こう感じるママは多いのではないでしょうか。
週末になれば仕事はお休みですが、たまった家事とどこまでも続く育児に、逃げ出したくなりますね。
そういった状況を改善するためには、次の3つが重要です。
- 一人の時間を確保する
- 生活習慣を見直す
- 家事と育児、仕事を両立するためのコツをつかむ
上記の3項目について、この記事で詳しくお伝えしています。
家事と育児、仕事の両立に疲れたと感じている方は、ぜひ最後までご覧になってください。
家事・育児・仕事に疲れたらまずは一人の時間を確保しよう
一人で一息つく時間がないのでは、疲れがたまってしまって当然です。疲れをとるために、まずはなんとしても一人の時間を確保しましょう。
忙しくしていると、「やることが済んで、余った時間が自分の時間」としてしまいがちですが、考えを改めてみませんか?つまり、自分の時間を取ることを優先するのです。
ここでは、自分の時間をしっかりと取るために世の中のワーママがどんな方法を取っているのかを紹介します。
有給休暇を取る
疲れていると、仕事へのやる気が出ないですし効率が悪くなります。そこで、思い切って有給休暇を取ってみてはどうでしょうか。
真面目なあなたは「子どもの急病に対応できるように…」と、有給休暇をなるべく使わないようにしているかもしれませんね。しかし、いつも子どものために使うのではなく、たまには自分のために休暇を取っても誰も責めたりはしません。
丸一日の休暇に気が引けるなら、午前休、午後休など半日のお休みを検討してみましょう。
徹底して自分をいたわる時間にあてましょう。
家事を全部自分でやろうとしない
育児をしていると、家事の手を抜くのはなかなか勇気のいることです。
栄養バランスの整った食事を用意して、清潔な環境で育児をしてやりたいと考えるのが親心でしょう。しかしこの理想の生活を、育児をしながら仕事までこなしているあなたが、自分でやろうとすると無理が出ます。
食事の用意や掃除は、母親の仕事というわけではありません。そう割り切って、家事代行サービスを利用するのもひとつの手です。
家事代行サービスでネックになるのが利用料金ですね。「くらしのマーケット」なら、大手より安価でサービスを提供している事業者がたくさん見つかりますよ。口コミを参考にして、自分にあったサービスを見つけられます。
朝、早く起きる
ワーママの場合、夜子どもを寝かしつけたあと、もう一度起きて家事をする、という生活を送っている人が多いように感じます。本来ならゆっくりと過ごす時間に、一人で家事をこなすのは、すごく気力と体力のいることです。
そこで一度試してもらいたいのが、朝早く起きて家事をするという生活スタイル。夜は子どもと一緒に寝てしまい、その代わり朝は家族より早く起きるのです。朝活とよく言われるものですね。
- 子供が寝るまで待つ必要がない(寝落ちしてもいい)
- 同じ睡眠時間でも、早寝早起きの方が体の調子がいい
- 一人の時間を取りやすい
試してみる価値はありますよ。
週末に子どもと離れる時間を作る
疲れているとイライラしやすいですし、気持ちに余裕が持てません。そんな状態では、いい育児はできませんね。親の不安定さが子どもにも伝わってしまいそうです。
「疲れで育児が辛い」と感じるときは、思い切って子どもから離れる時間を取ってみましょう。月に一度くらい、土曜日にも保育園に預けてみたり、難しければシッターさんを利用したりしてはどうでしょうか。
子連れOKの美容院やマッサージに出かけるのもいいですね。少数ではありますが、施術の間、保育士さんが子どもを見ていてくれるお店もあります。
家事と育児、仕事に疲れたときに見直したい生活習慣
家事・育児・仕事に疲れたな、と感じたときに見直してもらいたいのが
- 睡眠時間
- 運動不足
- スマホとの付き合い方
この3つです。
特に睡眠や運動は、ホルモンの分泌と密接な関係があることが科学的に分かっています。できそうなことから、見直してみましょう。
睡眠をしっかり取る
家事、育児、仕事と3足のわらじを履いていると、慢性的に時間が足りない状態になりますね。時間を捻出しようとすると、睡眠時間しか削るところがないという現実。
