主婦の働き方、キャリア

子どものキャリア教育とは?キャリア教育がはじまった背景や、育てたい能力などを具体的に解説!

まさお
まさお
←(注:我が子)学校からもらったキャリアパスポートを紛失してしまった…(鼻をほじりながら)
 なんだとぉぉぉ!!!

という、絶望的なやりとりを我が子としたことがあるのですが、突然始まったイメージの強い『キャリアパスポート』『キャリア教育』が何なのか、ご存知でしょうか?

 

世の中の働き方が変わりつつある現代、子どもたちを取り巻く環境も大きく変化しています。それに対応するためのひとつとして「キャリア教育」があげられます。

 

では「キャリア教育」とは、具体的にどのような教育をするものなのでしょうか。

 

今回は、親の私たちが知っておきたい、子どものキャリア教育についてと、我が子のキャリアパスポートは見つかったのか?についてお届けいたします。

  • キャリア教育とは
  • 基礎的、汎用的能力とは
  • 小学校、中学校、高校のキャリア教育について
  • キャリアパスポートとは

キャリア教育とは?

キャリア教育とは、「自分らしい生き方ができる力を育てるための積み重ね」です。つい「キャリア」と聞くと「仕事」というイメージが強くなりますが、子どもたちが自分らしい将来を手に入れるための学びの機会といえるでしょう。

 

なぜ今、子どもたちに向けてキャリア教育を行っているのでしょうか。文部科学省では、キャリア教育が求められる背景を以下のように述べています。

  • 少子高齢社会の到来、産業・経済の構造的変化や雇用の多様化・流動化
  • 就職・就業をめぐる環境の変化
  • 若者の勤労観、職業観や社会人・職業人としての基礎的・基本的な資質をめぐる課題
  • 精神的・社会的自立が遅れによる、子どもたちの生活や意識の変容
  • 高学歴社会におけるモラトリアム傾向が強くなり、進路意識や目的意識が希薄なまま「とりあえず」進学したりする若者の増加

(引用:キャリア教育が求められる背景とその基本的な考え方/※一部要約しています)

 

単刀直入にいうと、意味がわかりません。モラトリアムて何やねんという話です。

 

つまり、簡単にいうと

コスト削減で求人も減っているので、就職するのが難しい時代になってきたよ。ぼんやり生きていると置いていかれるから、子どものうちから自分の将来のことを考えておくようにしよう。なりたい自分になれるように、ちゃんと勉強して立派な大人になってね。

ということですね。

 

キャリア教育で育成する、基礎的・汎用的能力とは

なりたい自分になるために、キャリア教育で育成する能力として、社会的・職業的自立に向けて必要な基盤となる能力「基礎的・汎用的能力」が定義されています。

 

基礎的・汎用的能力は、下記4つの能力で構成されています。

  • 人間関係形成・社会形成能力
  • 自己理解・自己管理能力
  • 課題対応能力
  • キャリアプランニング能力

それぞれの能力について、簡単に解説します。

人間関係形成・社会形成能力

俗にいう、コミュニケーション能力です。

 

コミュニケーション能力は、社会で働くための基礎となる能力になります。特に価値観の多様化や国際化がすすんだ現代では、性別や年齢、個性、国などを超え、さまざまな人との連携が必要です。

 

子どものころから、他者との関係を築く力を身につけておくことは、重要であるといえるでしょう。

自己理解・自己管理能力

若者の自己肯定感の低さが指摘されている現代。自分ができることや役割を理解し、自己をコントロールする力をつけることが望まれています。

 

子どものころに「やればできる」という経験を経たり、自分の得意なことを知ったりすることで、育てられる能力であると定義されています。

課題対応能力

物事を前に進めていく上で、重要な能力です。

 

生きていく上でさまざまな課題に対応し、解決することができる力といえるでしょう。キャリア教育での活動の計画、実施、振り返りなどを経て、高めていきたい能力でもありますね。

キャリアプランニング能力

「働くこと」の意義を理解し、自らが主体的にキャリアを形成していく力です。 自分がなりたい将来を設計し、そのために何をすべきかを考える能力ともいえます。

 

キャリア教育では、繰り返し将来を見通すことで育てていきたい能力として考えられています。

小学校・中学校・高等学校、各学校のキャリア教育

子どものキャリア教育は、なりたい自分になるための能力を育てるものということが分かりました。

 

それでは、具体的にどういった目標を持ってキャリア教育は行われているか、小学校・中学校・高等学校の各学校ごとに確認してみましょう。

小学校のキャリア教育

「進路の探索・選択にかかる基盤形成の時期」に位置付けられるのが、小学校のキャリア教育です。いわば土台作りの時期というわけですね。

 

小学校では、以下の目標を持ってキャリア教育を進めていきます。

殿
殿
表の左側は難しい言葉だから、右側を見るとわかりやすいですよ!
自己及び他者への積極的関心の形成・発展 自分や友だちのよさを見つけて、お互いに認め合い、協力し合う。
身のまわりの仕事や環境への関心・意欲の向上 「職業調べ」で両親や身近な人の仕事を調査し、働くことに興味を持つ。
夢や希望、憧れる自己イメージの獲得 憧れとする職業をもち,今しなければならないことを考える。
勤労を重んじ目標に向かって努力する態度の形 働くくことの大切さを知り、実現を目指して努力しようとする。

