- 女性に向いているパラレルキャリアってなんだろう。
- 女性がパラレルキャリアに取り組むときの注意点って何だろう。
- パラレルキャリアに取り組む女性に憧れるけど、自分もあんな風になりたいな。
といった悩みを抱えているのではないでしょうか?
結婚や出産といったライフステージにおいて、働き方を考えなければいけなくなったときにパラレルキャリアに興味を持つ女性が増えています。
パラレルキャリアとは、本業とは別で並行して行う活動のことを言います。女性の社会進出が進んだとはいえ、結婚や育児といったキャリアのターニングポイントに立つことが多く、働き方の問題を抱えている人は多いものです。
今回は、女性を軸にしたパラレルキャリアについて解説していきたいと思います。
- パラレルキャリアは女性におすすめ
- 女性におすすめのパラレルキャリア
- メリットとデメリット
パラレルキャリアは女性におすすめ
結婚・出産・育児といった今後のキャリアを考えるべきターニングポイントが多い女性にこそ、パラレルキャリアがおすすめです。ライフイベントの多い女性だからこそ、次のようなことを真剣に考えてみてはいかがでしょうか?
- 今後どんなふうに生きたいのか
- どんな自分になりたいのか
- どんなことに多く時間を費やしていきたいのか
なかには産休や育休が自分を見つめ直すいいチャンスとなり、その間にパラレルキャリアに取り組み、職場復帰後も継続して取り組んでいる人も増えています。
パラレルキャリアの適正チェック
と思うかもしれません。
パラレルキャリアに限らずですが、新しい取り組みや働き方をする場合には、求められるスキルも増えるため、適性を見極め向き不向きにも注目する必要があります。
以下で、パラレルキャリアに向いているかいないかチェックできるリストを作成しました。3つ以上当てはまったあなたは、パラレルキャリアに向いているかもしれません…!(取り組む内容にもよります)
パラレルキャリアに上手く取り組む女性の特徴
パラレルキャリアを上手く取り入れている女性の特徴として、先程のチェックシートに当てはまる人物が多いことも特徴です。
他、自分自身に強みが無いと感じる場合でも、
- 始めたことを徐々に「強み」に変えていく人
- ビジネス上のネットワークが無い場合でも熱心に「繋がり」を作っていった人
が多いのも特徴の一つと言えます。
パラレルキャリアはすぐに結果に結びつかないことも多いため、結果を焦らないことが大切です。そのためには「継続力」や「変化し続ける力」も必要なのかもしれません。
変化を恐れず、結果を焦らなかった女性たちが現在パラレルキャリアを楽しんでいます。楽しむことで小さな結果がでる。その小さな結果を大きくしようと、また新たな取り組みを始めている場合も多くみうけられます。
女性におすすめのパラレルキャリアは何?事例を紹介
女性におすすめの、パラレルキャリアの仕事内容について紹介します。
パラレルキャリアは必ずしも収入が目的ではないのですが、収益の発生を期待する気持ちも否定はしません。お金は活動するうえでのモチベーションにもなります。しかし、お金のためにやりたくもない仕事をすることは、パラレルキャリアではおすすめしません。
報酬のことも交えつつ、パラレルキャリアの目的からずれ過ぎないように女性におすすめのパラレルキャリアを紹介していきますね。
ボランティアや社会貢献活動
ボランティア活動や社会貢献活動は、多くの場合初期コストもかかりませんが無報酬のことがほとんど。
その代わり「お金」以外のリターンは非常に多く、新しい人脈に繋がったりスキルの向上となることが多いために、今までにない気付きも多いものです。
近年は「プロボノ」と呼ばれる、職業上の知識やスキルを提供するボランティア活動をする人も増えています。「Pro Bono Publico」というラテン語の「公共の善のため」が語源です。
おすすめの人 | ・社会貢献したい人 ・ボランティアに興味がある人 ・人と関わることが好きな人 ・新たなスキルを目指したい人 ・現在のスキルを提供したい人(プロボノ) |
初期コスト | 無し |
主な活動内容 | 内容によって変動 |
メリット | ・人脈やネットワークといった資本が増える ・新たな知識や知見が見つかる ・スキルの向上となる |
