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『終活スペシャリストになろう』感想&レビュー|終活と資格について

未来について、漠然とした不安を抱えている

そんな人は、多いのではないでしょうか?

 

また、『不安の原因が何なのか?』『自分はこれからの人生をどう生きたいと思っているのか』『老後なんてまだまだ先のことだから考えたくない』と、未来に目を背け、ただ流れる時間を過ごしている人もいると思います。

 

わたし自身

  • 老後の資金は降って湧いてくるものだと思っていました
  • 未来はわからないけれど、ゴミが落ちてたら拾ったり、日頃の行いをよくしていたら悪いことは起こらないだろうと、日本昔ばなしのような世界観を信じていました(今も信じています)
  • 人はいつか死ぬという当たり前のことを忘れ、自分や周りにいる人たちは不死身だと思い込んでいました

総じていうと、老後なぜかお金が降って湧いてきて、自分や周りの人は不死身。だって日頃の行いがいいんだもん♪という考え方です。こんな人が周りにいたら、絶対友達になりたくない。

 

ですが、これに似た考えを持っている方って、実は多いのでは?と思っています。

人はいずれ死にますし、お金は降って湧いてくるものではありません。どれだけ日頃の行いが良くたって、予期せぬことに出会うことだってあります。そんな、未来について現実的に考えるキッカケともなる「終活」。

 

今回は、竹内義彦さん著『終活スペシャリストになろう』を読んだ感想をもとに、終活について考えてみたいと思います。

そもそも終活とは何か

終活と聞くと「人生の終い支度」という感じがして

  • お墓
  • お葬式
  • 介護
  • 相続
  • 終末医療

などについて考えることだと思ってしまいがちです。わたしもそう思っていましたし、それ自体間違いではありません。ですが終活の本来の目的は

人生の終わりについて考えることで、これからの人生をどう生きたいかを主体的に考えるための活動

もう一つは

自分にもしものことがあったとき、周りにいる大切な人が困らないよう準備をすること

準備というのは何もお墓とか葬儀のことだけではなく、わたしの場合だったら夫へ向けて

「通帳はここ!」

「〇〇の支払いは○日!」

「子供が月曜日に持っていくものは、これとこれ!」

「取引先の〇〇会社に連絡」

「パソコンのパスワードは〇〇」

など、夫が困らないよう連絡事項を残しておくというのも終活といえます。そう考えると終活は幅広く、自分にとっても、家族にとっても意味のある活動だということがわかります。

「終活スペシャリストになろう」はどんな内容?

「終活スペシャリストになろう」の大きなテーマ(核)となっているのは2つ。

人生100年時代、老後も夢を抱いて「生涯現役」として生きる方法

地域コミュニティーで地域貢献できる「終活スペシャリスト」とは?

人生100年時代、老後も夢を抱いて「生涯現役」として生きる方法

現代は、人生100年時代だと言われていますが、年金受給年齢の引き上げや、老後2000万円問題など、昭和・平成を生き抜いてきた中高年世代にとっては不安な世の中でしょう。

 

本書では以下のように書かれています。

超高齢化社会で高齢者が抱えている問題のほとんどは、『お金』と『人間関係』。

時代が確実に「老後を支えるのは子供世代」から「自分の老後は自分自身で背負うしかない」方向へと移り変わっている

引用元:竹内義彦・著(発行年:2021年)幻冬社 「終活スペシャリストになろう」

老後も夢を抱き、「生涯現役」として自分らしく生きるには、『お金』『人間関係』『生きがい』は外せません。本書ではそのための方法として『終活スペシャリスト』を提案しています。

地域貢献できる「終活スペシャリスト」とは?

税金関係について迷ったら『税理士さん』。法的なことで援助をお願いするなら『弁護士さん』。というように、どの分野にもその道のプロフェッショナルは存在します。では、

  • 介護のこと
  • お墓のこと
  • 葬儀のこと
  • エンディングノートの書き方
  • 生前整理
  • 老後のお金
  • 終末医療
  • 遺言書、相続
  • セカンドキャリアについて

など、上記のことについて包括的に相談できる人は、あなたの身近にいるでしょうか?

まさこ
まさこ

介護…介護保険のことだったら、市役所?かな?

お墓はそもそもどんなお墓の種類があるのかわからない…

誰に相談したらいいの?!

終活に関わること全般を包括的にサポートしてくれたり、助言してくれたり、教えてくれる人って、パッと思い浮かばない人が大半ではないでしょうか?

 

上記のような終活における何気ない相談や、困ったときに相談したくなる人になるというのが『終活スペシャリスト』の大きな役割であると本書では紹介しています。

資格『終活スペシャリスト(終活ガイド)』とは?

