このように考えたことはありませんか。
出産後も働くことに理想を感じる方も多いですが、自分はできるのだろうか…と不安に感じることもありますよね。
出産後に仕事復帰している女性はどれくらいいるのでしょうか。
今回は出産後に仕事復帰をする女性の平均割合をまとめています。
職場復帰をする女性が増えている背景や、職場復帰をしない理由についても記載しました。
- 出産後に仕事復帰する女性の割合の平均は?|出産後継続就業率
- 出産後に仕事復帰する平均割合が増加する理由
- 出産後に職場復帰しなかった理由とは
- 産休・育休を取得したら職場復帰は絶対しなくてはいけないのか
- 出産後に職場復帰するかどうかの決め方
妊娠がわかり、このまま仕事を継続するか悩んでいる方はぜひご参照ください。
出産後に仕事復帰する女性の割合の平均は?|出産後継続就業率
出産後に仕事復帰をする女性の平均割合、出産後の継続就業率をご紹介します。
第1子出産前後で女性が就業を継続する割合は増加傾向にあり、これまで4割ほどでしたが、2020年から2014年は53.1%に上昇しています。
反対に第1子出産を機に仕事を辞める女性の割合は46.9%です。
正規の職員のデータでは第1子の出産でも就業を継続している女性の割合は69.1%と多いですが、パート・派遣の女性の場合は25.2%と低くなっています。
参考:内閣府
女性全体として見ると、第1子出産を機に仕事を継続するかやめるかはほぼ半々な状態で、若干継続する女性のほうが多い傾向にあります。
しかし、これは女性の属性で偏りがあり、正規の職員の場合は出産後の仕事復帰平均割合が高く、パートや派遣労働者の場合は低いのです。
出産後に仕事復帰する平均割合が増加する理由
出産後に仕事復帰をする女性の平均割合が増えていることがわかりましたが、その背景はなんでしょうか。ここではその背景をご紹介します。
経済的な不安
出産後に仕事復帰をする理由は経済的な不安が挙げられれます。
出産をすると出費が増えます。家族が増えるため、その分お金がかかりますが、出産後に仕事を辞めればその分収入が下がります。
経済的な不安が生じるため、出産後に仕事復帰をする女性が増えていると考えられます。
産後復帰しやすい職場環境
出産後に仕事復帰をする女性の平均割合が増えている背景は職場環境にあると考えられます。
産休・育休制度があり、取得しやすい環境があるほど、出産後も職場復帰しやすいのです。
同僚や上司が産休・育休について理解がある、多くの女性スタッフが出産後に職場復帰をしている環境だと、より復帰しやすいと言えるでしょう。
社会的な風潮
社会的な風潮で、出産後にも職場復帰をする女性もいます。
最近では働く母親が増えてきて、メディアでも「ワーキングマザー」、「ワーキングママ」という言葉で紹介されるようになりました。
出産をしても、仕事復帰をすることが当たり前な世の中に近づいてきている傾向があるのです。
出産後に職場復帰しなかった理由とは
すでに紹介したように、第1子出産を機に仕事を辞める女性の割合は46.9%で、半数近くの女性が出産を機に仕事を辞めていることがわかりました。
なぜ職場復帰をしなかったのか、その理由を「令和3年版 少子化社会対策白書」をもとにご紹介します。
参考:内閣府
仕事と育児の両立の難しいから
出産後に仕事復帰をしない理由は、仕事と育児の両立の難しさからです。
当初は育児をしながら仕事復帰をする予定でも、いざ出産をして育児をしてみたら会社で仕事をするのはとてもできないだろう…と感じる女性は少なくはありません。
産休・育休などの制度がなかったから
産休・育休制度がないことから出産後に仕事復帰しないこともあります。
制度自体はあっても同僚や上司の理解が得られないため、妊娠・出産で仕事を継続せずに辞めてしまう女性もいるでしょう。
働く時間が合わないから
働く時間が合わないことも出産後職場復帰をしない理由として大きいと言えます。
