いつも時間が足りず、体力や精神的にも限界を超えてしまうこともあるでしょう。自分だけ両立できていない、自分はダメだなんて、お悩みではありませんか?
そこで今回の記事では、仕事・家事・育児の両立をラクにするコツをご紹介します。
ワーママやこれから仕事をしたいと考える主婦の人も必見です!
- 家事育児と仕事を両立しているママの割合
- 両立のための支援策
- 家事代行サービスの利用
- 便利グッズを活用
家事や育児や仕事をしているママはどのくらいいるの?
厚生労働省 「平成29年国民生活基礎調査の概況」によれば、共働き世帯は年々増加しています。
一番下の子供の年齢が上がるにつれて、仕事をするママの割合は増加しており、パートも含めてワーママの割合は70.8%で上昇傾向にあります。
今、この記事を読んでくれている人も、そろそろ子供が大きくなってきたから仕事をしたいと考え、家事、育児、仕事が両立できるかな?と心配かもしれませんよね。
仕事と育児の両立支援策について
国が目指す社会に、男女共同参画があります。
男女共同参画社会とは、男女問わず職場、家庭生活、子供たちが伸びやかに育つ環境を目指しています。
「男女が、社会の対等な構成員として、自らの意思によって社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保され、もって男女が均等に政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、共に責任を担うべき社会」です。(男女共同参画社会基本法第2条)
出典:男女共同参画局
男女共同参画局は、仕事と子育ての両立支援策による職場改革として、所定外労働時間の削減を図り、また、フレックスタイム制や短時間勤務等を導入できるよう積極的に支援を行ったり、待機児童をゼロにする対策を講じています。
でもまだまだそのサービスに与れない人も多く、自分で工夫せざるを得ないワーママもたくさんいます。
そんな国のサービスの中ですぐに活用できそうなのが、ファミリーサポートセンターのサービスです。
ファミリーサポートセンターは、地域において育児や介護の援助を受けたい人と行いたい人が会員となり、育児や介護について助け合う会員組織です。
この事業は働く人々の仕事と子育てまたは介護の両立を支援する目的から、労働省(当時)が構想し、設立が始まりました。
現在では育児のサポートの対象は、子を持つすべての家庭に広がっています。ファミリーサポートセンターの設立運営は市区町村が行います。
子供がいる人なら、「ワーママ」「専業主婦」に限らず全ての人がサービスを使うことができます。
- 保育園・幼稚園の送迎
- 学校の夏休みなどに子供を預かってもらう
- 親の病気や急用等の場合に子供を預かってもらう
- 買い物等外出の際、子供を預かってもらう
などのサポートをしてもらえます。
せっかくのサポートだから活用しない手はありません。
お住まいの市区町村によってサービス料金は変わりますが、価格はかなり低めに設定されていますので安心して利用できますね。
国の支援対策も活用しつつ、自分でもできる家事、育児、仕事を両立できるコツがないかもみていきましょう。
家事・育児・仕事の両立の一番のコツは100点両立を目指さないこと
自分が思い描く家事や育児や仕事に完璧でなくてもいいのです。
がんばりすぎて思うように行かないと、誰でもいらいらしてしまいますよね。仕事でも自分で抱え込んでしまうより、人に任せたほうがうまくいくことはよくあります。
そこで家事や育児も家族に協力してもらいましょう。
まずはパパと家事の分担について話し合いましょう。
■家事育児シェアシートで、一度夫婦で家事の分担について話し合ってみるのも良いかもしれません。以下よりダウンロード可能です^^
また、家事育児シェアシートの使い方は、以下の記事をご覧ください。
分担することで仕事量がよくわかり、どこが滞っているのかも一目瞭然となりますね。
両立のために家事育児代行サービスを活用
協力者はいてもなかなか任せられない、やってもらえないとお悩みのワーママや主婦におすすめなのが家事育児代行サービスです。
お金はかかりますが、一時的なものです。時期がくれば必要なくなります。
そう割り切って使えば、時短になりあれもこれもしなくちゃと思う悩みも軽減するはずです。
それぞれのサービスをみていきましょう。
1・食材宅配サービス
小さい子供がいる家、仕事で買い物をする時間がない家などは食材宅配サービスを使いましょう。
- 水やお米などの重いもの
- おむつやトイレットペーパーなどのかさばるもの
など宅配してくれますのでとても助かりますよね。
またスーパーに子供を連れて行かずに済みますので、ぐずったらどうしようなんていう心配もありません。
アトピーやアレルギーにお悩みのママにも体に優しい食材を販売しているところもありますから、近所に自然食品がなくても安心です。
置配可のサービスもあります。宅配によっては子育て割引の特典もあります。
生協 |
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らでっしゅぼーや | ベビー特典 妊娠期間中や3歳未満の子供対象に、最大36ヶ月(156週間)配送料を無料 |
ネットスーパー宅配 | イトーヨーカドーは子育て応援として、交付日より4年以内の母子手帳をお持ちの家庭は、登録日より4年間、いつでも100円。 |
2・テイクアウト
子供に手作りの料理を食べさせてあげたいというママは多いでしょう。
毎日毎日食材を買って料理するのは、主婦もワーママも至難の業です。たまにはテイクアウトして息抜きしませんか?
