主婦の起業

【主婦の起業】ネットショップはどれを選べばいい?目的別ネットショップの選び方

高倉さん
高倉さん
ネットショップで起業している主婦が増えてるってホント?
  • 子供が小さく外に働きに行けない
  • 自分の趣味や特技を活かしたい
  • できるだけ費用を抑えて起業したい
  • 家事や育児の合間に家にいながら稼げるようになりたい

こんな気持ちを持っていませんか?

 

現代は起業しやすい環境が整っています。主婦におすすめの起業方法のひとつとして、『ネットショップを開くこと』があります。

 

起業して在宅で働くことができる上、コツが掴めれば起業として成功できる可能性もあります。今回は主婦の起業に、比較的簡単に始めることができるネットショップについて解説します。

  • ネットショップの種類
  • ネットショップで注意したい法律
  • ネットショップの選び方
  • おすすめのネットショップ

主婦が起業するときにネットショップをすすめる理由

  • ネットが使えてIT機器が使える環境にある(ネット上には無料で開店できるショップがある)
  • 家にいながら仕事ができる
  • 資本金が少なく始められる
  • 主婦の知恵は発明級のものが多く、当たりやすい
  • 自分の時間をコントロールしやすいので、平日でも売れたらすぐに発送できる
  • 主婦はネットワークも広く、情報に敏感で何が流行っているのかをよく知っている

上記のような理由から、主婦にネットショップで起業することをおすすめします。

一番のおすすめポイント
  • 育児をしながら自分の都合のよい時間に仕事ができる
  • 開店資金が少なく始められる

そんなネットショップ、どのようなものなのか解説していきますね。

ネットショップの種類

ネットショップの種類は大きく分けて3種類です。

ネットショップ どんなもの? ショップ例
大型モール型 インターネット上のショッピングモール Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなど
ASP型 クラウド上で提供されるシステムを利用しネットショップを構築する方法 stores、 base、 minne、 colormeなど
ソフトウェア型 サーバーを準備し、ネットショップに必要なソフトウェアをインストールして構築する方法 自分のネットショップ

主婦におすすめなのは、ASP型のネットショップです。

 

amazonに代表される大型モール店は集客力はあるものの、出店・販売するには出店料などの固定費がかかります。加えて審査も厳しい場合が多いです。

 

またソフトウェア型はオリジナルなネットショップを作成できるという利点がありますが、​​ドメインやサーバーの取得など高いIT知識が必要です。(ネットショップで重要なセキュリティ対策やサーバーの保守運用も自分で行なわなければいけません)

 

このような理由から、自分の目的にあったASP型のネットショップを選択することをおすすめします。

ネットショップで注意する法律とは

ネットショップを開店するにあたり、知っておきたい法律をご紹介します。

  1. 特定商取引法
  2. 個人情報保護法
  3. 著作権・商標権
  4. 景品表示法

ひとつずつ解説していきますね。

特定商取引法

ネットショップを開設したら、ご自身の氏名や住所といった事業主の情報や代金の支払い方法、送料など明記が必要となります。

 

ネットショップによってはテンプレートが用意されています。そのフォームに沿って入力すればカンタンに特定商取引法のページが作成できるようになっています。

 

自宅をベースにやっている主婦は、掲載に不安がある場合、レンタルオフィス(住所などの名義貸し)を利用する手段もあります。

特定商取引法とは

特定商取引法は、事業者による違法・悪質な勧誘行為等を防止し、消費者の利益を守ることを目的とする法律です。 具体的には、訪問販売や通信販売等の消費者トラブルを生じやすい取引類型を対象に、事業者が守るべきルールと、クーリング・オフ等の消費者を守るルール等を定めています。

出典:消費者庁

個人情報保護法

個人情報保護法とは、プライバシーポリシーともいいます。

 

お客様の個人情報の取り扱いは、第三者に漏洩しないように取り扱いに注意しましょう。

個人情報保護法とは

「個人情報」とは、「生存する個人に関する情報であって、その情報に含まれる氏名、生年月日その他の記述等により当該情報が誰の情報であるかを識別することができるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより個人が誰であるかを識別することができることとなるものを含む。)」をいいます。

出典:個人情報保護委員会

著作権・商標権

商品を撮影した画像や説明文にも著作権が存在します。

 

ネットショップを運営する場合、勝手に他人のページや雑誌から画像やテキストをコピーして使用するのはやってはいけないことです。

盗用が発覚した場合、大きな代償を払うことになってしまうことがあります。

参考:文化庁 著作権

 