育児をしながら長時間働くのは大変…と感じる女性も多いです。
夜遅くまで働く仕事の場合は、子どもと接する時間が短くなる、保育園に預けにくくなるなどの不安から職場復帰をしないこともあり得ます。
家事や育児により時間をかけるため
家事や育児に時間をかけるために、出産後に職場復帰をしないこともあります。
働きながら子育てや家事をするとなると、どうしても仕事に時間を割くことになり、家事や育児にかける時間が短くなります。
家事や育児により時間をかけるために職場復帰をせずに、家庭に専念するということもあるのです。
体力的な不安のため
体力的な不安で出産後に職場復帰をせずに辞めることもあります。
働くというのはとても大変なこと。さらにそこへ育児というタスクが加わると体力的にも大きな負担になります。
フルタイムの勤務後に保育園にお迎えに行き、家事や育児をするのは自分の時間を持つ余裕もなく大変に感じることは少なくありません。
産休・育休を取得したら職場復帰は絶対しなくてはいけないのか
産休・育休を取得したら仕事復帰を絶対しなければいけないのか、まとめていきます。
体調不良などで産後に職場復帰しない人もいる
産休・育休を取得して当初は仕事復帰をする予定だったものの、体調不良が原因で職場復帰せずに仕事を辞める女性もいます。
ホルモンバランスの乱れや、産後鬱などで体調を崩すことは珍しくはないことです。体調が安定せずに仕事をやむなく辞めることもあるでしょう。
もともと職場復帰することを前提に産休・育休を取得している場合、会社では復帰のために体制を組んでいることも多くあります。そのため、急に仕事を辞めると会社とトラブルになる可能性もあり得るのです。
体調が悪く職場復帰が困難だとわかった場合は、早めに会社に申し出ることをおすすめします。必要に応じて医師による診断書の提出をしましょう。
保育所が見つからず産後に職場復帰しない人もいる
出産後に保育所が見つからずに、職場復帰をしない女性もいます。
職場復帰をするためには子どもを保育所に預けなくてはいけませんが、必ずしも保育所に入れるとは限りません。地域によっては保育所の倍率が高く希望する園に入れないこともあるのです。
子どもが預けられないために産後に職場復帰をしないこともあるでしょう。
出産後に職場復帰するかどうかの決め方
出産後に職場復帰するかどうかはほぼ半々です。
自分はどうしようかな…と悩んでいる方も多いでしょう。出産後に仕事復帰をするかどうかの決め方をいくつかご紹介します。
夫婦で相談をする
出産後に職場復帰するかどうかは、夫婦で相談をして決めましょう。
出産後に職場復帰するかどうかはひとりの問題ではありません。
家族の生活にかかわることなので、夫婦でよく話し合って決めることをおすすめします。
会社の上司や同僚に相談をする
出産後に仕事復帰するべきかどうかは、会社の上司や同僚に相談をしてみるのもよいでしょう。
出産後に仕事を続けるかどうか悩んでいる場合は、気心が知れた同僚や信頼できる上司に相談して決めるのもよいでしょう。
友だちに相談をする
出産後に職場復帰を経験している友だちがいれば、相談をしてみてください。
職場復帰をするときの不安だったこと、職場復帰までのハードルなどを教えてくれるかもしれません。よいアドバイスが得られることもあるため、経験がある友だちに相談するのもよいでしょう。
まとめ
第1子出産をしても職場復帰する女性の平均割合は53.1%です。正規職員の場合は69.1%と多いものの、パート従業員などでは25.2%と低めです。
出産後に職場復帰する女性は増加傾向にあり、その背景は経済的な不安や復帰しやすい職場環境の整備、社会的な風潮があると考えられます。
反対に職場復帰しない理由は、育児との両立の大変さ、産休・育休の制度のなさ、勤務時間が合わない、体力的不安、保育所が見つからないなどです。
出産後に職場復帰するかどうか悩む場合は、夫婦で相談、友だちや先輩に相談するとよいでしょう。
おっしまーい^^