最初は学校に慣れるところからはじめ、自分や友だちとの関わりを深めていきます。

 

そして「職業調べ」で両親や先生などの身近な人の仕事を知ることで、自分の将来を描くきっかけににつなげていく内容となっていることが分かりますね。

中学校のキャリア教育

キャリア教育においては、現実的探索と暫定的選択の時期といわれる中学校。自分自身の役割を知り、現実的に自分の将来を考えはじめる時期でもあり、高等学校への進路選択の時期ともいえるでしょう。

 

中学校では、以下の目標を持ってキャリア教育を進めていきます。

肯定的自己理解と自己有用感の獲得 自分の気質や性格、価値観、考え方など内面を知り、自分の存在は他者に対してどう役立つのかを知ること。または「他人の役に立った、喜んでもらえた」という経験を積むこと
興味・関心等に基づく勤労観・職業観の形成 「職場体験」などを通じて、仕事って何?なぜ働くの?ということを形作ること
進路計画の立案と暫定的選択 日々の活動や行事などから、これからどのような道に進むのか、将来について考えるキッカケを作ること
生き方や進路に関する現実的探索 「進路指導」によって、生き方や進路について現実的に考えること

「職場体験」や「進路指導」により、自分の意思で選択できる力につなげる内容になっています。

中学校のキャリア教育については【中学校のキャリア教育】中学生の子どもを持つ親が知っておきたいことで詳しく解説しています。

【中学校のキャリア教育】中学生の子どもを持つ親が知っておきたいこと わが子がいよいよ中学生に! 自分が中学2年生の頃は、「たまごっち」を内緒で学校に持って行き、授業中にたまごっちが死...

高等学校でのキャリア教育

高等学校のキャリア教育は、現実的探索・試行と社会的意向準備の時期と位置づけられます。

 

高校卒業後の進路は、中学校卒業時よりもさらに広がります。自分のことを深く知り、たくさんある選択肢の中から自分に合う将来をつかみ取るために、進路の判断を行う時期というわけですね。

 

高等学校では、以下のような目的を持ってキャリア教育が行われます。

自己理解の深化と自己受容 自分ができることや得意なことなど、自分自身の適正能力を知る
選択基準としての職業観 インターンシップなどの「仕事体験」を通じて、自分自身の職業選択へとつなげる力をつける
将来設計の立案と社会的移行の準備 自分の将来なりたい姿と、それを叶えるために準備を行う
進路の現実吟味と試行的参加 自らの進路について、具体的な目標と課題をもって実現のために取り組む。

小学校・中学校・高等学校でのキャリア教育で、積み重ね育ててきた能力が芽吹く時期ともいえるでしょう。自分の進路を自分の意思で決められた経験は、子ども自身の自信にもつながります。

 

高等学校では、子ども自身の現実的な将来のために選択できる力をつけるキャリア教育が行われます。

2020年にスタートしたキャリアパスポートって何?

2020年4月、キャリアパスポートがスタートしました。キャリアパスポートとは、小学校・中学校・高等学校の12年もの間、子ども自身が記入し引き継いでいく記録であり、人生におけるポートフォリオとも呼べる存在です。

まさお
まさお
人生におけるポートフォリオとも言える「キャリアパスポート」を紛失したのさ。どこにあるのかサッパリわからないね(by我が子:小学1年生)

最初にお伝えしたとおり、キャリア教育とは「自分らしい生き方ができる力を育てるための積み重ね」であり、各学校での学びをつなげていく必要があるのです。学校を超えてつなぐキャリアパスポートで、記録を繰り返し振り返れるようにすることで、自分の将来を見通しを立てられるように考えられています。


(出典:国立教育政策研究所|キャリアパスポートってなんだろう?

もちろん、職場体験やインターンシップなどの特別活動だけを振り返るものではありません。各学校ごとに、学校や地域の特色があるキャリアパスポート作りに尽力しています。

 

動き出したばかりのキャリアパスポートではありますが、小学校・中学校・高等学校とをつなぐことで、自分自身を客観的に見る力もつく良い機会にもなることでしょう。

まとめ

今回は、子どものキャリア教育についてお届けしました。

 

積み重ねや振り返りを通じて行われるキャリア教育。子どもたちの将来のために、さらに重要視される教育になることは間違いありません。将来への見通しが悪い現代において、キャリア教育で育成されたさまざまな能力は、子どもたちにとって強い味方になることでしょう。

 

キャリア教育は学校だけでできるものではありません。家庭でも協力するために、小学校・中学校・高等学校でのキャリア教育を知って、私たち親も子どもたちのより良い将来に向けて、より添っていきたいものですね。

 

ちなみに我が子(小学1年生)が紛失したキャリアパスポートは、姉(小学4年生)のものをコピーしたり偽装工作して持っていかせました。

おっしまーい!

参考:
小学校キャリア教育の手引き(改訂版)
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/career/1293933.htm
中学校キャリア教育の手引き
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/career/1306815.htm
高等学校キャリア教育の手引き
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/career/1312816.htm

 

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