商標権とは、商品やサービスのイメージロゴやトレードマーク・サービスマークなどの「商標」を保護することで対象の利益と信頼を守る権利です。

ネットショップで使用するサイトロゴ・商品名などが権利侵害していないかを確認しましょう。

参考:特許庁

景品表示法

景品表示法とは出品された商品のうそや大げさな表示など、 消費者をだますような表示を禁止しています。

商品をよく見せるために虚偽の内容を掲載するのは絶対にやめましょう。

参考:消費者庁

 

他にも、

  • 古物営業法(中古品)
  • 酒類販売業免許、
  • 薬機法(医薬品の販売)
  • 食品衛生法(加工食品の販売)
  • 家庭用品品質表示法(品質に関する表示)

など、取り扱う商品によって必要な法律知識がありますので、販売する商品によっては調べる必要がありますね。

 

基本的なことを踏まえた上で、自分に合ったネットショップを選びましょう。

エリザベス
エリザベス
最初からテンプレートがついているネットショップもありますよ。

ネットショップの選び方

ネットショップを開設するときは、しっかり調査することが大切です。

 

一度ネットショップを開設してから使い勝手が悪いと思っても、簡単に別のネットショップに乗り換えるのには時間も手間もかかるからです。

 

また無料でネットショップが開設できるということだけで選択すると、運営に多少の費用がかかることもありますのでしっかり調べておきましょう。

 

販売手数料、決済手数料などがサイトによって大きく変わります。

エリザベス
エリザベス
ご自身の目的にあったネットショップを選ぶことも大切です。

 

ネットショップの選び方は、

  • 自分の商品が出品されるのにふさわしいサイト
  • 初期費用
  • 月額利用料
  • 販売手数料
  • 決済手数料

などを比較して検討しましょう。

ハンドメイドを売りたい主婦におすすめネットショップ

ハンドメイドを売りたい主婦におすすめなネットショップは、ハンドメイドマーケットといわれるサイトです。

 

ハンドメイドを売りたい人、ハンドメイドを買いたい人をつなぐ専門のサイトなのでハンドメイド作品を売りたい人はこちらがおすすめです。

サイト名 利用料 販売手数料(税別) 振込手数料(税込)
minne(ミンネ) 無料 9.6% 220円
creema(クリーマ) 無料 10% 30,000円未満:176円
30,000円以上:275円
PayPay銀行の場合は55円
iichi(イイチ) 無料 20% 30,000円未満:176円
30,000円以上:275円
PayPay銀行の場合は55円

自分専門店をつくりたい主婦におすすめなネットショップ

ハンドメイドマーケットを利用するのではなく、自分専門のショップを作りたいときにおすすめなのはこちらのサイトです。

 

前述の特定商取引法のテンプレートなども準備されているサイトがあります。(Baseなど)

 

またデザインの自由度が高く、自分の好みにカスタマイズすることも可能です。

サイト名 利用料 販売手数料(税別) 振込手数料(税込)
Base(ベイス) 無料 3.6%+40円+3%
  • 2万円未満:250円+500円
  • 2万円以上:250円
Stores(ストアーズ) 無料プラン
有料プラン1,980円
無料プラン:5%
有料プラン:3.6%
  • 1万円未満:275円+275円
  • 1万円以上:275円
colorme(カラーミー) 無料プラン
有料プラン3300円
0円
  • 無料プラン:売れたときにだけ手数料が発生(手数料は決済金額の6.6%+決済1件あたり30円)
  • 有料プラン:
    ・クレジットカード4.0%~
    ・後払い4.0%~
    ・コンビニ払い130円~
    ・代引き決済280円~
    ・Amazon Pay月額2,000円 + 3.9%
    ・楽天ペイ月額2,000円 + 4%
    ・LINE Pay月額2,000円 + 3.45%
    ・PayPay月額2,000円 + 3.45%
mercarishops(メルカリショップス) 無料 10%
(モール型なので高め)
  • 売上金(販売価格)から「販売手数料」(10%)と「振込手数料」(200円)が差し引かれた金額
  • 販売利益(商品販売価格から販売手数料を除いた金額)が5,001円以上の場合に振込が可能
  • メルカリショップスでは売上金に有効期限はない

 

※メルカリショップは中古品を販売することもできますが、その場合は「古物商許可」を取得する必要があります。

自分専用のネットショップは、手数料を考えて選ぶことが大切です。

 

ただし手数料が高いところは、集客に優れているなどそれなりのメリットがありますので、そのようなことを踏まえてどこを利用するかをよく考える必要があります。

 

自分専用のネットショップは無料から始めて、サービスが必要となったときに有料プランに変えることもできるところもあります。

エリザベス
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最初から有料にしなくても、ネットショップを運営するうちにサービスが必要だとわかってくることもあるのでそのような変更ができるシステムも助かりますね。