意外に子供はテイクアウトを喜んでくれますよ。
- Uber Eats
- 出前館
- お弁当屋
- ファストフード
などを利用してみましょう。
すべて外食にするということに抵抗があるママは一部のおかずだけ買って、ご飯と味噌汁をつくるだけでも気持ちの負担はなくなりますよ。
3・家事代行サービス
- 家が片付かない
- 気がついたら台所の換気扇が真っ黒
- お風呂にカビがついている
なんてこともワーママや主婦のあるあるです。
掃除は毎日することによってきれいをキープできますが、忙しいワーママや主婦には難しいですよね。
水回りの掃除は力も必要で強力な洗剤を使いますし、小さい子がいるご家庭では子供を見ながら掃除をするのは大変ですよね。
そんなときに家事代行サービスを使ってみると楽ですし、感動的に汚れが落ちてプロの技で驚くほどきれいになります。
サービス名 | 最短時間 | 1時間あたり最低料金 | お試しプラン | 対応エリア |
CaSy(カジー) | 通常2時間~(週1回以上の定期のお掃除代行の申し込みで、1時間から利用可能) | 2,409円(税込) | 2時間 4,700円 (税込・交通費込) | 埼玉県/千葉県/東京都/神奈川県/大阪府/兵庫県 |
ダスキンメリーメイド | 2時間 | 3,850円(税込) | なし | 全国 |
ピナイ家政婦サービス | 3時間 | 1,650円(税込) | 5,000円(税込・交通費込)2時間 | 東京都/神奈川県 |
家事代行サービスの中で特色があるのは、ピナイ家政婦サービスです。世界的に家政婦として優秀なフィリピンで国家資格を取得し、さらに日本でも研修を重ねたフィリピン人スタッフによる高品質の家事代行サービスです。全スタッフが日本語・英語ともに対応可能です。
子供に生きた英語を学ばせたい人が利用することも多く、英語と家事代行ができて一石二鳥という人もいます。
この他にもたくさんのサービスがありますので、ご自分に合ったものを選んでみてください。
お試しプランを使ってみるのもいいですよね。
家事育児便利グッズ
育児をしながら家事をするのはとても大変です。家事も育児も集中できず、中途半端になってしまうこともありますよね。
そこで電化製品の徹底利用をしてみませんか?
- すぐお湯が沸くケトル
- ウォーターサパー
- 掃除ロボット
- 乾燥機付き洗濯機
- ipadのお絵描き
などです。
すぐお湯が沸くケトルやウォーターサパー
ミルクを作ったり、インスタント料理を作るときにお湯がすぐに沸くのは助かりますよね。
特にウォーターサパーはお湯と水に分かれているので、24時間いつでもお湯を使うことができます。
非常用の水としてもあると大変便利です。
掃除ロボットや乾燥機付き洗濯機
スイッチをいれたら最後までやってくれる電化製品は時短になります。
- 掃除機のスイッチをいれるだけで自動で掃除してくれる
- 洗濯機のスイッチをいれるだけで干す作業を省略し、乾燥までしてくれる
スイッチをいれてしまえばあとは何もやらなくても済みますから、その時間に他のことができてとても便利です。
iPadのお絵描き
子供は親の持っているものにとても関心を持ちます。親がスマホをみていると貸してということもありますよね。
もしタブレットをお持ちでしたら、お絵描きソフトをいれて子供に描かせてみてはいかがでしょうか?
子供が驚くほど集中してくれるので、その間は集中して家事をすることができるようになりますよ。
もちろん子供のお絵かき力が上がります!
家事や育児と両立するための仕事のコツ
小さい子供のいるママの中には、独身の女性と比べて思うように仕事ができなくて悩んでいる人もいるかもしれません。
独身の頃にできたこと(残業など)ができなくなり、ストレスを抱えているかもしれません。
「完璧にこなさなくてはならない」という考えを捨てることこそが、仕事を両立するコツにもなります。
誰かに頼らなければならないときは、力を借りましょう。
短い時間で集中して仕事をこなすことも、必要となってくるかもしれません。
そんなときに、集中して仕事ができるようにするのにポモドーロテクニックがおすすめです。
ポモドーロテクニックは、集中力を最大化するために、仕事を 25 分ずつのセッションに分け、短い休憩をはさんで行う人気の高い時間管理テクニックです。
出典:フランチェスコ・シリロ『どんな仕事も「25分+5分」で結果が出る ポモドーロ・テクニック入門』
驚くほど集中できるようになりますので、仕事や家事や育児との両立が可能になるかもしれません。
まとめ 家事・育児・仕事との両立はワンオペしないこと
家事や育児や仕事を両立するコツについて解説しました。
すべてのことを一人でこなすことも難しいです。
家庭の事情でワンオペせざるを得ない環境のワーママや主婦もいるかもしれませんが、そんなときは家庭の状況によって、家族や外部の手助けを借りることもぜひ検討してみてくださいね。
この苦しい時期はいつか必ず終わります。
それまではいろいろな力を借りて楽しく過ごしたいですね。
おっしまーい^^