専業主婦が仕事をしたいと考えたとき、ネックになるのは子供の預け先です。
保育園に預けられないと仕事の面接に落ちてしまう
卵が先か、にわとりが先かというジレンマに陥る専業主婦も多いことでしょう。
今回の記事は仕事をしたいと考える専業主婦が、保育園に子供を入れないでも働ける方法について考えてみたいと思います。
また、専業主婦でも保育園に入れる方法も解説いたします。
- 専業主婦は保育園に子供を入れるのは不利?
- 保育園に入れなくても働く方法
- 保育園以外で子供を預けられる場所
仕事をしたい専業主婦が保育園に子供をいれるのはかなり難しい
厚生労働省の「令和元年10月時点の保育所等の待機児童数の状況について」によれば、令和元年10月の待機児童数は43,822人であり、平成30年10月と比較して3,376人減少したものの、また、平成31年4月時点との比較では、27,050人増加しています。
保育園は働くママが子供を預ける場所で、優先順位が高い順に入所できるようになっています。
保育園の入園優先順位が高いのは、フルタイムで働く親やひとり親などです。ところが、働くママが増えてきて、フルタイムやひとり親であっても入所できない地域も増えてきています。
そんなフィールドの中で、専業主婦が子供を保育園に入所させるのはかなり難しい状況です。
仕事をしたい専業主婦が保育園に入れなくても働ける方法
専業主婦が仕事をしたいと考えたときに、まず思いつくのはパートやアルバイトなどの仕事かもしれません。
実は、外で働く以外にも家の中で働く方法があります。
- 在宅ワーク
- ネットショップ
- ファミリーサポートセンター
について解説いたします。
在宅ワーク
在宅ワークとは、家にいながら仕事をすることです。
- webライター
- SNS代行
- オンライン秘書
- データ入力
- デザイン
などの仕事をクラウドワークス、ランサーズなどのソーシングサービスから案件を取り仕事をします。
家にいながら空き時間で仕事をすることができる上に、がんばればパートくらいの収入を得ることが可能です。
ネットショップ
ハンドメイドが得意であったり、せどりなどの物販を仕事にしようとしたときにネットショップを開設することもできます。
- 絵を描くこと(デザイン・イラスト)
- 相談に乗ること(占い・美容・ファッション)
- WEB制作
- 動画、音楽制作
- サポート代行
- コーチング
- お茶会
- 語学レッスン
などもネットショップで販売できます。
ネットショップは資金が少なくても始められるという利点もありますが、開設する場合はネットやパソコンが使える環境にあることが必要です。
ファミリーサポートセンターで働く
在宅の仕事で変わり種では、自分の子供と一緒に他の子供の保育をするという仕事があります。
ファミリーサポートセンターとは
子育ての補助を行う地域型の子育て支援制度のことです。子育て支援をしてほしい「依頼者」と子育てを支援する「サービス提供者」から成り立ちます。
依頼者はサポートセンターに登録し支援の依頼を出すと、サービス提供者を紹介してもらえるというシステムです。
お住まいの市区町村の自治体によって、サービス内容や代金は違います。
子供を預かってもらう場所は、「依頼者またはサービス提供者の自宅」「児童館」「子育て支援センター」などの、サポートセンターに認められた場所になります。
自宅で自分の子供の面倒を見ながら、他のお子さんの保育を仕事にしている専業主婦もいます。
仕事がしたい専業主婦は『限定』で働く
保育園に入れなくても外で働く方法は、
- 土日だけ働く
- 早朝だけ働く
- 深夜だけ働く
などの限定で働くことです。
自分が働きに出るときに家族に子供をみてもらえれば、保育園に入れずに働けます。
土日や早朝や深夜は休みたいという人も多く働き手が不足していることもあり、仕事を得やすい状況です。
またその分、通常よりも時給も高く設定されています。
筆者の知人に、子育てをしながら早朝だけ働きたいと近所のパン屋さんで朝4時半から7時半までバイトしているママがいました。
ご主人の出勤時間前までに戻れる時間帯を選んで働けたとのことです。
ただし、子育てしながら早朝や深夜のお仕事は大変です。くれぐれも無理なされないようにお仕事してくださいね。
- 家族との時間も大切にしたい
- 体力的に厳しいのもちょっと
と考える方には、保育園以外で子供を預けられる場所をご紹介いたします。
仕事がしたい専業主婦が保育園以外で子供を預けられる場所
本来ならば認定保育園に子供を預けたいと思いますが、認可保育園はとても入所が難しく入るのも至難の業かもしれません。
そのような中で子供を預けられる場所があります。
- 認定外保育園
- ベビーシッター
- ファミリーサポートセンター
- 延長保育制度のある幼稚園
について解説していきますね。
認可外保育園
認可保育園は、児童福祉法において「保育所」という名称で定められており、保育を必要とする乳児や幼児を保護者のもとから通わせて保育することを目的とする施設です。
厚生労働省管轄の児童福祉施設で、国が定めたさまざまな設置基準をすべてクリアしており、都道府県知事に認可されているという特徴があります。
認可保育園と認可外保育園の違いは、
- 国が定める基準に満たしていない
- 国からの補助金がないので認可保育園に比べると費用は割高
という点です。
多くの人が、利用料補助のある認可保育園を希望するため、認可保育園よりは認可外保育園のほうが比較的に入所しやすい傾向があります。
ベビーシッター
少しコストはかかりますが、働くときだけベビーシッターを雇うということも手段のひとつです。
パートの時給と換算して赤字にならないか検討する必要があります。
ファミリーサポートセンター
前述のファミリーサポートセンターでも、子供を預かってもらうことは可能です。
費用は良心的ですが、保育士の資格がある人に見てもらえるというわけではありません。
延長保育制度のある幼稚園
幼稚園が行なっている延長保育のことを「預かり保育」といいます。
園によって預かる時間帯が異なりますが、
- 通常の登園前の時間(7時〜)
- 通常の降園後の時間(〜19:00)
まで延長で保育をしてもらえます。
文部科学省によれば、幼稚園における在園児(満3~5歳児)の預かり保育実施状況は令和元年度に、預かり保育を実施している幼稚園は全体の87.8%であった(公立:70.5%、私立:96.9%)ということから、預かり保育の実施状況は増加してきていると言えます。
ただし、保育園には0歳児から入園できますが、延長保育が利用できる幼稚園は幼稚園に入る年齢までは利用できません。
まとめ それでも仕事をしたい専業主婦が保育園に子供を入れたいときは?
やはり専業主婦が、最初から認定保育園に入所するのはかなり難しいと言えます。
しかし、
- 在宅ワークやネットショップをする
- 「朝だけ」「夜だけ」など『限定的』に働く
- ファミリーサポートの「サービス提供者」になり、自宅で子供を預かる
など、保育園を利用しないで働く方法もあるので、視野に入れるとよいでしょう。
働いている実績があれば、保育園に入所できる場合もあります。
また、認可外保育園の入所も選択肢の1つです。
認可保育園より費用は高い傾向にありますが、認可外保育園に預けて働けば保育点数が高くなり、認可保育園の入所が近くなります。
他にも、ベビーシッターを利用したり、ファミリーサポートを利用者として使ってもよいでしょう。
「保育園に入れないから働けない」と諦めてしまうママは多いと思いますが、この記事で希望を持ってもらえたら嬉しいです。
応援しています!
おっしまーい^^