再就職を求めるときに必要となる履歴書。中でも特に悩むのが「志望動機」ではないでしょうか。とはいえ、志望動機は採用の要にもなるために気を付けたいところ。
今回は、以下について解説します。
- 採用したくなる履歴書について
- 志望動機・作成の書き方
- 【例文有り】志望動機・書き方の注意点
- キャリアコンサルティング(キャリア相談)について
【主婦の仕事再開】採用したくなる履歴書について
採用したくなる履歴書のポイントを解説します。
「採用したくなる履歴書」のポイントは、以下2点を「志望動機」に盛り込むことです。
- 自分自身が応募先の企業で生かせる強み
- 応募企業先への想い
よくあるのが、どちらか片方のみをアピールしている志望動機が多いこと。
どれだけの経験や実績があっても「なぜ、当社を選んだのですか?」という問いに答えることができなければ、「なぜ弊社なのか」が伝わりません。
一方で、憧れなどからくる応募企業先へ想いだけでは「当社でどのようなスキルを発揮できますか?」が伝わりません。
採用担当者は「企業にマッチした人材」を探すために選考しています。簡潔で分かりやすく、「一緒に働きたい」と思わせる志望動機を作り上げるのがポイントとなります。
主婦も立派なキャリアですし、自信を持ってください!
【主婦が仕事再開】よりよい志望動機欄を作成する書き方
よりよい志望動機欄を作成するための「書き方のポイント」は、以下の3つの構成で文を作成することです。
- 結論(導入文):志望する理由
- 根拠(中盤文):それはなぜか
- 目的(締め文):応募企業先で働きたい理由
詳しく解説しましょう。
①結論(導入文)
志望動機欄は、まず結論から書きましょう。「なぜ、御社を志望するのか」の答えを最初に書いて文章に引き込むことがポイントです。
志望動機に限りませんが、誰かに何かを伝える際には結論から始めるのが、会話や文章をスムーズに進める共通のルール。覚えておきましょう!
導入文で採用担当者に一目置かれなければ、最後まで読んでもらえない可能性もあります。
「結論」というだけあり、最後に持ってくるイメージが強い方も多いものです。
相手の労力を最小に抑えて自分が言いたいことをスムーズ伝える場合には、まず「なぜ御社に応募するのか」といった結論から伝えるようにしましょう。
◇結論(導入文)の一例
前職の広告代理店での経験を活かせる仕事を探していました。御社の募集要項を見て働きたいと思い、すぐに応募いたしました。
②根拠(中盤文)
結論を伝えたら、その根拠を書きましょう。根拠とは「なぜなら~」と、続く理由のこと。
結論に続けて、根拠である「なぜなら」を伝えることで説得力が増します。それによって、自分の就労にかける思いは「御社でしか叶えられない」と、熱い気持ちが伝わる文章に仕上がります。
◇根拠(中盤文)の一例
独身のときは、広告代理店での広報を中心にとした「マーケティング部門」を担当していました。「どのようにすれば商品の魅力を伝えることができるのか」「どの世代にヒットする商品なのか」などを、考えて行動することを得意としていました。その経験を活かし、これからはweb広告の分野で、自分の経験や実績、PRといった強みを発揮できないかと考えています。
目的(締め文)
結論・根拠を伝えたら、最後に「目的」を書きましょう。目的とは「なぜ、ここの企業ではたらきたいのか」という思いを伝える部分であり「志望動機」の最重要ポイントとなります。
よくあるのが、結論と根拠だけ書き上げ「完成」と、思ってしまうケース。それだけでも一見、自分PRできているかのように見えます。しかし、採用担当者からすると結論と根拠だけでは、「〇〇の分野で働きたいのなら、他企業でもいいのでは?」と捉えてしまう可能性もあります。
もちろん採用担当者側もプロなので「弊社だけに応募しているわけではない」と、予想はついているでしょう。ただ、「多くの企業の中から検討した後に、弊社が希望先に残った」ということが伝われば、印象も変わってきます。
例文を紹介しましょう。
◇目的(締め文)の一例
御社は、web広告・webマーケティングを中心として日本国内の大手と数多く取引をなさっています。私が前職で担当していたマーケティング部門も、国内に拠点を置く大手との取引が中心でした。その経験を活かし新たに御社で活躍したいと考えています。
◇目的(締め文)のポイント
応募先企業について、以下のことについて調べてみましょう。企業情報と自分が求める働き方を洗い出すことで、共通点している部分を「目的」として志望動機に盛り込みやすくなります。
- 仕事内容
- 事業内容
- 業界情報
- 理念
- 取引先
- 同業他社との違い など
【例文有り】履歴書|志望動機の書き方の注意点
志望動機欄の、書き方の注意点を解説します。
特に気にかけて欲しいのは以下のことで、提出する前に必ずひとつずつチェックしてみましょう。
◇履歴書|志望動機欄の注意点・チェックポイント
企業側にメリットある文章になっているか |
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業界ファーストではなく、御社ファーストになっているか |
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自己満足の文章になっていないか | 自分のことばかりを語っていないかを、最終チェックしてみましょう
※「御社にとって」「御社のために」が主語になる文章も必ず組み込みましょう。 |
また、自分が事業を展開した際、この志望動機を書く相手と「一緒に仕事をしたいかどうか」を考えてみることも効果的ですよ。
例文|注意すべき書き方
「注意すべき書き方」の例文も、いくつか紹介しましょう。
NG編 | OK編 | |
子育て |
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報酬 |
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福利 構成 |
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同じ内容でも、伝え方ひとつで相手への印象が大きく変わります。面接時の練習にもなりますので、よく考えて文章を作り上げましょう。
主婦が「より自分らしく」仕事を再開するために|キャリアコンサルティング(キャリア相談)の活用
もし、今現在も尚「どのような働き方が自分に見合っているのか分からない」「本当はどのような仕事がしたいのか分からない」と悩んでいる方は、キャリアコンサルティング(キャリア相談)を活用してみませんか。
キャリアコンサルティングとは、国家資格を保有したキャリアコンサルタントが相談者にとって最適な仕事や見合った働き方の提案をし、キャリアをより良い方向へと導いてくれます。
相談者の抱えている悩みや生活の背景を積極的に受け止め、人生がより良い方向へ向かうために全力で支援してくれます。
子育てや家事をしながら、仕事を探して履歴書を書いて面接を受けるのはとても大変なことです。採用決定後も、「本当に、仕事と育児や家事を両立できるのだろうか」と不安も募る方も多いと思います。だからこそ、「この仕事を選んでよかった」「仕事によって暮らしを充実できた」と感じる仕事を選びたいですよね。
キャリアコンサルティングでは、主婦という膨大なキャリア経験量を質へと変換し「より自分らしく」仕事をするための手助けをしてくれますよ。
いいカウンセラーに出会うことで、これからの人生が大きく開ける可能性もあります。
キャリアコンサルティングについて、さらに詳しく知りたい方は以下記事もあわせてご覧くださいませ。
まとめ:【主婦の仕事再開】採用したくなる履歴書|志望動機の作り方や注意点
今回は、履歴書の「志望動機欄」について詳しく解説しました。
志望動機欄の書き方によって、面接までたどり着くかどうかが左右されるといっても過言ではありません。
ぜひ本記事を参考に、魅力的な志望動機を作り上げてくださいね!
おっしまーい^^