自分の得意を売りたい主婦におすすめネットショップ

物品を販売するのではなく、ご自身のサービスを販売したい場合に様々な知識、スキル、経験を販売できるサイトもあります。

 

まだ何を売るのか決まっていない人も挑戦しやすく、幅広い分野の起業にもおすすめです。

サイト名 出品手数料 販売手数料 振込手数料 どんなサービス?
ココナラ 無料 22%(出品者) 3,000円以上の振り込み依頼は、手数料が無料 スキルのフリーマーケット
趣味ナビ 無料 無料 お振込みは売上金額の合計が2,500円を超えた場合 オンラインで趣味を全国の趣味教室情報、オンラインレッスン情報を多数掲載中。

 

  • 絵を描くこと(デザイン・イラスト)
  • 相談に乗ること(占い・美容・ファッション)
  • WEB制作
  • 動画、音楽制作
  • サポート代行
  • コーチング
  • お茶会
  • 語学レッスン

なども商品として販売することが可能です。

 

ショップを開設したら次にやることは自分で宣伝することです。そのためにはSNSを使用しましょう。

 

ここではInstagramやPinterestと提携できるネットショップをご案内いたします。

Instagramのショッピング機能が使えるネットショップ

Instagramのプロフィール欄に、「ショップを見る」という設定をすることができます。

 

エリザベス
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Instagramに商品を紹介したらそこに誘導することができます。

 

お金を支払い広告を出さなくても、フォロワーが多いアカウントであればたくさんの人に自分発信で宣伝することも可能ですね。

開設するまでは少し複雑ですがやってやれないことはありません!

 

【Instagramでショップを開設する方法】

Instagramでショップを開設して商品タグなどの機能を利用する手順は、次のとおりです。

ステップ 1: 利用要件を確認する
ステップ 2: ビジネスアカウントに切り替える
ステップ 3: Facebookページにリンクする
ステップ 4: 商品カタログをアップロードする
ステップ 5: アカウントの審査を完了する
ステップ 6: ショッピングをオンにする
ステップ 7: コンテンツをアクションにつなげる

出典:Instagram

 

ここでは2つのネットショップのやり方をご紹介します。

詳細ページを見ながらぜひ設定してみてくださいね。

Base詳細ページ

Stores詳細ページ

Pinterestと連携できるショップ

Pinterestは画像検索エンジンです。

Googleで検索するように、画像で検索している人が利用しています。

エリザベス
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物を買いたい人は画像を検索することが多いのをご存知でしょうか?

そのためピンタレストから販売につながるケースも少なくありません。

【Pinterest】

Instagram、Etsy または YouTube のアカウントを認証すると、これらのアカウントのコンテンツを直接 Pinterest にシェアすることができます。シェアしたコンテンツはすべて、自分のアカウントに帰属するので、もっと多くのユーザーにコンテンツを見てもらうことが可能になります。

出典:ピンタレストヘルプページ

 

Etsy(エッツィ)はPinterestと連携しているサイトです。国内・国外問わずハンドメイド作品の販売・購入ができるサイトです。

海外サイトですが、日本語対応も可能です。

海外の方に向けてハンドメイド作品を出品・販売ができます。海外に人気の和物を取り扱っている人は国内よりも海外サイトを利用した方が売れやすいということがありますが、開設が少し複雑になります。

 

ガイドがありますのでこちらに従い開設することができます。

Etsy詳細ページ

 

ただし海外サイトなので国内サイトと違い、さまざまな手数料がかかります。

名称 詳細
出品料 出品料23円(1品につき)
*4カ月経つと「出品期限切れ」となり、改めて出品料を支払います。
取引手数料 商品合計価格の3.5%
PayPal手数料 入金金額3.9%+40円
*出品には「クレジットカード」または「PayPal」の登録が必要

 

※いろいろな手数料はかかりますが、手数料をすべて加算すると約10%になりますので、国内と変わらないということもわかります。

※外国から英語やフランス語などで問い合わせがあっても、Google翻訳を使えば大体の内容が分かりますので言葉の問題は心配しなくても大丈夫です。

まとめ ネットショップで失敗しないためにメリットからショップを選ぼう

主婦の起業に比較的簡単に始めることができるネットショップについて解説いたしました。

 

さらに、ネットショプの種類や関わる法律、目的別におすすめするネットショップをご紹介しました。

エリザベス
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目的別や手数料で選ぶのいいかもしれませんが、一度選ぶとサービスに不満があっても乗り換えることは時間も労力もかかります。

どんなものを売りたいのか、それにはどんなショップが良くて、宣伝にはSNSが使えるのかも知っておくと選択肢が定まってきますよね。

ネットショップのメリットを活用して起業を成功させてくださいね。

 

おっしまーい^^