しかし、睡眠不足の状態が続くと次のような問題が出ることが分かっています。
慢性的な睡眠不足は日中の眠気や意欲低下・記憶力減退など精神機能の低下を引き起こすだけではなく、体内のホルモン分泌や自律神経機能にも大きな影響を及ぼすことが知られています。
引用:厚生労働省
また、睡眠不足が続くとホルモンの関係でイライラしやすくなります。
睡眠不足は、育児においても仕事においてもデメリットばかりだということです。
「疲れたな」と感じているときは、睡眠を優先することを心がけてください。家事がどうしても回らない、というときには家事代行サービスを利用しましょう。
運動の習慣を作る
忙しい毎日では「運動する時間なんてとても取れない!」と、運動不足が当たり前になってしまいます。
しかし適度に体を動かすと、次のような理由から気持ちが安定しストレスを解消できるのです。
- 交感神経が優位になりやすいため、ポジティブになる
- 精神の安定や脳を活発に働かせるセロトニンが分泌される
- 免疫力の向上、リラックス効果のあるエンドルフィンが分泌される
まずは一日5分でもいいので、ヨガなど運動の時間を取ってみませんか?5分であれば、仕事の合間に取り入れられそうではないでしょうか。
デジタルデトックスをする
現代ではインターネットやスマホが普及し、とても便利になりました。その反面、常に情報が入ってくるというストレスを、私たちは知らず知らずのうちに抱えています。
意識的にスマホやパソコン、インターネットから距離を置くことも、リフレッシュにつながります。最近は、デジタルデトックスという言葉があるほどです。
デジタルデトックスとは、一定期間スマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイスとの距離を置くことでストレスを軽減し、現実世界でのコミュニケーションや、自然とのつながりにフォーカスする取り組みです。
寝る前、通勤中、仕事の休憩中など「余白の時間」は、スマホに手が伸びてしまいがち。
疲れているときには、何もしない・何も考えない時間を作ることが大切です。
「寝る前の一時間はスマホを触らない」など、ルールを決めてインターネットやデジタル機器と適度な距離を取りましょう。
もう疲れない!家事と育児、仕事を両立するためのコツ
家事と育児、仕事を両立させるためには、たくさんの工夫が必要ですね。もうこれ以上は工夫するところがない、というぐらい試行錯誤しておられるかもしれません。
ですが、疲れがたまっている現状をそのままにしてしまうと、いつかは心身が壊れてしまううでしょう。家族のためにも、家事・育児・仕事のやり方をもう一度見直してみませんか?
疲れずに家事をするコツ
「完璧な家事を求めない」とはよく言われることですが、真面目な人ほど、やっていない家事が気になりストレスになってしまうものです。
手を抜くこと、第三者の手を借りることに、少しずつ慣れていってくださいね。
家事の優先順位を決める
家事で労力と時間を使うのが、炊事と掃除の2つです。この2つの家事の、優先順位を決めてみませんか?
家族の食べるものは自分で作ってあげたいと思うなら料理を、いつもキレイな環境で過ごしたいと思うなら掃除を優先させましょう。
家事をする時間を決める
優先順位を決めたら、家事をする時間を決めてしまいます。平日は寝る前、もしくは朝に30分だけ、休日は1時間はやろう、など。
時間を超えたら、終わっていなくても家事は強制的に終了。休んだり、自分の好きなことをする時間に切り替えましょう。
ただ、そうすると気になる家事がだんだんとたまっていきますので、自分の手が回らないところは家事代行サービスなどを利用します。
「令和版・新三種の神器」をフル活用する
昭和の「新三種の神器」といえば、白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫でした。そして令和になったいま、「令和版・新三種の神器」と呼ばれる家電が何かわかりますか?
