【ジョブカード】履歴書・職務経歴書との違いは？就職活動に有利なのは？

 

 

ジョブ・カードの中には、履歴書や職務経歴書をより詳しくしたような用紙も含まれており、実際に「履歴書」「職務経歴書」として企業に提出することも可能です。

 

今回はジョブ・カードと履歴書や職務経歴書の違いについて詳しく解説します。「どちらを活用すればいいのか迷っている方」に向けての記事となっています。

「ジョブカード」と「履歴書・職務経歴書」の違い

まず最初に、「ジョブ・カード」と「履歴書・職務経歴書」の違いを確認しましょう。

 

ジョブ・カードは18枚のシートから成り立っており、その中に「履歴書・職務経歴書」とほとんど変わらないものが組み込まれています。その違いについて、多く寄せられる質問に答える形で解説します。

 

ジョブ・カードとは

ジョブ・カードとは、厚生労働省が推奨している「キャリア形成」「就職・転職活動」に役立てる書き込み式のシートのことです。

ジョブカードは、どこで入手できる？

ジョブ・カードは厚生労働省のサイトから無料でダウンロードできます。

厚生労働省ホームページのダウンロード＞こちら

 

ジョブ・カードって、履歴書・職務経歴書以外に何があるの？

ジョブ・カードの種類は、主に次の5つ。書き込み式のシートとなり詳細は下記をご確認ください。

 

5つのシートのどれが、履歴書・職務経歴書になるの？

③の職業能力証明シートが「履歴書」になり、④の職務経歴書がそのまま「職務経歴書」になります。

 

ジョブ・カードにおける「履歴書・職務経歴書」について

	ジョブ・カードでは？	何を書くの？
履歴書	③職業能力証明シート	職業能力証明シート（免許・資格） 職業能力証明シート（学習歴・訓練歴） 職業能力証明シート（訓練成果・実務成果）
職務経歴書	④職務経歴書	一般的な職務経歴書とほぼ変わらない 【相違点】 ジョブ・カードは志望動機を書き込む蘭がある ジョブ・カードは自由形式ではない
まとめシート	⑤エントリーシート	※1）以下で解説します

ジョブ・カードとは？何に使う？活用するメリットや効果について解説この記事では、ジョブ・カードがどのようなものなのかイメージを掴んでもらうための記事となっています。ジョブ・カードの概要や活用の仕方、ジョブ・カードを書くメリットやデメリットも紹介しています。...

「ジョブカード」と「履歴書・職務経歴書」それぞれのメリットとデメリット

似て非なる「ジョブ・カード」と「履歴書・職務経歴書」ですが、それぞれのメリット・デメリットを以下にまとめましたので参考にしてください。

 

◇「ジョブ・カード」と「履歴書・職務経歴書」それぞれのメリット

名称	メリット
ジョブ・カード	自分のキャリアやスキルを棚卸できる 自分の強みを明確化できる これからの自分のキャリアに向き合うことができる 教育訓練や求職時に活用出来る パソコンで書き保存することで、何度でも書き換えが可能
履歴書 職務経歴書	多くの企業では「履歴書」と「職務経歴書」がメジャー（ジョブ・カードは応募書類として認めない企業もある） ジョブ・カードより簡単に書きあげることができる

 

◇「ジョブ・カード」と「履歴書・職務経歴書」それぞれのデメリット

名称	デメリット
ジョブ・カード	記入に時間がかかる 応募書類として使えない場合もある
履歴書 職務経歴書	パソコン用のテンプレートもあるが、まだまだ手書きが主流で、就活の都度の作成に労力を使う 職務経歴書に至っては、ジョブ・カードのようなテンプレートがないために作成に構成が必要となる

 

ジョブ・カードはソフトウェア上での保存、パソコン上での保存ができるので、何度でも書き換えが可能、転職のときに『履歴書・職務経歴書の作成』が楽になります。

 

 

ジョブ・カードを書くことで、履歴書・職務経歴書の作成だけでは見えてこなかった自己理解や仕事理解といった分析をすることができます。

ジョブ・カードを書くことがなければ、自分自身のキャリアと真っ向から向き合うチャンスはそう多くありません。

 

一方、ジョブカードは書き上げに時間がかかるため、一人で書き上げるのは大変です。

※キャリアコンサルティングの利用については後述しています。

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「ジョブカード」と「履歴書・職務経歴書」就職に有利になるのはどっち？

「ジョブ・カード」と「履歴書・職務経歴書」で、就職に有利になるのはどちらでしょうか？

詳しく解説しましょう。

「ジョブ・カード」と「履歴書・職務経歴書」どちらを応募書類にに用いるべき？

 

ここまでのところで、ジョブ・カードの中にある「職業能力証明シート・職務経歴書」は、従来の履歴書や職務経歴書と大きな差がないと理解して貰えたはずです。

どちらを用いたとしても、完成度が高ければ採用担当者の目に留まり面接・採用へと繋がる可能性もグンとあがるはずですよ。

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「応募書類」から「面接」「就職相談」まで、キャリアコンサルティングを活用してみよう！

キャリアコンサルティングでは、応募書類の作成サポートだけではなく、面接の指導や仕事に関わる相談全てに応じて貰えます。

 

「ジョブ・カード」も「履歴書・職務経歴書」も、完成度の高いものを書くことが目的ではなく、希望就業先への採用が目的です。

多くのライバルと選考書類で差をつけ、面接・採用とスムーズに進め、就職後も「この職場を選んでよかった」と、イキイキと働くための最初の一歩が書類選考です。

 

キャリアコンサルティングの効果を実感しやすい人

キャリアコンサルティングの効果を実感しやすいのは、以下のような方々です。

 

対象者	悩み
学生	進路や志望校の選択で悩んでいる 資格取得・試験で思うような結果を出すことが出来ない 職業・資格の情報収集をしたい 面接でいつも、つまずいてしまう 内定・採用が切らずに自信を無くしている 就職活動における知識を学びたい やりたい仕事や働き方が定まらず、悩んでいる
社会人	職場での人間関係・環境について悩んでいる 昇進やキャリアの見直しに向け、キャリアプランを立てたい 今の働き方に不安・不満を感じる 転職や独立を考えている 今のままでよいのか不安を感じる 仕事が続かない
◇セカンドキャリアを考える方々 ・産育休中（明け） ・定年退職前（後）	仕事復帰をしたいが、何から始めていいのか分からない 今後の働き方について、相談したい 育児と仕事の両立に不安を抱えている

 

キャリアコンサルティングは、転職や就職などのタイミングでなくても働き方にまつわることであれば、どのような方でも相談することが可能です。

 

キャリアコンサルティング（キャリア相談）とは？得られる効果・費用や相談の流れ キャリアコンサルタントが2016年4月に国家資格となり、キャリアコンサルティング（キャリア相談）が広まりを見せて...

まとめ：【ジョブカード】履歴書・職務経歴書との違いは？就職活動に有利なのは？

今回は「ジョブ・カード」と「履歴書・職務経歴書」の違いについて解説してまいりました。

 

履歴書・職務経歴書は書き上げるのが本当に大変ですよね。正直なところ、ジョブ・カードを書き上げるのはもっと大変です。

 

とはいえ、ジョブ・カードは履歴書や職務経歴書といった「応募書類」として就活に役立てるだけでなく、今後のキャリアと真摯に向き合うツールとなります。また「生涯を通じたキャリア・プランニング」「職業能力証明」にもなります。

 

人生100年時代といわれ、就労期間が延び行く今だからこそジョブ・カードを書いてみるのもオススメですよ。

 

おっしまーい^^