デメリット | ・無報酬 ・活動によっては体力や知識を要する |
webライター
webライターの仕事は、働く場所と時間をえらばないことが魅力ですし、幅はありますが報酬が発生します。受ける案件によっては、受注する仕事の量もえらべます。
とはいえ、けして楽な仕事ではありません。正しい情報のリサーチや文法・構成について調べるのはとても大変な作業です。報酬が出るからには、責任をもって仕事を請けなければなりませんし、それを本業と同時進行するのは大変なこと。
収入のためではなく「世の中に発信したいこと」「文字を使って社会貢献したい人」にパラレルキャリアとして取り組んで欲しいのがwebライターとなります。
おすすめの人 | ・文章を書くのが好きな人 ・発信したいスキルがある人 |
初期コスト | ・パソコン代 ・ネット環境代 |
主な活動内容 | ・ネット上でwebライティングの案件探し ・webライティングの執筆 ・クライアントまたは編集長とのやり取り |
メリット | ・インターネット上に自分の努力が拡散される ・報酬がある |
デメリット | ・締め切りに追われる可能性有り ・時間を要する |
技術(スキル)提供
技術提供とは、既に自分がもっているスキルや技術を活かして、必要としている人に情報提供をすることです。仕事で得た技術の場合もありますし、趣味の延長上のスキルの場合もあります。
たとえば…
- Webデザイン制作
- ブログ
- 動画編集
- 手作りアクセサリーの販売
- 手作りグッズの技術提供
ここでお伝えしたいことは、技術の提供方法です。近年は、提供方法がぐんと増えたことで「技術の提供」をビジネスや趣味、生き甲斐とする人も増えました。主な提供方法は以下となります。
提供方法 | 例 |
ネットショップ | ・Shopify ・BASE など |
ブログ | ・オウンドメディア ・有料ブログ ・無料ブログ |
音声メディア | ・ラジオ配信アプリ ・ポッドキャスト ・Spotify など |
動画配信メディア | ・YouTube ・vimeo など |
インターネット上のプラットフォーム | ・ココナラ ・タイムチケット ・メルカリ など |
実店舗やフリーマーケット | ・週末起業 ・時間限定起業 |
※実際に提供するものが、情報や「技術」や「商品」によっても異なります。
知識や技術の提供をしていくうちに、マーケティングの知識や販売やサービスのスキルを身についていきますし、場合によっては報酬を得ることも可能です。ときに本業の収益を上回るような人もいます。
おすすめの人 | ・スキルや技術のある人 ・人の役に立つのが好きな人 ・販売がしてみたい人 |
初期コスト | 内容によって変動 |
主な活動内容 | 内容によって変動 |
メリット | ・自分の知識や技術が役に立つ ・場合によっては、マーケティングの知識が身に付く ・場合によっては、販売やサービス業のスキルが身に付く |
デメリット | ・多忙になり過ぎて時間に追われる可能性有り ・本業に支障をきたすことになる可能性有り |
地域に特化した、塾の主宰や地方コミュニティ運営
少子高齢化となった現代では、労働者不足とも言われています。
周囲に提供できるスキルや技術がある場合は、ネット上だけでなく居住地域や自治体に特化して還元していく方法もあります。
とくに福祉や教育の分野においては、公的セーフティネットワークが足りないために私的セーフティーネットワークによって身近な人同士で助け合っていく必要も多いもの。
地域の第一人者として、またはコミュニティを活性化させることで、パラレルキャリアとしてのやりがいはかなり大きいでしょう。
ニーズも高まる可能性も大きいため、いずれ報酬を得れるような仕組みへと活動自体が飛躍する可能性もあるかもしれません。活動を知って貰うことで、パラレルキャリアの推進活動にもなります。
おすすめの人 | ・提供できるスキルや技術がある人 ・地元に社会貢献したい人 ・やりがい重視の人 ・人脈やネットワークづくりが好きな人 |
初期コスト | 内容によって変動しますが、自治体によっては行政に相談すればサポートを受けれる可能性も有り |
主な活動内容 | 内容によって変動 |
メリット | ・自分の知識や技術が役に立つ ・地域に貢献できる ・いずれ報酬となる可能性も有り |