令和版・新三種と呼ばれる家電
- 洗濯乾燥機
- 食洗機
- ロボット掃除機
さまざまな意見がありますが、この3点を挙げる声が多いです。
高価な家電ですので購入するのには勇気がいりますが、検討してみるといいでしょう。
家事と仕事があってもしっかり育児をするコツ
疲れていても、なるべく手を抜きたくないのが育児。しかし体力や精神力が追いつかず、理想と現実のギャップに苦しむことも多いですね。
家事と仕事に追われる毎日でも、どうすれば育児をしっかりとできるでしょうか。
夫の自覚をうながす
株式会社オウチーノの調査によると、育児ストレスを抱えているのは女性が84.0%なのに対し、男性は59.5%。
また、共働き家庭での育児と家事に従事する時間は、男性が46分であるのに対し、女性は4時間54分という調査があります。(参考:日本経済新聞)
女性 | 男性 | |
育児ストレスを抱える割合 | 84.0% | 59.5% |
育児と家事に従事する時間 | 46分 | 4時間54分 |
家庭の事情はそれぞれですが、世の中の傾向として育児の負担が女性に偏っていることがわかりますね。
家事や仕事で忙しいと「育児がおろそかになっている」と感じるかもしれません。しかし、あなたはすでに十分がんばっています。「もっと構ってあげなきゃ」と自分を追い込むのではなく、もっと夫の出番を増やす育児をしてみましょう。
簡単なことから、少しずつ頼んでみませんか?
- 休みの日の食事の世話を担当してもらう
- 子供を連れて公園に行ってもらう
- 保育所などの書類のチェック、記入を担当してもらう など
工作、知育玩具など集中してくれるものに助けてもらう
自分が休憩したい時、ついついYouTubeやテレビで子守をしてしまって、罪悪感を覚えることはありませんか?かといって、ずっと子供の相手をするのはすごく労力のいることですよね。
ここで1つ、おすすめの対策を紹介します。それは、工作道具や知育玩具を用意すること。
- 学研のニューブロック
- 塗り絵
- 色えんぴつ(36色がおすすめ)
- 粘土
- 折り紙
- 迷路、線つなぎ など
もちろんその時々で、工作や知育玩具に気分が向かないときもあるでしょう。しかしハマるものが見つかれば、子供が夢中になっている間にゆっくりと過ごす時間を持てますよ。
仕事の向き合い方のコツ
仕事に疲れたと感じているなら、仕事のやり方を考え直す必要もあるでしょう。
具体的には、
- 仕事量を抑える
- 働き方を変える
という2つの方法があります。
無理なく仕事を続けていくために、家族とも話し合ってみてください。
仕事量を抑える
まず考えたいのが仕事の量を抑えるということです。
パートであれば出勤日数を減らす、1日の勤務時間を減らすことを考えてみます。
正社員として働いているなら、仕事の量や残業時間など、難しく感じている部分を上司に相談してみましょう。 意外と解決策があるかもしれません。
しかし正社員という責任のある立場では、仕事の量を減らすことは簡単ではないですよね。限界を感じているなら、働き方から変えることも考えてみませんか。
働き方を変える
家事と育児、仕事をこなす状態が辛いなら、正社員を辞めてパートでお仕事をするということを検討してはどうでしょうか。
収入は大きく下がってしまうかもしれませんが、子育てが落ち着いた時に正社員に戻るということも不可能ではありません。
また、パートではなく自分で起業するという選択肢もあります。事業が軌道に乗るまでは、正社員ほどの収入を得るのは難しいかもしれませんが、事業がうまくいき、正社員時代よりも稼げるようになっている方もおられますよ。
さらに言えば、日中はパートで働き、自宅ではスキマ時間に在宅ワークをするという働き方だってあるのです。
まとめ:家事と育児、仕事の両立は試行錯誤が大切
ワーキングマザーはたくさんいるのに、なぜ自分だけこんなに疲れてしまうのだろうと、自分を責めてしまっていませんか?
しかし、それぞれの家庭の環境や育児の状況、ご自身の性格は違いますので比べる必要はありません。
いま感じている「疲れた」という気持ちを無視せず、家族と協力しながら、試行錯誤を重ねてみましょう。