「今の状況で起業をしても、果たして仕事をする時間が持てるだろうか?」と、不安になるのも無理はありません。
しかし、「時間は作るものだ」と意識を変えれば、意外と時間は確保できるものですよ。
この記事では、主婦が起業のために時間管理を極める方法を、さまざまな角度からお伝えしています。「主婦だけど起業したい」と考えている方は、ぜひご覧になってください。
- 主婦の時間の作り方
- 家事の効率化
- やることの優先順位を決める
- 時間の融通がきく事業
- 余裕を持ったスケジュールを組む
スキマ時間の有効活用と、時間を作ることを意識する
主婦はとにかく時間がありません。家族を優先した生活になりがちで、自分のために使える時間というのはごくわずかですよね。
そんな主婦が起業を成功させるためには、まずスキマ時間に集中して仕事をする意識を持ちましょう。
- 子供が昼寝をしている時間は、家事をせずに仕事をする
- テレビを見ていた時間を、仕事をする時間にあてる
生活リズムを変えたり、家族に協力してもらったりして、「時間を作る」という意識を持つことも大切です。
- 子供と一緒に就寝し、朝早く起きて仕事をする
- 夫が休みの日には、1~2時間、一人の時間をもらう など
また、起業するタイミングで、家事のやり方を大きく見直してみましょう。
家事はとことん効率化!思い切って「やらない」のもあり
起業をするには、「時間を作る」という意識を持つことが大切というお話をしました。
そのためにまずは、家事の効率化、時短化を目指しましょう。思い切って、今までやっていたことを「やらない」と決めることも必要です。
例えば、Yシャツのアイロンがけ。はるやま商事の調査によると、1回のアイロンがけに使う時間は5~10分の人が最多です。
思い切って、Yシャツはすべてクリーニングに出す!と決めてしまえば、アイロンがけに使っていた時間で仕事ができますね。
他にも、さまざまな方法で家事を手放していきましょう。
- 家事代行サービスを利用して掃除をしてもらう
- 食材の宅配サービスを利用する
- 週に1回は外食OKの日を作る など
主婦の仕事は主に育児と家事。主婦の感覚では、どうしても「家事の全てをきちんとやらなければ」と考えてしまいます。
起業をするのであれば、人に任せられるところは任せる、と意識を変えて、仕事に集中できる環境を整えていきましょう。
参考:家事代行サービスの例
「やることリスト」を作って、すぐ仕事にとりかかれるようにする
時間ができたときに「えっと、今日は何をするんだっけ?」と確認している時間はとてももったいないです。
すぐ仕事に取りかかれるよう、「やることリスト」を作っておきましょう。やることリストはメモ帳に手書きしてもいいですし、アプリで管理する方法もあります。
仕事をしながら、ふと別のやるべきことを思いついたときは、やることリストにすぐメモを取りましょう。すると、常にやるべきことに追われているような心理状態から抜け出せますし、頭の中がすっきりします。
やることリストのアプリはたくさんあります。その中でも人気の高いものをご紹介しますね。
- シンプルToDoリスト
- Todoist
- 付箋メモ帳型ToDoリスト(iOSのみ)
時間に融通のきく事業を選ぶ
小さな子供のいる家庭では、平日の日中に仕事をすませて、16時~18時頃には子供を迎えに行く、というスケジュールが理想的ではないでしょうか。
しかし、事業によっては夕方や土日がメインになるために、「日中に仕事をする」というのが難しい場合があるのです。
学習塾の稼働時間は、学校が終わったあとの夕方から夜がメインになりますね。つまり、本来なら子供を迎えに行きたい時間に仕事をしなければならない、ということです。
しかし、学習塾ではなく未就園児を対象にした英語教室ならどうでしょうか?未就園児ですから、午前中や午後の早い時間のほうが需要がありますし、子供のお迎えにも間に合います。
このように、事業の計画がまだはっきりと決まっていない段階なら、時間の調整がしやすいという条件から事業内容を決めていくのも1つの手です。
スケジュールには余裕を持つのが鉄則
「最小の時間で成果を最大にする」ことを説いた本である『エッセンシャル思考』には、次のような記述があります。
- 気体が空間を満たすように、仕事は与えられた時間いっぱいに広がっていく性質がある。
- 条件に恵まれたケースを前提として(仕事の)予定を立てようとする。
引用:エッセンシャル思考(グレッグ・マキューン著)
あなたも思い当たる節がありませんか?
仕事で収入を得られるようになり、さらに上を目指そうと、仕事をどんどん増やしたくなります。そういったときに「条件に恵まれたケースを前提として予定を立ててしまう」状況になりがちです。
事業はクライアントやお客様があって成り立つもの。こちらに予定外のことが起こっても、なるべく迷惑をかけないよう心がけたいですね。
予定通りに仕事が進められないときでも、あとで巻き返しができるよう、スケジュールには常に余裕を持っておきましょう。
余裕を持ったスケジュールで過ごしていると仕事の質が上がり、クライアントやお客様の信用を得られるようになります。
遠回りのように思えますが、積み重ねた信用が少しずつ収入となって返ってくるはずですよ。
まとめ:主婦が起業するならまずは時間管理を極めよう
主婦が起業をするなら、家事と育児が中心だった生活を見直し、事業のための時間を確保することが必要です。
そのためには、次のような方法があることをお伝えしました。
- スキマ時間を有効活用する
- 時間を作る意識を持つ
- 家事を効率化する
- やらない家事を決める
- やることリストを作る
- 時間に融通のきく事業を選ぶ
- スケジュールには余裕を持つ
家庭によって事情は違いますが、「使えるものは全て使う」というぐらいの気持ちで、時間の使い方を見直してみてくださいね。
おっしまーい^^