ライター/文章について

『読みづらい文章をすっきり分かりやすくするコツ』自分では気づきにくい文章の癖

まさこ
まさこ
書いた文章を読み返してみると、どうもしっくりこない時がある
まさお
まさお
自分でも、何書いてんのかサッパリ分からなくなります。

 

日本語って趣(おもむき)があって、情緒的な表現も作りやすいのですが、いざ『文章を作ろう!』と考えると難しく感じてしまいますよね。

 

話すことは得意でも、文章を書くのは苦手という人も多いと思います。今回は、

  • 読みづらい文章を読みやすい文章に
  • 分かりづらい文章を伝わる文章に

少し気をつけるだけで、スッキリ読みやすい文章にするコツについて解説します。

  • 『長ったらしい文章』は主語と述語を見つけ出して短くしてみよう
  • 『一文一義』接続詞や助詞をこねくり回した文章
  • 同じ語尾や接続詞が連続している
  • 「結局何が言いたい?」曖昧な表現が多い
  • 読み流したら内容が入ってこない文章

『長ったらしい文章』は主語と述語を見つけ出して短くしてみよう

まさお
まさお
花壇には色とりどりの花がたくさん咲いているけれど、そんなことより僕は鼻をほじくることを優先させる。それがプロフェッショナル!

 

まさおくんの主張は、一文の中に主語、述語、修飾語、助詞、接続詞などが混ざり、「伝わりづらい文章」になっています。(そもそも、まさおくんの言いたいこと自体意味わからないけど)

文章は主語と述語だけでも最悪成り立つものです。

文章をダラダラと書いてしまう癖のある人は、自分でも「結局何が書きたいんだ!?」と迷宮入りしがちです。そういうときは、文中の「主語と述語」を見つけ出し、簡潔にまとめてみてください。

  • 書くことは難しい
  • 空は青い
  • 花が咲いている

先ほどのまさおくんを例に出すと

 

まさお
まさお
花が咲いている。しかし僕は鼻をほじる

 

と文章を短くすることができます。冷静に考えると心底意味のわからない文章ですが、そこは気にしなくて大丈夫です。

『一文一義』接続詞や助詞をこねくり回した文章

『一文一義』とは「ひとつの文には、ひとつの内容しか入れないようにしましょう」ということです。

こんな経験ありませんか?

まさこ
まさこ
殿部長からメールが届いた!

まさこへ

お疲れ様です。殿です。

先日渡した書類ですが、他者と比べると利益率が少し下がるようだが製品については業界トップレベルのもので、品質、技術、生産、機能、保守サービス、原価において、評判も非常に良いので、来週中には納品可能な状態まで持っていけるよう精査いただきたく思います

殿より

お前何言ってんの?

まさこ
まさこ

おわり

殿からのメールは、ひとつの文章(書き始めから句点「。」までの文章)に、多くの情報が入っています。これが伝わりづらい文章になっている原因です。

これを一文一義の文章に直すと

お疲れ様です。殿です。

先日渡した書類ですが、他者と比べると利益率が少し下がります。

しかし、製品は

  • 品質
  • 技術
  • 生産
  • 機能
  • 保守サービス
  • 原価

において評判が良く、業界トップレベルのものです。

来週中に納品したいのですが、可能でしょうか?

by殿

一文を短くし、「ひとつの文章には、ひとつの内容しか入れない」を心がけただけで伝わりやすくなりましたよね。

まさこと殿の関係も良好になったと思います。

同じ語尾や接続詞が連続している

同じ語尾や接続詞が続く文章は、読むテンポを悪くし、リズムを崩してしまいます。

まさお友達高倉さんは、いつも寝そべっている

まさおの友達である高倉さんは、いつも寝そべっている

まさおくんはいつも鼻をほじっています。たぶん鼻くそがたまっています。

まさおくんはいつも鼻をほじっています。たぶん鼻くそがたまっているのでしょう。

 ちょっとしたことなのですが、同じ接続詞、同じ語尾が続いているな…と感じたら、代用できる言葉がないか考える癖を付けると良いですね

曖昧な表現が多い

「私は好きなお菓子がたくさんある。」

「参加者が少しだけ増えたので、資料を増やしてください」

 

というように曖昧な表現は、ときに読み手を悩ませてしまうことがあります。

  • いろいろ
  • 多めに
  • 少しだけ
  • かなり
  • すごい

など抽象的な表現は人によって尺度が違います。上記を具体的な表現に直してみます。

「私の好きなお菓子は、パイの実とカプリコです」

「参加者が25名から35名に増えましたので、資料を10部追加してください」

具体的に書くとイメージしやすくなりますよね。

殿
殿
抽象的な表現が癖になっている人は、具体的に書くことを意識してみると良いでしょう。

読み流したら内容が全く入ってこない文章

WEBライティングの基本なのですが、「書いた文章は全て読んでもらえる」と勘違いしてる人が非常に多いように感じます。

WEBの文章は基本的に、一字一句読まれません。

殿
殿
読み流しても伝わる文章に、こちらが先回りして変換してあげましょう。

流し読みするときに目に留まる工夫は以下の通りです。

文字の装飾(要点を絞って赤文字やマーカーを入れる)
箇条書き
囲み枠
吹き出し
図解やイラスト

 

記事を書いた後に、自分でも流し読みしてみて「読みやすいか?」を確認してみましょう。

まとめ:『読みづらい文章をスッキリ分かりやすくするコツ』自分では気づきにくい文章の癖

  • 『長ったらしい文章』主語と述語を見つけ出して短くしてみよう
  • 『一文一義』接続詞や助詞をこねくり回した文章
  • 同じ語尾や接続詞が連続している
  • 曖昧な表現が多い
  • 読み流したら内容が入ってこない文章

文章を書いていると、自分でも「何が書きたかったんだっけ?」と迷宮入りしてしまうことありませんか?

私は結構あります(笑)

そういうときは、まず自分の、『文章を書くときの癖』を知ることが大切です。

殿
殿
 とにかく迷ったら「この文章、もう少し短くできない?」と考えてみてください。考えてみると、大抵短くできます!(ホントに)

 

お試しあれ!

おっしまーい

 

ABOUT ME
のりこ
(株)みらいきって代表|メディア編集長|文章を書くことと、コンテンツ制作が大好き|キャリアコンサルタント|3姉妹の母|大阪府民| お腹が減ると、ちょっと不機嫌になります!鮭おにぎりが好き