デメリット | ・周囲の理解が必要 ・時間に追われる可能性有 |
パラレルキャリアの始め方
パラレルキャリアを始めよう!そう思ったときに、何から始めれば良いのか迷ってしまいますよね。始め方は3つのステップで行ってみましょう。
- ステップ1:実績を作っていく
- ステップ2:肩書きを作っていく
- ステップ3:横のつながりを作っていく
3ステップの詳細は以下の記事で解説しています。
女性がパラレルキャリアに取り組むことのメリット
女性がパラレルキャリアに取り組むことについて、私が考えるメリットは
- 日常を、より楽しめるようになる
- スキルの引き出しが増える
- 仕事が早くなる
です。理由については以下で解説していきます。
メリット①:日常を、より楽しめるようになる
女性は結婚、出産、育児により、ライフスタイルの変化が男性に比べると多いものです。その中で
と感じたり
と、感じてしまう方もいるのではないでしょうか。
数年前のわたしがそうだったのですが、何かを諦めてしまうと、自分に対して期待が持てなくなり、ただなんとなく日々を過ごしているような感覚に陥ってしまうかもしれません。
ライフスタイルの変化にただ戸惑うのではなく、変化を楽しみながら今できることを始めてみることで、イキイキとした日常になることもあります。
女性が目的や意志をもって何かに取り組む、それだけで本人だけでなく周囲にも影響を与えることとなりますよ。
メリット②:スキルの引き出しが増える
自分の興味あることに視点を向けたり、チャレンジすることで、スキルの引き出しはどんどん増えていきます。
パラレルキャリアでは、そうした「やりたいこと」に継続的に取り組みスキルにすることができます。
メリット③:仕事が早くなる
パラレルワークは、言い換えればダブルワークなので仕事を後回しにしていると、どんどんやるべきことが溜まります。
多くの仕事を要領よくこなすには、改善を繰返し習慣としていく必要があるのですが、パラレルキャリアではそうしたスキルも育ちます。結果、多くの人が自然と仕事を早くこなせる傾向となりますよ。メールの即レスや、早い報告は信頼性にも繋がります。
女性がパラレルキャリアに取り組むことのデメリット
女性がパラレルキャリアに取り組むことについて、私が考えるデメリットは
- ひとりで取り組むと孤独感がある
- 時間がなくなる
理由については以下で解説していきます。
デメリット①:ひとりで取り組むと孤独感がある
育児などがある場合は、本業とパラレルキャリアの両立は大変です。
また、一人で行っていると孤独を感じてしまったり、目的を見失いがちになる人もいるようです。そういったことにならないよう、一緒に頑張れる仲間を見つけたり、家族や友人に自分の思いを共有して応援してくれる人を増やすのがおすすめです。
デメリット②:時間がなくなる
単純に、現在の仕事以外にもう一つ取り組みをするわけですから、時間がなくなってしまいますよね。
パラレルキャリアに取り組むことで
と感じるのであれば、一旦距離を置くことも視野に入れましょう(離婚みたいですが・笑)
多少時間がなくなってしまったとしても「楽しい!」「やりがいを感じる!」と思うのであれば良いのですが、苦痛に感じるようなら長くは続かないように感じます。
自分自身、興味があったり、楽しめる分野を探すことも大切なのではないでしょうか^^
まとめ:パラレルキャリアは女性におすすめ|キャリア
女性におすすめのパラレルキャリアは
- ボランティア活動や社会貢献活動
- webライター
- 技術提供
- 地域に特化した、塾の主宰や地方コミュニティ運営
女性がパラレルキャリアに取り組むことのメリット
- 日常を、より楽しめるようになる
- スキルの引き出しが増える
- 仕事が早くなる
女性がパラレルキャリアに取り組むことのデメリット
- ひとりで取り組むと孤独感がある
- 時間がなくなる
結婚や育児といった、ターニングポイントに立つことが多い女性だからこそ取り組んで欲しいパラレルキャリア。
全ての女性に向いているとは言い切れませんが、取り組むことで今後の生き方そのものが変わっていく人生の転機となる場合も多いものですよ。今回は、女性にとってのパラレルキャリアについて解説しました。