本書では、タイトルの通り『終活スペシャリストになろう』と謳っています。そこで、

第3章では「終活スペシャリストになる方法」

第4章では「終活スペシャリストとして働くということ」

についても解説されています。

あなたの生活の場から半径2キロ以内に住んでいる方達お思い浮かべてみてください。高齢者が多くいるのではないでしょうか。つまり地域の中に終活に直面して困っている方が大勢いるということです

引用元:竹内義彦・著(発行年:2021年)幻冬社 「終活スペシャリストになろう」

終活スペシャリストはそういう方たちの困りごとを聞き、解決への道筋を示します。終活スペシャリストになるためには、一般社団法人終活協議会が開催している『終活ガイド上級(1級)』の資格取得が必要です。

終活ガイド上級(1級)

わたしもこの資格を持っているのですが、資格はアイディア次第、またはご自身の信念によって、活用方法は多岐にわたります。

終活スペシャリスト(終活ガイド)はこんな人におすすめ

本書では、「町の終活先生」になる方法やマネタイズのポイントに焦点を当て紹介しています。ここでは、本書を読んでわたしなりに考える「終活ガイド」の活かし方やおすすめの人について解説してみたいと思います!

①こんな人におすすめ

  • 自分自身が、しっかりと終活をしたいと思っている人
  • 人の役に立つ仕事をしてみたい人
  • セカンドキャリアでは、興味のある分野で活躍してみたい人
  • セミナーなど講師業に憧れがある人
  • 仲間を増やしたい人
  • 老後は地域貢献をしながら生活をしたい人

『終活』に興味があったり、誰かの役に立ちたい、地域コミュニティーの中で活躍したいといった方に、『終活ガイド』はおすすめです。

②資格の活かし方〜ダブルライセンスとして終活ガイドを活用する

わたしが考える「終活」と相性の良い業界は以下の通り

  • 介護関係
  • 弁護士
  • 医療従事者
  • ファイナンシャルプランナー
  • ライターや動画編集者

終活では、終末医療や介護、遺言書や老後のお金についての相談もあります。資格との組み合わせ次第では、業界における、より希少な人材になれることもあります。

 

さらに高齢化が叫ばれる現代、ライターや動画編集の仕事でも終活に関係する内容(介護、お墓、葬儀、老後の暮らし、年金など)の案件も増えてくるでしょう。選ばれる人材になるためにも、持っていて損はない資格です。

 

また、現在仕事をお持ちの方、バリバリ働いていたり個人事業主の方にも、活用次第で幅広い仕事に活かすことができます。

殿
殿
仕事として活かすためには「終活ガイド上級(1級)」が必要なのですが、まずは無料で取得できる『終活ガイド初級(3級)』を腕試しとしてチャレンジしてみるのもおすすすめですよ。

終活ガイド初級

著者:竹内義彦さんについて

出典:一般社団法人終活協議会

『終活スペシャリストになろう』は、一般社団法人代表理事である竹内義彦さんによって書かれた、終活スペシャリストによる、終活スペシャリストのための書籍です。

 

2012年にテレビで放送された特集番組を見て、興味本位で終活をスタートされた竹内さんは、はじめて買ったエンディングノートを3日で挫折されたそうです。

まさお
まさお
早っっ!!

2016年から終活に必要な知識やお役立ち情報をブログで発信したところ、全国から相談が寄せられるように。(終活のブログはこちら→終活の相談窓口

個人での対応に限界を感じ、終活の専門家を増やすことを決意し、現在は「終活スペシャリスト」を育成するため全国展開中です。

わたしは仕事でご一緒することがあるのですが、笑顔が素敵で「この人にだったら、終活の相談してみたい!」と思ってしまうようなパワーのある方ですよ

「終活スペシャリストになろう」を読んで|感想レビュー

今わたしは、『終活の相談窓口』というサイトの編集長として、ライターさんから上がってくる記事のチェック・編集を行なっています。正直いうと自分が終活と関わりを持つまでは、「終活という言葉は知っているけれど、自分にはまだ関係のないことかも」と思っていました。

 

ですが、日々上がってくる記事を読み、終活の本質を知ることで「中高年はもちろん、若い世代だって一度取り組んでみると、自分を見つめ直すきっかけになるのになぁ」と思うように。

 

これからの時代、AIの発達とともに意味をなさなくなってしまう資格があります。ですが、メンタルヘルスや人の内面に関わる資格はAIには代替えできないでしょう。高齢化社会の今、高齢者に寄り添える終活資格はこれから先、需要が拡大するのではないでしょうか。

 

また、現代は新型コロナにより先行き不安な世の中。未来に対する希望が薄れつつある現代において「これから先の人生どう生きていきたいか」考える終活は、今一度、自分を見つめ直す契機となる気がしてなりません。

 

本書では、そんな終活について惜しみなく書かれています。さらに自分自身が「終活のスペシャリスト」となり、自分だけではなく周りも輝かせる方法についても書かれています。

 

  • 終活って何だろう?
  • 終活スペシャリストに興味がある

そんな方はぜひ^^

終活スペシャリスト(終活ガイド)になりませんか?

前述した通り、わたしは終活メディアの編集をキッカケに『終活ガイド上級(1級)』を取得しました。例えば今後自分の親が、介護が必要になったときなど、あらかじめ知識があることで適切なサポートや手続きができるでしょう。

 

資格取得者には、終活を仕事にできるサポート体制も整っていますので、セカンドキャリア、パラレルキャリアとしてもおすすめです。

 

この機会にぜひ、ご検討ください^^

終活ガイド初級

終活ガイド上級(1級)

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みらいきって
(株)みらいきって代表|メディア編集長|文章を書くことと、コンテンツ制作が大好き|キャリアコンサルタント|3姉妹の母|大阪府民| お腹が減ると、ちょっと不機嫌になります!鮭おにぎりが好き
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