いたら「読まないです！」と秒速で返ってくることが本当に多い！
本に彼氏でも奪われたんかと思うくらい、本から遠ざかっています。
本。フェロモン出すぎやろ。
私は本が大好きで今でも月に3冊程度読みますが、特に、人の人生に触れるようなノンフィクションやフィクション、歴史ものは「やりたいことが見つからない人」には、おすすめです。
今でも本を読み終わったら「私は探偵になりたい」とか思います（名探偵コナンを読んでる疑惑）
そもそも、自分ひとりの人生しか経験していないんだから、軸が定まらないのは当たり前です。
もし「やりたいことがわからない」と感じているなら、ぜひ読んでみてほしいのが、Kindleで無料で読める『運転者』という本。
超絶おすすめです。
最後に
『チーズはどこへ消えた？』という有名なビジネス寓話は、変化の激しい時代のキャリアを考えるときに、ぴったりな本だなぁと思います。
ーー
ある日、いつも同じ場所にあったはずの“チーズ”（＝安定、仕事、成功）が突然なくなってしまいます。
登場人物たちはその現実に直面し、「誰かが戻してくれる」とその場に居座る者、「すぐに新しいチーズを探しに行く」者など、さまざまな反応をするのですが・・・。
最終的に新しいチーズを手に入れるのは、過去に執着せず、変化を受け入れて“動いた人”。
ーー
キャリアもまったく同じだと思います。
「戻ること」を願いながら止まってしまうのか、それとも「これからどうするか」を選び直して動き出せるのか。キャリアブレイクは、その選び直しの機会にもなり得ます。
これからのキャリアを考えるためには、まず“自分自身を見つめ直す時間”がとても大切。
これからの生き方や働き方、自分はどこへ向かいたいのか？
そんなことを、立ち止まって考えるきっかけを作りたい方にぴったりなイベントがみらいきってで開催されます！（告知への流れがスムーズすぎてビビる）
この時間が、これからの一歩を踏み出す力強い後押しとなるきっかけになれば嬉しいです。
こそこそっと踏み出しても大丈夫です。
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当日はこそこそ、話しましょう！
おしまい
