私は職業柄「文章」を書くことが多いので、バリバリ書ける人だと思われがちなのですが、パソコンに向かって「さて、何も思いつかないけど、どうしたもんか…」と白目をむくこともかなり多いです。
そんなスラスラ言葉が出てきたら、誰も苦労なんてしませんよね。
ただ、なぜ文章が思い浮かばないのか、その原因や対処法を知っておくだけで、迷宮入りすることは少なくなくなります。
今回は『文章が思い浮かばない』原因と対処法について解説します。
「なぜ文章が思い浮かばないのか?」4つの原因
「文章が思い浮かばない」を解決!対処法
「なぜ文章が思い浮かばないのか?」4つの原因
文章が思い浮かばないのは、才能がないからでも記憶喪失だからでもなく理由があります。
「文章が思い浮かばない理由」は大きく分けて4つ
- リサーチ不足
- 結論を用意していない
- 語彙が少ない
- 体調、寝不足の問題
解説していきます。
1:リサーチ不足
まず、知識が不足している状態での執筆は、9割型迷宮入りします。だって、知らないんだもん、書けるわけないじゃない。
と、文章以前に内容が浮かんでこない原因は、ほぼリサーチ不足です。
ライターの間では、文章はリサーチが9割といわれるほど『書く』という作業を占めています。
2:結論を用意していない
これも案外多いのではないかと思います。結論を用意しないで思いつくまま書き出すと、書いてる途中で自分でも何を書いていたか分からなくなります。
想像すると分かりやすいのですが、人はゴールが決められていると一直線、ゴールに向かって走り出せます。
しかし、なんとなく走っていると目に入ったお店に立ち寄ってしまったり、途中で引き返したり、体力だけが消耗してしまいます。
それと同じように、ゴールを決めずに文章を書き出すと「あれも書いた方がいいな」「これも書きたくなってきた」「何書いてるか分からなくなってきたから、もう書くのやめます!」 となってしまいます。
3:語彙が少ない
私も語彙が少ないので偉そうに言えないのですが…
文章が思い浮かばないのは、根本的に表現する言葉が自分の中にインプットされていないからという原因があげられます。
4:体調、寝不足の問題
なぜか頭の回転が悪い日ってありませんか?
私は気圧の低い日と寝不足のときに「頭がぼーっとして、言葉が思い浮かばない」となることが多いです。
そもそもそんな日は文章が思い浮かばないだけでなく、会話もままならないし、お昼寝ばっかりして過ごしています。体のコンディションと文章を考えるときに使う脳の一部って、つながっている気がしてなりません。
「文章が思い浮かばない」を解決!対処法
ここまでは、文章が思い浮かばない原因についてご紹介しました。ここからは、その対処法について解説していきますね!
1:リサーチをしてから書く
深く理解できていないことって、口頭でも説明するのが難しいですよね。文章だと尚更です。
対処法としては『リサーチしろ!』としか言えないのですが、それだとあまりにも不親切すぎるので…ここからは実際に私は取り入れている方法とコツについてご紹介しますね!
リサーチ方法は大きく分けて3つあります。
- ネットで検索
- 論文や書籍を使って調べる
- 詳しい人に話を聞く
1:まずどのリサーチ方法で検索するかを決め、実際調べます。
(根拠が必要な内容の場合は、出来るだけ一次情報を取るようにします)
2:A4サイズの用紙をホワイトボードだと仮定し、わかりやすくまとめていきます。
3:その用紙を見ながら脳内で解説してみます(ざっくりとで構いません)
インプットしながらA4用紙に書き出し、それを脳内でアウトプットすることで、より理解が深まります。
2:結論を準備しておく
結論を用意するのは大切なのですが、結論だけ用意しても、どう書けばいいのか分からなくなってしまいますよね。
コツは、『結論から掘り下げていく』ことです。
掘り下げるときの順番は
『結論』
『理由』(説明)
『事例』
『結論』
がもっともオーソドックスで書きやすいかと思います。
書けない!と悩む人の大半が、結論を用意せず、理由や事例などを掘り下げるタイミングも自由に設定しています。
3:ツールやちょっとしたテクニックを駆使する
- 語彙がない!
- 文章が思い浮かばない!
そんなときに役立つツールやテクニックがあると便利ですよね!あります!ご用意しました!(テレビショッピング風に)
- 類語、反対語がすぐに検索できる『weblio』を使う
- 接続詞をとりあえず入れてみる
解説していきます。
類語、反対語がすぐに検索できる『weblio』を使う
そんなときは類語、反対語が検索できる『weblio』が便利です。
使い方は簡単で、検索窓に言葉を入力し検索するだけです。
「楽しい」という類義語は以下の通りです(もっとたくさん載っていたのですが、カットしています)
逆に、この言葉の反対語なんだったっけ!というときは、反対語も検索できます。
接続詞をとりあえず入れてみる
途中まで文章を作れたのに、続きの文章が思い浮かばず手が止まってしまうときは、接続詞をとりあえず入れてみるのがおすすめです。例えば
私は犬が好きです。
という文章の続きが思い浮かばないとき、続きの文章を考える前にとりあえず『接続詞』を入れてしまいます。
すると、以下のように多くの文章が思い浮かびます。
私は犬が好きです。「だから」犬を飼っています。
私は犬が好きです。「しかし」マンションに住んでいるので犬を飼えません。
私は犬が好きです。「そして」猫も好きです。
私は犬が好きです。「なぜなら」犬は愛嬌があり人懐っこいからです。
私は犬が好きです。「特に」大型犬はかっこいいから大好きです。
小さい頃から日本語に触れてきた人にとって、「接続詞」は日常会話の中で自然と含まれる言葉です。接続詞を入れるだけで次につづく文章が思い浮かびやすくなりますよ。
4:もう書かない、寝ちゃう
どうしても思い浮かばないときは、もう寝ちゃおう!寝たらいい!
寝よう!( ˘ω˘)スヤァ…
まとめ:「文章が思い浮かばない!」原因と対処法「苦手を克服して”書ける”ようになる方法」
「なぜ文章が思い浮かばないのか?」4つの原因
- リサーチ不足
- 結論を用意していない
- 語彙が少ない
- 体調、寝不足の問題
「文章が思い浮かばない」を解決!対処法
- リサーチをしてから書く
- 結論を準備しておく
- ツールやちょっとしたテクニックを駆使する
- もう書かない、寝ちゃう
出来上がった文章を読むと、みんな文章をスラスラ書いているんじゃないか!
こんなに思い浮かばなくて悩んでいるのは自分だけなんじゃないか!ほじ!
と思ってしまうかもしれませんが、割とみんな悩んでいるし、スラスラ言葉が思い浮かぶわけではないと思います。
ちょっとした対処法を知り、それを取り入れることで少しずつ苦手意識は克服できますよ!
おっしまーい!